人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

高市早苗が放送電波の停止の次はインターネットの取り締まりを

 すでに指摘されているように、匿名は悪いことではなく、匿名を悪用することが卑劣なだけである。
また、匿名は権力や暴力を告発したり批判したりするために必要であるから、匿名は良くないと権力や暴力をふるう側にいる人が言い出したら要注意だ。

 もともと、インターネットで違法行為があった場合は法的な対応が決まっている。
 例えば殺害予告や爆発予告など物騒なもので、実際に事件が起こりそうであるとか、脅迫になる内容であるとか、そういう深刻なことに対して警察は専門家を雇ってハッキングして行為者を突き止めている。
 しかし、違法であっても名誉毀損や業務妨害あるいはプライバシー侵害など被害が個人的な範囲に収まるなら、民事で対応するように警察は言うのが普通である。予算が限られていることもある。専門家を雇うと、かなり複雑な解析をして大変だから、相当の報酬を支払わないといけないからだ。

 そして、個人的でも金がある人なら専門家を雇って対応できるから、それができない弱者を保護するために情報開示があると考えないと不合理である。それに憲法で保障されて通信の秘密もあるから、なおさらだ。
 しかし、このような原則を司法は無視しているのが実態だ。

 それなのに、ネトウヨたちが集団で嫌がらせしているから取り締まる法律を作れと言い出した人たちがいる。これは安易で危険だと指摘した。
 そうしたら、高市早苗ら自民党の露骨なファシストたちが大喜びで乗り出してきた。前に、政府に不都合な放送をする局の電波を停止させよと主張していた人らしく、今度はインターネットを簡単に取り締まれる法律を作れと言い出した。
 そこへ、総理大臣を批判したり天皇を風刺に出したりすることは許さないようにしろと言い出す人たちがいて、これに三原じゅん子が賛同する。
高市早苗が放送電波の停止の次はインターネットの取り締まりを_f0133526_17194546.jpg
 こうなってから、やっと、危ないと言い出す人たちが多い。
 かつて、ネトウヨを退治するためだと言って市民に開かれた懲戒制度を逆手に取り、実在しない被害をでっちあげて訴え金にしようと言う似非人権派弁護士を批判したら、差別と闘うためだから正当化されると言って左翼ぶった人たちが攻撃してきた。
 そこから権力が人権を制限するようになってしまって、後の祭り。これと同じことである。





ブログランキング・にほんブログ村へ
by ruhiginoue | 2020-06-01 05:11 | 社会