桜井充と八代英太と船後靖彦
2020年 05月 24日
桜井充参議院議員が、野党の統一候補として当選しておきながら、野党の議会派を離れて自民党の議会派に入った。それも検察庁法で与党の態度が批判されている最中に。だから「よくやるよ」と言われていた。
これでは公約違反なので、議員辞職して改めて選挙に立候補するべきだと問題になったが、こういうことをする議員は過去に大勢いた。もちろん原因は法律の不備だが、ここまで恥知らずなことをしても、そのおかげでむしろ地位が安泰という現実が、法律以前の問題だろう。
この行為について桜井充参議院議員は「与党に行かないと仕事できない」と説明しているそうだが、仮に本心だとしても「今さら何だ」である。
これと同じだったのが八代英太議員である。
この名は芸名だから、野党から自民党に寝返ったおかげで役職を得たさい戸籍名も使用するようになった。元は俳優で、舞台の奈落から底に転落して重症を負い、車いす生活になった。
それでも仕事を続ける人は世の中にいくらでもいる。俳優でも『スーパーマン』で知られるクリストファー=リープなどが知られている。
しかし廃業する人もいる。八代英太は障害者になって福祉の貧困を思い知ったと訴えて選挙に立候補し、国会議員に当選した。
この時すでに、芸能人を続けられなくなったので知名度があるうちに同情票を集めて議員になって「転んでもただは起きぬ」ということだとマスコミでも世間でも皮肉られていた。
そしてしばらくすると、比例代表制の導入などタレント議員を排除する動きがあり、そこで自民党に寝返る。
もともと八代英太議員は障害者の福祉だけでなく平和運動にも関与していたから、その運動と真っ向から対立していた自民党に入ることは裏切りという誹りを受けた。
それどころか、もともと極右なのが船後靖彦議員である。
この人は、拠って立つ思想家がナチス党員のハイデガーだと公言している。彼が「二十世紀最大の思想家」とまで賛美するハイデガーは処世術ではなく自分の思想とナチズムが合うから入党した。船後靖彦議員は身体障害者が迫害された現在の政策でさえ擁護する重度の身体障害者である。
かつて、やはり車いすで「五体不満足」と売り出した乙武洋匡という人が不倫で騒がれる前に自民党から選挙に出て議員になろうとしたが、この人も三島由紀夫の『金閣寺』に出てくる柏木みたいな人だと言われていた。

そういう人たちが存在する現実であるが、今後、船後靖彦議員はどうなるか。桜井充参議院議員のようにするだろうか。山本太郎もと議員のおかげで当選したが、すると、山本太郎議員が痛烈に批判してきた安倍晋三総理から当選祝いがあった。
まだ山本太郎とれいわ新選組に人気があるけれど、そうでなくなったら、行くべき処に行くのではないか。


これでは公約違反なので、議員辞職して改めて選挙に立候補するべきだと問題になったが、こういうことをする議員は過去に大勢いた。もちろん原因は法律の不備だが、ここまで恥知らずなことをしても、そのおかげでむしろ地位が安泰という現実が、法律以前の問題だろう。
この行為について桜井充参議院議員は「与党に行かないと仕事できない」と説明しているそうだが、仮に本心だとしても「今さら何だ」である。
これと同じだったのが八代英太議員である。
この名は芸名だから、野党から自民党に寝返ったおかげで役職を得たさい戸籍名も使用するようになった。元は俳優で、舞台の奈落から底に転落して重症を負い、車いす生活になった。
それでも仕事を続ける人は世の中にいくらでもいる。俳優でも『スーパーマン』で知られるクリストファー=リープなどが知られている。
しかし廃業する人もいる。八代英太は障害者になって福祉の貧困を思い知ったと訴えて選挙に立候補し、国会議員に当選した。
この時すでに、芸能人を続けられなくなったので知名度があるうちに同情票を集めて議員になって「転んでもただは起きぬ」ということだとマスコミでも世間でも皮肉られていた。
そしてしばらくすると、比例代表制の導入などタレント議員を排除する動きがあり、そこで自民党に寝返る。
もともと八代英太議員は障害者の福祉だけでなく平和運動にも関与していたから、その運動と真っ向から対立していた自民党に入ることは裏切りという誹りを受けた。
それどころか、もともと極右なのが船後靖彦議員である。
この人は、拠って立つ思想家がナチス党員のハイデガーだと公言している。彼が「二十世紀最大の思想家」とまで賛美するハイデガーは処世術ではなく自分の思想とナチズムが合うから入党した。船後靖彦議員は身体障害者が迫害された現在の政策でさえ擁護する重度の身体障害者である。
かつて、やはり車いすで「五体不満足」と売り出した乙武洋匡という人が不倫で騒がれる前に自民党から選挙に出て議員になろうとしたが、この人も三島由紀夫の『金閣寺』に出てくる柏木みたいな人だと言われていた。

そういう人たちが存在する現実であるが、今後、船後靖彦議員はどうなるか。桜井充参議院議員のようにするだろうか。山本太郎もと議員のおかげで当選したが、すると、山本太郎議員が痛烈に批判してきた安倍晋三総理から当選祝いがあった。
まだ山本太郎とれいわ新選組に人気があるけれど、そうでなくなったら、行くべき処に行くのではないか。

by ruhiginoue
| 2020-05-24 04:46
| 政治





