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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

「ハゲ!」と叫んで侮辱罪の裁判もある

 英国で、裁判官のカツラが廃止されるという報道。ただの慣習だから無駄を省くという意見によるものだが、これに反対する意見もあり、威厳を保つためとともに匿名性の機能もあるということだ。

 確かに、判事が法依をまとうのは威厳のためだけでなく、職務とは別の、人としての個性を表に出さないためだから、カツラも同様の効果があるだろう。

 過去に、「ハゲ!」と言われてコケにされた人が名誉毀損で訴えた裁判があり、判決は「頭に髪の毛が無いことは社会的評価の低下を来さないから名誉毀損には該当せず、しかし故なく身体的特徴を貶めたので侮辱罪に該当する」だったことがあるが、こういう裁判で、「ハゲ頭の裁判官ではハゲている人にヒイキしそうだ」と裁判官忌避を申し立てることはないとしても、気になって法廷で裁判官の頭に目が行って困るなどの影響ならあるだろう。

 最近では、美容師の不注意でトレードマークの髪型を台無しにされたキャバクラ嬢が賠償金を請求した裁判で、慰謝料だけでなく髪が伸びるまでかぶるカツラ料金も支払えという判決が東京地裁であったが、この裁判官は女性で、裁判官にしては珍しく美人でオシャレ(筆者はこの判事の私服姿を見たことがある)だった。それで理解をしめしたのだろうとか、男だったら、男でハゲだったら、あるいは女でもブスだったら、「なんだ髪型くらい」という判決になったのではないかと言われている。

 もちろん、裁判官としては主観を排し公正な判断をしたつもりだろうが、傍からはいろいろ憶測されてしまうものだ。そういう意味で、裁判官が同じ服を着ているだけでなくカツラまでというのも、いちおう意味があるとは言えるから、それらしいデザインの帽子をかぶったらどうかと思う。日本の裁判官も。
   


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by ruhiginoue | 2007-07-15 01:17 | 司法