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by ruhiginoue

都知事選と小田実

 東京都知事選に、またホリエモンなど不真面目とは思えない人たちが立候補するそうだ。
 ところで、かつて東京都都知事選に作家の小田実を擁立する動きがあった。複数の野党で共同の候補を推したいということで。
 しかし小田実は共産党が加わっているのでは出ないと拒絶した。『日本共産党の研究』といえば立花隆の著書が知られているが、あまり知られていないけれど小田実による同名の著書もあって、小田実は共産党が嫌いだった。

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 なのに晩年の小田実は、共産党と同調はしないが、お互いに頑張りましょうとエールを送ったりした。これは共産党の穀田恵一議員と仲良くなったことが大きいようだ。
 あと、佐高信も最近では共産党に接近している。これまでは共産党の悪口を言いたくて強引に否定してばかりいたのに。

 このように事情や考えが変わることはいくらでもある。
 このところ都知事選で候補者を一本化すればいいと考える人たちがいて、これは如何に安易か色々と指摘されている。
 その一つに小田実のことが過去にあった。それら普通に報道されてきた事実を知っていれば単純な足し算などあり得ないと容易に解る。しかし政治に関心があると言っている人たちには、実は俄かで何も知らない人が少なくないのだ。若い人が昔のことだから知らないのではなく、年配の人たちが若いころに新聞を読むなどしてなかったから知らないのだ。

 この調子で、また都知事選で変なことになるだろう。




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by ruhiginoue | 2020-05-26 04:51 | 政治