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by ruhiginoue

「恐怖の総和」(トータル フィアーズ sum of all fears)

 中国産餃子の事件は、どうやら誰かの悪意による犯罪の可能性がでてきたようだが、このところ話題の悪質中国製品問題は、もとは日本が原因を作ったので、トム・クランシーの小説と同じだと言えそうだ。
 アメリカが作って外国に供与した核兵器がまたアメリカに持ち込まれて爆発して大惨事という話みたいだということ。
 つまり、例えばいい例が中国製の野菜で、残留農薬などが危険というが、そもそも中国は日本に輸出するため日本のやり方を真似ているだけ。中国はコピー製品大国だという批判もあったが、これと同様に、日本の種子を複写して使って、日本のやり方通りに栽培し、日本の農薬を真似して作り、日本と同じように使用する。
 昨日、農業というよりアグリ・ビジネスというべき仕事をしている知人に聞いたのだが、中国産の農作物や農薬は、遺伝子解析や成分分析をしたら完全に日本製品のコピーだったそうだ。 
 だから、中国産は危ないから高くても日本産にしようとか、当店のは国産ですと貼り紙してあるのは、まったくナンセンスだそうだ。
 それに、いまさら中国製をやめるわけにはいかない。そんなことしたら絶対量が足りない。そんな日本の弱みを中国は知っている。
 そして中国は、国策として、食料自給率は絶対下げるなと必死で、なぜなら、食料をアメリカからの輸入に依存したため経済的にも政治的にもアメリカに屈したソ連と日本のようになってはいけないからだ、と言っている。
 ところが日本は、国会で、食料自給率を下げるな、検疫は厳しくしろと騒いでいるのは共産党の議員で、これに対して新保守主義者たちが、社会主義じゃないぞと反発し、右翼の人たちも、靖国とか教科書の話では元気よく中国に屈するなと叫びながら、屈しつつある原因の戦略なき経済政策にはほとんど文句を言わないという、情けないことになっている。
 アメリカと中国はほくそ笑んでいることだろう。

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by ruhiginoue | 2008-02-08 17:53 | 国際