ラサール石井ら「政権批判する勇気ある芸人」の本質
2020年 05月 12日
お笑い芸人のラサール石井が、共産党議員の活動を褒めたうえで、共産党なんて名前は変えるべきなのに無理だろうと腐し、これを松尾貴史が拡散した。
これに対して、外国でも「共産党」を含めて党名変更したところはことごとく失敗している現実が指摘された。また「失礼」であるという実にもっともな指摘もあった。どうしても主張したかったら入党して党友たちを説得して多数派となり執行部や党大会への提案とすべきなのに、他所から口出すのは非常識である。
こんな当たり前のことすら解らないのだ。ラサール高校を出ている以前に大人なのに。
戦前、共産党は軍国主義に抵抗して弾圧され死者も出しており、また、治安維持法に反対してテロに倒れた山本宣司議員らを擁した労農党が、戦後に合流して吸収合併となり、さらに、路線の違いから分離して理念は同じだが名は変えた党が出来たけれど全く支持されなかった。
これらの事実にも関わらず、共産党は名を変えろと言う人は、軍国主義と闘った老舗の党だから屋号を信頼して入党したり支持したり投票したりする人および弾圧で殉死した人を、侮辱しているのだ。
ただ、どんなに議員が頑張っていても共産党は共産党だからダメだ~と言うのは「勇気をもって政権批判」している芸人の処世術であり、必須ともいうべきことではある。
ラサール石井もだが、そんな芸人たちは他でも、例えば沢尻エリカが逮捕された時に、あれは政治スキャンダルが相次いで政権が困ったから国民の目を芸能スキャンダルに向けようとする陰謀だと説いていた。そんな根拠のない憶測より、実際に芸能を優先し政治を隠す番組づくりした放送局を批判すべきだ。しかし商売に関わるから陰謀説でお茶を濁すのだ。

しかも、ただ商売を気にしているだけではない。軍国主義と闘い殺された人もいる老舗の党だからこそ投票する人もいるので党名は変えないと同党が見解を発表していると知りながら言うのだから、どっちの方面に気を使っているのか容易に察しがつく。
もちろん、是々非々で共産党の頑張っている議員は褒めるけれど、しかし共産党は嫌いということもある。それなら、立憲民主党や国民民主党の議員も共産党の議員と同じくらい頑張って欲しいと言えばいいはずだ。
そうではなく共産党は名前を変えないのが悪いと言い出し、どんなに所属議員が良くやっていても共産党は共産党だからダメという話に持っていく。
これは野党の応援ではなく、自分は反共だという宣言であり、結局は自民党を応援しているのだ。
だいたい、よく居る「安倍内閣が不祥事や失政と無策にも関わらず長続きしているのは野党がだらしないからだ」と言う人は、野党のだらしなさについて具体的な指摘が無いことが多く、しかし共産党の議員は頑張っていることが話題になると「でも共産党は名前の印象が悪いのに変えないからダメだ」と言うものだ。
こんな回りくどいことしないで、失政でも不祥事でも自民党が好きで、蓼食う虫も好き好きだからいいじゃないかと言うべきだ。
結局こういう姑息な処世術の芸人たちは、政権べったりの公共放送があれだけ問題になっても批判しないが、隙間産業的に商売で政権を軽く批判するコラムを載せる地方紙聞と同じ程度の軽さで政権批判もする。
つまりNHKにも東京新聞にも両方出たい。しかし、どちらか一方とるなら大きいからNHKになる。

by ruhiginoue
| 2020-05-12 05:07
| 芸能





