井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:経済( 112 )

 今春卒業した大学生の就職率が4月1日では98・0%で、前年同期より0・4ポイント増えて調査を始めた1997年卒以来、過去最高となったと厚生労働省と文部科学省が先の18日に発表した。
 この上昇は7年連続で、過去最高は3年連続の更新となり、これについて厚労省は、景気回復や人手不足で企業の採用意欲が高まった影響だとみている。

 これは数年前から言われているおり、リーマンショックなどがあって最悪に近い状態から、世界的に経済が立ち直りの時期に入り回復しているのだが、日本の場合はやはり前から言われてきたように団塊の世代が引退しているおかげで負担が軽くなり就職もしやすいのだ。
 この団塊の世代とは数が多いうえ粗製乱造だから社会にとって正直いってお荷物であった。自分でも経験があるから理解できるけれど、この世代の人たちと接したことがある人は、よく性格の悪い人がいて不愉快だったと言う。

 このあいだもまた、人口が減って国が困るから子供をたくさん産めと政治家が言い放ち、安心な社会にする職務を果たさないで何を無責任なと批判された。
 けれど、日本は国土からして人口が多すぎると昔から指摘されている。だから問題は人口減少ではなく少子高齢化なのだ。人口が減ることそれ自体ではなく、それによって年齢や世代の配分がアンバランスになるから困るのだ。なぜ困るのかというと、老人ばかり多いからだ。医療費がかかりすぎて保険料が高くなるなど、景気回復しても生活が苦しいのは老人が多すぎるからだ。
 ということは、女性に子供を産めと言うのではなく、老人に死ねと言うほうが現実的なのだ。
 しかし自民党の老人たちは、自分は死にたくない。なので子供が増えなければいけないと言って、女性のせいにする。

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 だから、ほんとうは自民党の政治家たちが、高齢者は社会のために死にましょうと同世代の人たちに呼びかけて、お手本を示して自殺すべきなのだが、無理だろう。
 あの曾野綾子と同じだ。歳を取ったら適当な時期に死ぬ義務があると書いておいて、自分は八十過ぎてまだ死なない。もともとの暴言に老害の要素か加わっている。なんてことはない、認知症の夫(三浦朱門)の介護がつらかっただけで、死んだら楽になったというだけのことだろうと、みんな言っているけど、あれでは言われて当然だ。
 これと同じことだ。

 お荷物の老人たちに死ねとは言わないけれど、せめて後の世代に責任転嫁して非難するのだけはやめるべきだ。



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by ruhiginoue | 2018-05-30 13:00 | 経済 | Trackback | Comments(3)
 今年の大卒者で、国公立24大学、私立38大学の4770人を対象として就職率を比較したら文系学部は0・9ポイント増の98・2%、理系学部は1・5ポイント減の97・2%で、調査開始から初めて文系が理系を上回ったそうだ。
 この調査をした厚労省は、理系には国家資格を取得した上で就職を目指す学生が多く、こうした学生のうち資格試験に不合格だった人が、学生に有利な「売り手市場」が続くなかで就職活動を1年先延ばししても希望の就職先に入れると考え、今春の就職を見送った影響があるとみている。

 いまのところは、そうかもしれないが、知人で医師や薬剤師をしている人たちは、もう資格で仕事できる時代は終わったので、転職を本気で考えていると言っている。
 たしかに、生計を立てるという面では。けっこう厳しい現実がある。
 あと、仕事が面白くなくて、やりがいが乏しいと言う人もいる。かつてのように「天職」(ベルーフ)というものがあった時代ではない。機構の中にはめ込まれて働くだけだ。
 この点で、看護師をしている若い女性が、医師なんてつまらないと言っていた。昔は、看護師より医師のほうが才覚を発揮できるということで、看護師だった人が医師の免許も取得することがあったけれど、今は逆に看護師のほうがよほど才覚を発揮できて、医師のほうが決まりきったことしかできにない。だから、つまらないと言うのだ。

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 今でさえ、かつてとは違ってきているのに、この先はもっと変わるのではないか。たとえば人工知能の出番になる日もすぐだろう。
 かつては、夢として語られていた。ミスもセクハラもしないから夢のようだと。これは倫理観がの乏しい人がいるので皮肉を含んで言われたことだが、そろそろ本当に考えないといけなくなっている。

 これは音楽の話だが、知り合いの売れない作曲家が、理論の学習が大事で本を読んでもダメで専門家に教わらないといけないとか言っているけど、単に自分が食い扶持として音楽教室を細々と経営している都合なのが明らかだった。理論なら人工知能が補完してくれるし、人工知能がすべて代わりにやれるようになるはずだと言ったところ、その売れない作曲家は猛反発し、人間のやることがなくなると言った。
 そして、もう人工知能が作曲をしていて、ゲームの音楽くらいなら充分な作品である。すくなくとも、すぎやまこういちなんかよりは優秀である。

 このように芸術でもそうなのだから、ほかの分野でも同じだろう。ただ、それ以前に、生活のための収入を得るということでも困難になっているという問題がある。このほうが深刻だ。


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by ruhiginoue | 2018-05-23 12:40 | 経済 | Trackback | Comments(0)

札束の帯封は何のためか

 札束をまとめる帯封には金融機関の印があるけれど、これは金の出どころが善良なのを証明するものらしい。だから、マネーロンダリングのため高額な買い物で使用するなどの犯罪と関わらないように、信用ある金融機関の印が帯封にある札束でなければ支払いの受け取りを断わられることがある。
 また、札を一枚でも抜けば緩んでしまうので判るし、機械で束ねるのだから、最初から枚数を故意に不正にしない限り、数え間違いなどは無いに近いと言える。
 したがって、銀行員でさえも、窓口以外では数えずに受渡しするそうだ。

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 しかし、絶対に大丈夫というわけではなく、あの漫画『ナニワ金融道』では、相手が金策で焦っていると見透かして札束から一枚ぬいて自分らの昼飯代に使ってしまい、渡したらやはり客は数えもせず大急ぎで支払いに向かい、後で文句を言われないかと心配する主人公に上司は「受領証を受け取っているんやで」と平然と言う。
 また、この作者も、帯封なんて信用しては危ないと言っていたことがある。

 それに、かつて他の金融機関から引き出した印つき帯封の札束を別の金融機関に渡したことがあるけれど、その女性行員は目の前で封を切って数え確認した。キッチリ固く結束されていても、確認は必要ということだ。
 ところが、ある銀行で、受け取った札束を数えようとしたら、そこの女性行員は「なにか?」と文句がある表情と口調で言った。だから、いちおう確認すると言ったのだが、「一本」で間違いないと意固地な感じで言われた。

 これについて、その銀行に昔務めていた男性に訊いてみたところ、受け取ったらすぐに数えて確認するのは普通のことだと言った。また、ほかの銀行の女性行員に訊いても、自分が札束を受け取った場合に帯封に印があっても必ず数えるのだから、渡したさいお客様が数えるのも当たり前で、その銀行の行員だって受け取った場合は数えるはずなのに、自分だけ信用しろというのは失礼ではないかと言った。
 まったくその通りだ。

 それで、その銀行は解約することにした。そうしたら、少し残っているポイントを残高に足して渡すから、再来店してくれと言いだした。それ相当のポイントならともかく、交通費と手間暇を考慮したら赤字である。だから失効でよいと言った。
 この銀行は、だいたい行員がダメだと感じた。これを先の元従業員に言ったら、正直もともと将来性が不安で、その前に定年でよかったと思うのだそうだ。


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by ruhiginoue | 2018-05-18 05:56 | 経済 | Trackback | Comments(2)
 もう三年くらい経過しているが、その当時に勤務していた不動産屋から、また働いてくれないかという話をされた。副業なので非常勤だったが、それでもいいからと言う。
 なんでかは察しがつく。こき使われるから辞めてしまう人ばかりなのだろう。契約書を作るなどデスクワークのはずだっが、いつの間にか営業もしなければならなくなる。これがたいへんなのだ。

 ところで、営業とかセールスとかいう職種は、正社員ではなく請負で会社を渡り歩いている人がいる。出版社や雑誌社では、正社員だと思っていたらいなくなった人が他の会社の仕事をしていて、もともと請負だったと後から知った、なんてこともあった。
 とにかく、営業職は大変である。長く歩き回るし、夏でもネクタイ締めて、御洒落すぎてはだめとか、服装には要注意で、銀行が特にそうだけど髪型も堅苦しいほうがいいとか面倒くさい。これは取材でも、行先によって気を付けないといけないが、営業は事情が異なる。
 ちなみに夏の営業では、これからビールだから酒屋への営業が大変である。近所の小さな酒屋に大手酒造会社の女性が来て平身低頭だったのを見たことがある。これを何件も続けるのだ。

 そういうことで、営業は専門の人がやるほうがいいのだが、給料を払っている側としては暇があると損した気になるようで、ちょっと勤務中に隙間が長くなると営業に行けという管理職がいるものだ。
 それで、技術者が少しの暇で外回りさせられたのを見たことがあるけれど、職人で人当たりが苦手そうだったから気の毒である。また、言わずと知れた乳酸菌飲料の業者が事務所などに来るけど、ヤンママがやる仕事を事務系ふうのおじさんが照れくさそうに来たことがある。

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 ようするに営業とかセールスに必要なのは対人スキルというやつだが、しかし人を動かすのでも人に分け入るのでもないから神経がすり減ってしまう。
 そういうのが平気だという人もいて、その人に言わせると、室内で机に向かっているほうがよほど苦痛だそうだ。
 とにかく、よほど気持ちの切り替えが上手なら別だが、他の仕事をしながら同時にやると精神的に負担となる。そのうえ、人が足りないからと、ついでにあれもこれもでは、まさにこき使われている状態である。

 だからみんな辞めてしまうのだが、これに気付かない経営者または管理職だと、そんなこと考えもしないのだろう。荷物の宅配業者の人手不足も、今はネット販売も請けて忙しすぎるからだというけれど、もとは経営難のため職人的な運転手に愛想笑いまで仕事のうちとなる営業もやらせて乗り切っていて、これが心身ともにキツイ原因ではないだろうか。


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by ruhiginoue | 2018-05-16 16:56 | 経済 | Trackback | Comments(2)
 カメラのオリンパスが、デジタルカメラや交換レンズを生産する中国・深センの工場の操業を停止したと7日に発表した。新聞によると、スマートフォンの普及によるデジタルカメラ市場の縮小で稼働率が低下していたことが原因だという。
 この工場に関し、地元税関当局への贈賄の疑いが一部で報道されていたが、これに会社側は「法令違反は認められなかった」としていた。

 また、工場の今後の活用方法は未定だが、とりあえず従業員約1700人は解雇される見通し。オリンパスは、中国とベトナムでデジタルカメラを生産しており、17年3月期の出荷台数は計83万台だった。今後はベトナムに集約する方針。

 もともとオリンパスは、銀塩フィルム縮小デジタル拡大の路線を早くから進めていた。デジタルのほうが有利であると宣伝もしていた。特に望遠の精度が高いとし、これは画角の大きさの違いだから違うという反論もあった。
 そんなオリンパスだが、これからはデジタルだという読みは当たったけど、それゆえ、ならスマホでいいし、そのほうがいいということになったのだろう。撮影してただちにネットにも載せられる。そうなるとデジカメを買う人も減って当然。

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 こうした情勢のためか現像をする店がどんどん無くなっている。もうDPE屋さんは死後になりつつあるかもしれない。それで、フイルムで撮影することがなくなってしまった。さらに、デジタルカメラも使わなくなっている。やはりblogやTwitterにはスマホが便利だからだ。鳥獣も昆虫も植物も海も山もデモ集会もリアルタイムで、あとでテレビ局が使わせてと言ってきたこともある。
 これらは、ここを訪問して下さる人たちには既知のことだが、blogやTwitterにもっと熱心な人たちは、さらに盛んであることは言うまでもない。

 こうなるとデジカメは売れなくなって当然で、カメラだけでなく、その前には携帯電話が、その前には腕時計も、同じことだった。
 いろいろなスマホを試しているが、アンドロイドというのはどうかと訊いたら、あれは壊れやすいからよせと言う人がよくいて、躊躇しているのだが、どうなのだろうか。使っている人の感想が聞きたいものだ。

 あと、いつでもどこでもblogやTwitterができるけど、それで出かけた先では音声入力が便利だが、機械のほうで聞き間違えくれたりして気づかない場合もたまにある。あとで気づくたびに、この点の性能が向上して欲しいと思う。
 ところで、ある知り合いのblogは前に読んでいた時と違い、最近は改行もせず文字がギッシリ詰まって読みにくくなった。おそらくスマホで入力しているのだろう。この人は、やり方を知らないのかもしれない。
 よく、こうすればいいというのを「裏技」と言う人がいるけど、もともとある性能なのだから不適切な表現である。単に使用説明書を「詳らかに読んでいない」(総理大臣の表現)ということだ。



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by ruhiginoue | 2018-05-10 18:09 | 経済 | Trackback | Comments(0)

アニメと投機話

 「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!! 愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」
 マンガ『北斗の拳』の悪役のセリフが、中学の道徳教科書の1ページに課題として載ったという朝日新聞の記事だが、おそらく多くの学校で、少なくない生徒・児童・教師たちが、愛国心を強制されて苦しみ悲しんでいることだろう。

 なんて皮肉はともかく、その朝日新聞の記事は皮肉どころか深みがなくてガッカリだった。もっとも、しょせん日本の新聞の記事なんて、だいたいそんなものだ。
 その記事によると、ほかにも『3月のライオン』『ブラック・ジャック』など、道徳の教科書にはさまざまなマンガが登場するそうで、『北斗の拳』と『ブラックジャック』は古典ということなのかもしれないが、むしろ子供に親しみやすくしようと大人が考えるから漫画が古いものになるのではないか。

 ところで、今のトレンドとしてロボット開発があり、この資金への投機話が盛んなので、ちょっと買ってみたのだが、投資する商品名が「グローバル・ロボット」を略して「Gロボ」という。
 これは冗談かとおもってしまうが本当にそうで、まるで昔の『ジャイアントロボ』とか『ゲッターロボ』を連想させる。きっと命名した証券会社の人もシャレとして意識しているのだろう。
 しかし、うまくいくものだろうか。大損ブッこきそうな予感もしている。

 また、91年に放送の『ゲッターロボ號』の話はつまらなかったけど、後半で久しぶりの宙明・水木節は良かった。この終わりの歌はカラオケで唄うと聴いた人から良い歌だとよく言われる。
 「♪友達に~なりたい~言葉や~理想は~違っていても~」
 しかし『ちびまる子ちゃん』の「友達に国境はない』もダメな国粋主義者の赤池まさあき議員(自民党で日本会議)はケシカランと言いそうだ。


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by ruhiginoue | 2018-04-06 12:47 | 経済 | Trackback | Comments(2)
 税金の時期だが、本の売り上げを見ていると、「取次」と呼ばれている問屋の取り分が多いという話を出版社に言われたことを思い出す。出版社と書店の間を取り次ぐという意味だが、出版社との力関係で契約が異なるとか、週刊文春が週刊新潮の見出しをカンニングしたというあの事件で現場となったとか、いろいろな問題や騒動の舞台となっている。
 
 そして先日、小説家の女性が地方で自ら書店を開こうとしたら、書店の取り分が少ないことに驚いたと述べていた。本の場合は委託販売であるから商品の仕入れに資金が要らず場所さえあれば開業できるということで、どうしても店の利益が薄くなる。

 かつてレコードとかCDの仕事をしたことがあり、そのさい色々な店に行くと、次の仕入れのために返品ばかりしている店は、商品の棚や業界用語で「餌箱」と呼ばれている商品の入れ場がガラガラになっているところがあり、経営状態は一目でわかるからセールスに行くときの判断が比較的楽だけど、それと書店は異なり、儲かっていようといまいと商品がいっぱいということもありえる。

 ただ、書店は、薄利であるところへ、売れないときの返送料とか、万引きの被害とか、そういう負担をしなければならないので、これが大変である。
 また、書籍は売れないから返そうかと思っても、もしかすると明日売れるかもしれないと迷うが、そうではないのが雑誌で、売り上げの目安がつけられたのだが、これがスーパーやコンビニで売られるようになり、他の買物のついでという人が激増した。前に近所の小さい書店が商売替えしてタバコ屋になってしまったけれど、それは目の前にコンビニ店ができたからだった。こういうことが影響している。

 ということで、書店も出版社も著者らも努力はしているが、流通の問題があるということは、昔から言われてる。

 かつて井上ひさしが書いていたけれど、彼の母親が戦時中に闇物資の流通で稼いでいて、これについて「無力な政府に代わって物資を生産者から消費者に届けている」と社会的意義を説き、これでけっこう儲かっていることについては「紀伊国屋文左衛門の話があるだろう。三井や三菱も、そうだ。みんな物や金を動かすことで大きくなったじゃないか。文句があったら、物を作るより動かすほうが儲かるという経済の仕組みに言いなさい」とのことで、これは当たっていると井上ひさしは書いていた。



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by ruhiginoue | 2018-02-21 18:03 | 経済 | Trackback | Comments(0)
 予定が入っていた日に雪が降って、しかし本格降りになって交通が混乱する前に帰宅したという話を昨日したが、その雪の夜にどこかで火災が発生したらしく、おそらく寒いのでストーブが原因ではないかと思われた。この対応に向かう消防車が二台連なって通るのを見たけれど、急いでいるのにゆっくりと走るしかない様子であった。

 そして次の日は晴れて雪が溶けているけれどまだタイヤチェーンの音がしていて、ちょうど八甲田山の日であった、という話の続きだった。

 さらに次の日も晴れて、ただ溶け残る雪が道の端にある。
 そしてこの日は八甲田山に続き雪の踏破ということで『闇の左手』を思い出す訃報があった。

 ところで、出かけた予定というのは投資の話であった。
 先日は新年会で出版関係者が集まっていたが、このときやはり投資の話がでた。本や雑誌の仕事で金が入ったらなるべく投機と言う人はよくいて、そういうことをしないで散財した挙句に困る人はバカということになるが、それ以前に無駄遣いも投機もできないほど資産が無い人がいて、そういう人たちが忘年会や新年会から姿を消している。

 そしてナントカコインを持っているという仕事上の知人の話は面白かったが、その一方で投資のための口座についても課題となっていた。なぜならNISA口座についてこれからは「マイナンバー」が必要となるからだ。

 この番号について、地方自治体が企業へ送る従業員の個人住民税額通知書にマイナンバー制度の個人番号の記載を定めていた規則を政府が改正したと判明し、2018年度から番号記載が不要になるそうだ。なぜなら誤送付による情報漏えいが相次いだほか、通知書を管理する企業側の事務負担が重く、経済界や自治体が不記載とするべきだと訴えていたからだ。
 

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 だから、前から危惧されていたことが現実に具体化しているわけで、危険なのでこの番号を使用してはいけないという呼びかけがされていたけれど、もう本格的にまずいということだ。
 しかしマイナンバーはNISAで新たに取引するにはすでに必要となってしまっている。それなら、非課税より危険の回避が優先ということになる。
 それに、もともとNISAとは少額投資非課税口座である。影響は乏しいし、いずれ無くなるとみられる。ちょうど、かつてあったマル優(少額貯蓄非課税制度)のように。かつては口座を大量に作って預金を分散させて税金逃れしていた人もいたが、これも無意味になってマル優そのものが廃止された。
 これを最近の若い人は知らないかもしれないと思ったが、銀行に勤務している人は自分で使用したり見たりしたことがなくても、制度自体はちゃんと知っていたから、それはさすがと感じた。

 それはともかく、ありがたくもないもののためにマイナンバー出すことないとだけは言えるだろう。




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by ruhiginoue | 2018-01-24 15:45 | 経済 | Trackback | Comments(4)
 このあいだ、テレビで大和総研チーフエコノミストの熊谷亮丸という人が「中国は所詮は社会主義の国ですから」と言って中国がどんなに伸長しても日本がまだ大丈夫という、かなりお粗末な話をしていたということで話題になっていた。

 だいたい、このような紋切り型は三十年前の決まり文句で、こんなことでは最近の中国の発展を解読できないし、それでもまだ日本が大丈夫だと、ろくに分析もなく言われて本気で信じられる人がいたとしたら、認識が三十年前のままということではないか。

 ただ、他にも三菱総研とか野村総研とかいろいろあるけど、どこもナントカ総研ってとこから出てきてナンチャラいう連中って昔から偉そうにしていて、それにしては大したことがないものだ。

 それで、前から感じてきたことなので、よく銀行や証券会社で投機部門の仕事をしている人に訊いてみたのだが、その答えによるとナントカ総研というところにいる人はこの業者の中ではエリートというか頭のイイ人たちの行くところだそうで、だから威張った感じがするわけだ。
 このような人たちの嵌っている枠組みのため、威張っている感じを醸し出していて、しかし枠組みそれ自体が大したことないものなので、その限界から、それにしてはこの程度だから、見ていて「なーんだ」という印象を与えるのだろう。

 しかし、けっこういい給料をもらっているらしいから、それで勘違いして自信たっぷりの態度になるし、そこからネトウヨ並みの発言となるのだろう。
 そして、まだネトウヨなんて言葉もインターネットも無い少年時代に読んだ三菱総研編の世界情勢の分析と称した本に「これが経済を予想する専門集団の認識か」と呆れた記憶を久しぶりに思い出した。もっとも陳腐な認識を、もっともシリアスなものだと思い込んでいるように語っていたからだ。

 ただ、これで給料をもらってただ飯食っているのでもないから、他に存在意義があるのだろう。それについては色々と想像しているので、いずれ検証の結論を自分なりに出して公にしたいと考えている。



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by ruhiginoue | 2018-01-22 17:14 | 経済 | Trackback | Comments(1)
 国民監視番号を「マイナンバー」とふざけた名称にしているが、これをできるだけ使わないで無力化させようという人もいる。
 この監視より前に問題となっているのが情報漏洩で、この恐れからマイナンバーカード取得率が2年経過した今も10%弱だという。これは猶予期間があるからだが、金融機関に勤務している人によると、個人も企業も心配だから様子見しているわけで、なのに先に番号を利用している人は進んで実験台となっているからバカということだ。

 この番号を職場によっては届け出ろと強要しているが、そのやり方によっては違法行為ともなるので、注意して対応すべきである。職場のほうが知らずに誤った認識をもっていることもある。
 だいたい、脱税してる人というよりできる人は、マイナンバーなど屁の河童で脱税しつづけられるはずだし、より強く監視されるのはもともと脱税など無縁な庶民だろう。戦争の財源にするためではないかと暗い気分となっている人が多いことも、このご時世では当然だ。


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 しかし、個人にとって切実なのは、財産というほどではない庶民的な預金を犯罪の危険にさらすことである。外国ではすでに問題になって制度を変えたという現実があるのに、日本では大丈夫だと根拠もなく言って導入しているわけだから、まったく薬害と同じであり、この調子では被害があっても無いと強弁されることだろう。

 それで、預金口座への付番だけはなんとしてでも拒否しようという呼びかけと、呼びかけられなくてもそうするという人たちがいるのだが、それでも強要されたらどうするか。預金口座を解約してしまうことだ。
 そうなると公共料金など様々な引き落としで必要不可欠ではないかと思ってしまう人もいるが、もう預金口座の時代ではないのだ。その存在意義が失われているから、銀行でもお荷物である。特にリテール(業界用語ではドブ・クズという)は特にそうだ。それで口座の使用料金を取ろうと考えているほどである。

 また、支払いはコンビニでいつでも簡単にできるから、口座引き落としなど大した手間ではなくなっている。メールでスマホに納付情報を送れるので用紙も要らない。
 というわけで、支払いで口座引き落としは時代遅れである。そのうえ資産としての債権とか口座も時代遅れである。この問題は長くなるので別に述べるが、とにかく預金口座の時代は終わったのだから、マイナンバーなど拒否し、強制されるなら口座解約である。



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by ruhiginoue | 2018-01-06 12:40 | 経済 | Trackback | Comments(0)