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by ruhiginoue

潜水艦に恋したクジラの話

 日本領海に不法侵入した潜水艦は、鯨を見間違えた可能性があるそうだ。あくまで可能性であり鯨だったとの証拠は無いが、しかし米軍の協力も得て調査したところ、当時の当海域に何処の国の潜水艦も潜航していた可能性がほとんどないそうだ。
 では国の所有ではない潜水艦かというと、これは想像する分には楽しいというだけ。ノーチラス号とか轟天号とか。
 野坂昭如の戦争童話でアニメ化もされた「潜水艦に恋したクジラの話」を思い出すが、これは戦争の悲劇。もしも潜水艦だと思って攻撃したら鯨だったなんてことがあったら悲惨だ。
 それはともかく、今回のように神経質になるのは、前に中国の潜水艦が「潜水艦が他国の領海に入る時は浮上のうえ国旗掲揚」という国際ルールを遵守しなかったため不法侵入となったからだ。これは航行する方向を間違えて海底で迷った以外は有り得ず、だから中国も日本に迷惑をかけたと謝罪して決着したのだが、それでも最初は、自衛隊が警備行動を発令したので、対潜水艦哨戒機P3Cの担当者は定年まぎわだったのに退職が延長となったそうだ。
 新しい担当者だってちゃんと対応はできるし、就任して大きな仕事となれば張切るはずなのに、何故かと言うと、幸い円満に解決したが、問題が起きてしまったとしたら担当者の責任が問われる。せっかくキャリアを積み重ねて地位に上り詰めた途端に引責なんてことになったら気の毒だ。だから、どうせ定年になる者が退職をしばらく延長して対応したほうがいいという、いかにも官僚機構な事情だったそうだ。
 そんなことがあるから、「鯨だったかもしれない」というのも、同様の事情があってのことかもしれない。


 
 
  
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by ruhiginoue | 2008-09-21 12:43 | 社会