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by ruhiginoue

天安門事件の教訓は

 89年、中国の学生運動が軍隊によって弾圧された「第二次天安門事件」があった。
 この運動の指導者だったウーアルカイシ氏は、中国政府内に学生運動に対する穏健派と強硬派の対立があることから、穏健派に主導権を握らせ運動の有利となるように仕向けようと考えた。
 そのためには、非妥協的な態度をとりすぎて政府を引っ込みつかなくなるまで追いつめてはならないと呼びかけた。 
 ところが、日本の学生運動にも労働組合運動にも必ずいる「日和ってはいけなーい」「妥協するなーっ」「我々は断固として戦うぞー!」「異議なーし!」「エイ!エイ!オーッ!!」という調子の人たちが中国にもいて言うことを聞かず、結果は、いつまでも収拾がつかないことから中国政府内の穏健派が失脚し、強硬派が主導権を握り、大弾圧を招いた。ウーアルカイシ氏は亡命に追い込まれる。
 チベット問題で、亡命中の指導者ダライラマ師は、おそらく天安門事件の教訓を忘れてはないようだ。しかし、その意図がどこまで届くか。今後はそれにかかっているだろう。

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by ruhiginoue | 2008-03-18 23:43 | 国際