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井上靜のblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

カテゴリ:政治( 829 )

 『通販生活』誌は、昔から社会派の企画をしているけれど、そこで与党と野党の議員が論争する記事を読んで呆れたことが、ずいぶん前にあった。
 この議題は国政に関してだった。なのに与党の議員は自民党の国会議員で、野党の議員は地方議会の議員だったが、どちらもタレント議員なのは同じ。どの議会の議員であるかより、タレント議員であることを合わせているから、娯楽的な記事だ。
 それでも議論の内容が充実していればいいが、議題から逸れた話が多くなってしまっていた。その原因は議員たち自身にあるとともに、司会進行役が悪すぎたからだ。

 このとき司会進行役をしていたのは元毎日新聞記者の内藤国夫だった。
 この人については『花形記者は転んだ』という告発書が、この記事より何年も前に出ていたけれど、やはりというべきか、司会進行役なのに途中で自分の意見を言い出し、自民党に味方して一緒になって野党議員を非難するという非常識なものだった。

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 だから次の号で、討論で司会進行役が片方に味方するとは不適切な行為だという批判が読者からあり、その投書が掲載された。
 この投書はもっともだが、そうなる前に不適切な部分は編集の段階で削除するべきだった。そして誌面では適正な記事にしたうえで、次から司会をまともな人にするもの。そもそも司会進行役の人選が不適切だったのだから。これでは田原総一朗に司会させている『朝まで生テレビ』と同じだ。その程度でよいと『通販生活』の編集部では思っていたのだろう。

 このさい内藤国夫は、かつては自分も自民党に批判的で安保反対のデモにも参加したが、今では自民党の対米追従は正しいと信じていると言っていた。
 こういうことを言う人は多い。『朝まで生テレビ』に出る人にもよくいたし、巷にもいる。読売新聞のナベツネもだ。
 
 なんで、こんなくだらないことを言う人が多いのか。
 だいたい、考えが変わるのは勝手だ。好きにすればいい。それで変節や転向をしたと言われ、その訳について質問されて、そのうえ答える必要があると思ったら、言えばいいだけ。なのに、それを自分から言い出す。しかも話に具体性がない場合が多い。
 
 まれに具体性のある話をする人がいるが、それは自分個人のことが他人にとっても社会や国にとっても重要だと思いあがっているものだ。ナベツネ氏のように出世した人は、そのような自意識過剰となりがちである。
 そうでない人は、その時々に流されているだけ。だから話に具体性がなく、周りに迎合しているのを考えが変わったと言い繕っているのだ。

 どちらにしても、こんな人達の話は退屈だ。



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by ruhiginoue | 2019-10-21 04:41 | 政治 | Trackback | Comments(0)
 皇室の行事に伴う恩赦で、そんなこと今時もう時代遅れで要らないと言う人達は、それなのにやっているのは天皇の権威のためだからと否定的だ。
 しかし、恩赦が役立っている役所がある。それは宮内庁ではなく警察である。昔から、警察は被疑者に自白を強要するさい「恩赦があるから、やってなくてもやったと言った方が早く出られるぞ」と迫る。これは常套手段である。

 警察は真犯人を捕まえることより、無実の人を犯罪者に仕立てあげることを重視している。
 そもそも、真犯人を捕まえて犯罪を抑止して社会の秩序を守るというのは建前だけ。そんなことを現実にやっていたら市民が警察を信頼してしまう。信頼されるのではなく恐れさせなければいけない。というのが本音である。
 そうでないと、大衆は法を遵守し、そうしていれば安泰だと思ってしまう。これではダメ。ちゃんと法を守り、何も悪いことなどしていないのに、いつ犯罪者と決めつけられ、最悪の場合は殺されると、日常的に不安がり萎縮しているのが、権力から見て理想的な大衆である。

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 だから、今回の台風でも言う人がいたけれど、自衛隊に災害救助をさせるのではなく、災害専門の部隊を創設して装備と訓練を充実させるべきだという主張は昔からあったが、それではダメだという反対が自衛隊と防衛庁から出るので実現しなかったのだ。
 これは、自衛隊に文句があるなら災害の時に助けてもらえないぞと国民を脅すため。今回の台風でも例の田母神俊雄が自衛隊の出動とこじつけて政治的な中傷をしていて相変わらずだが、こんな人が組織の頂点にいたほどだから、実際に自衛官が市民や野党議員に面と向かって威嚇することはよくある。自衛隊を批判したら殺すと言うも同然だ。これはいけないと自衛隊の内部から問題にしたため組織内で迫害された人たちもいる。
 
 これだから、真面目な警察官と自衛官が気の毒で、また、もしかすると多数派ではないかと思うほど真面目な人は警察と自衛隊の双方に大勢いるが、しかし権力の論理が働くから、組織としては建前と異なるのが実態なのだ。




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by ruhiginoue | 2019-10-19 04:47 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 もともと「毒にも薬にもならぬ」程度の評価だった森田健作こと鈴木英治千葉県知事の想像を超えた無能ぶりが、台風の被害によって露呈している。
 ただ、もともと休暇ばかりで仕事熱心ではなかった実態を週刊誌などに報じられていて、これでは当然の結果が出ただけだと受け取られている。

 では、森田健作は千葉県知事に就任してからが問題だっただけなのか。
 そうではなく、国会議員だった当時から、その不真面目や不誠実は態度や言葉に出ていた。
 このBLOGでは前に、もと芸能人の政治家には、心にもないことをそれらしい雰囲気で語るから要注意だと指摘している。そして、例えばアメリカのレーガン大統領やシュワルツェネッガーカリフォルニア州知事は、大根役者だったけれど喋くりやパフォーマンスは上手だったから政治家になって人気を集めていて、同じような人は日本にもいると問題にした。
 この点、森田健作も演技派俳優ではなかったけれど、選挙に立候補するとポスターでも街頭でも、訴える表情は真摯に見せていた。

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 ところが、連合に担がれて国会議員に当選すると、応援してくれた団体を無視して勝手に他の会派に入ったうえ、「自社さ連立」のドサクサに紛れて自民党に入ってしまう。

 これを正当化するため、テレビで「原発も必要、自衛隊も必要なんですよ」と、あの、よくテレビでモノマネのネタにされてきたペチャペチャした軽薄な口調で言い、さらにカメラ目線でこぶしを握りながら顔面に力を込めて「防衛庁長官になるぞ」と宣言した。
 あまりに下らないので、放送していたフジテレビのアナウンサーらが苦笑しながら「人それぞれ色々」と皮肉を言っていた。

 これは、原発や自衛隊に対する考えが問題ではなく、もちろん口調そのものの問題でもない。フジテレビのアナウンサーが言った通り、これは人それぞれであるから。
 しかし、その時々の都合に合わせて軽々しいことを言っているのが表れていて、中身が無いことが丸解り。そこが問題なのだ。
 現に森田健作は、自衛隊が必要だと言っても具体性がなく、そしたらやはり大変な災害に見舞われた時に適切な対応が出来ず、自衛隊の出動要請も遅れた。つまり政治家として自衛隊の活用について何も知らなかったのがハッキリした。
 これで何が「防衛庁長官になるぞ」だ。しかも、この発言は1994年のことで、それから四半世紀が経過しているのに、その間ずっと森田健作は何も勉強してなかったわけだ。

 こんな森田健作が知事をしている千葉県と違い、東京の世田谷区は記録的台風のさい迅速な対応をして自衛隊の出動要請も適切に行っていたが、ここの保坂展人区長は無党派の選挙で当選していても元は社民党の国会議員で、その前はもっと左派だった。
 この他にも、共産党など左派系の首長たちは、自衛隊に災害救助も兼務させることに難があると考えるけれど、それが現在の体制になっている現実をふまえて、適切な内容になるよう考慮することで自衛隊が出動してよい形をつくり、そうしながら要請すると言い、これを現実に災害があったら実践している。

 このように、森田健作は他の首長との落差がひどい。これは右か左かの問題ではなく、真面目と不真面目の違いである。
 やはり森田健作は、半端な芸能人が政治家センセイの虚名を欲しがって選挙に出て、それらしく演じて人気取りしただけだった。
 これに千葉県民は騙されたのだ。青島とか東国原とか中途で投げ出すタレント知事たちよりはマシかと思ったら大間違いで、辞めなかったのが良くなかった。



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by ruhiginoue | 2019-10-17 05:14 | 政治 | Trackback | Comments(1)
 選挙における現職の強みは絶大だから、まともな政策が無いうえ差別までしている小池百合子も、千葉の森田健作よりひどいが、再選しそうだと言われている。

 ところが、青島幸男都知事は、まず現職の強みがあり、また一期を務めてこれからが正念場という状態だったから、再選がほぼ確実と言われていた。
 ところが立候補しないと言い出した。つらくなったからと中途で投げ出すようにして、晴れ晴れとした表情で記者会見していた。健康に難があったわけではなく、そのあと国会議員の選挙に立候補していた。落選したが、信用を失っていたから当たり前である。

 このあと、石原慎太郎から続く都知事となってしまった。
 これについてタレント学者の樋口恵子は、石原都政を批判するだけが目的で都知事選に立候補して「東京が息苦しくなってしまった」と訴えた。
 これは的確な表現で、まさにそれだと言う都民は多かった。だから、政策が無いのに得票がそこそこあったのだろう。

 そして、東京の他では東国原ら中途で投げ出す知事である。
 この中途で投げ出すことは、比例だから後任者がいるのでと辞めて他の選挙に立候補することもある。これについて、NHKから国民を守る党の立花孝志を批判する人たちがいるけれど、その前例として青島幸男によって担がれて国会議員になった野坂昭如がいたことは前に指摘したとおり。
 
 また、東京だけでなく大阪でも似たような状態だが、このように橋下徹や維新の連中によって引っ掻き回される前には、タレント知事の横山ノックが自分の孫ぐらいの年齢の女子大生にセクハラで訴えられ辞任し、いちおうリベラルな政治姿勢の人が実はダメという認識が広がって、後の品が悪い右派政治が発芽する地ならしとなった。

 これらダメなリベラルは、みな市川房枝の弟子とその仲間である。
 あの菅直人も系譜に連なる政治家だから、信用できない。これは前に述べた通り。他にも、地方議会で市川の弟子と称する腐敗した人がいる。
 これについて、その名声に便乗しただけの弟子ばかりだと言う人もいるが、そうではなく市川房枝そのものが偽者だったのだ。その発言から簡単に判るのだが、騙されている人が多かった。
 その挙句が、今の惨憺たる社会である。

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by ruhiginoue | 2019-10-16 04:33 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 NHKから国民を守る党の立花党首が、辞職したうえで埼玉県の補欠選挙に立候補することを検討していると報じられた。
 つい先日に参議院議員になったばかりなのに他の選挙に立候補するため辞職し、それが同じ参議院議員の選挙だから、禁止されていないことであっても、ふざけているという誹りがある。

 おそらく、比例で当選したので辞職すれば後任者が繰り上げとなるから、議員になったことで知名度が上がった党首は次の補欠選挙に立候補、そして落選でも議席数は同じで、当選できたら議席が増えるし、どちらにしても宣伝になる、という計算だろう。

 これは今始まったことではない。
 かつて比例代表制が始まったばかりの80年代前半に、野坂昭如がやった。
 その前にも参議院議員選挙に無所属で立候補したことがある野坂昭如は、83年に青島幸男から誘われて立候補すると比例代表制で当選した。
 ところが、一年もしないうちに辞職する。比例だったから繰り上げとなるので、後任者に議員活動を継いでもらい、自分は田中角栄もと総理に挑戦して同じ新潟三区から立候補すると表明。

 こんなことをしても到底敵わないが、話題にはなった。
 このパフォーマンスに、和田誠がポスターのデザインを、糸井重里が宣伝コピーを、作って協力すると名乗り出て、要するに便乗してマスコミに騒がれた。
 このマスコミ人たちとしては目立つことができて得したが、同じ選挙区で田中角栄支配を批判して対抗していた野党は、政策でない部分でマスコミに騒がれることで割を食ってしまい迷惑だった。

 こういう悪しき前例があるから、模倣も出て当然だ。
 もとは、真面目にやるより面白おかしいほうが注目されるという態度のマスコミ特にテレビが原因である。

 最後は徳田虎雄の団体から立候補。
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by ruhiginoue | 2019-10-15 05:21 | 政治 | Trackback | Comments(0)
 安倍総理大臣は所信表明演説の中で、れいわ新選組から当選した舩後議員を次のように祝福した。
 「舩後靖彦さんの当選を友人として心よりお祝い申し上げます」
 一議員の当選を総理大臣が所信表明演説の中でわざわざ取り上げるのは異例のことであり、違和感を覚えたという国会議員もいる。
 
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 ただ重度身体障害者に社交辞令ということだったなら逆に失礼であるし、本当に身体障害者が国会議員になって良かったと考えたなら、これまで自民党が比例名簿に載せて当選させなかったのはなぜかと疑問が湧く。
 もしかすると、身体障害者として同情票で当選したら後で取り込もうという意図があるのだろうか。あの八代英太議員のように。彼は事故で車椅子生活になり芸能人を廃業すると、その同情票を集めて議員になった。この時は、どちらかというと左派だった。それが結成した党の仲間を棄てて自民党に入ったから驚かれたものだ。

 それどころか、れいわ新選組の舩後議員は、もともと安倍総理とメル友だったし、安倍総理らの肩入れする日本会議系団体の催しで講師を勤めたことまであり、極右思想の持ち主であることを自認している。
 この事実と、安倍総理のお祝いの言葉を合わせると、たいへん気の合う仲良しということが判る。

 もちろん、身体障害者だからと弱者の気持ちが解るわけではなく、自分より弱い者をいじめて悦に入る者が大勢いるし、弱者としての立場から権利を主張するのではなく、弱者ゆえ権勢に媚びたりもする。
 これは障害者に限ったことではない。例えば「在日」でも、その差別に苦しんだから、差別で不利益を被らないよう権勢に媚びる者がいる。和田アキ子など典型的だろう。差別する側に回る人もいる。
 あるいは、障害を同情を惹くのに利用するものだと考えている『金閣寺』式の人もいる。あの乙武洋匡という人も、スキャンダルがなければ自民党から選挙に立候補するはずで、話題票と同情票で国会議員になっていた可能性がある。
 だから舩後議員も、最初は野党から出ておいて後で与党に寝返る可能性を指摘されている。

 それにしても、だ。
 今の自民党で中心になっている安倍総理と周辺の勢力は、自由も基本的人権も平和も平等も国民主権も一切否定している。
 また、日本は戦前まで身体障害者など「役立たず」と罵倒されていて、家族も責められて一家心中に追い込まれたなんてことも珍しくなく、そのうえで、身体障害者は社会の邪魔者だと虐殺したナチスドイツと同盟関係になり戦争に突き進んだのだが、その時代に回帰せよと堂々と主張しているのが安倍総理や日本会議である。
 これに舩後議員は、重度障害者でありながら賛同していて、なんとも不可解だ。

 これは、ナチやヒトラーに賛成していないが、その支持者や党員らと個人的に友達、というのとは全く違う。ナチズムを支持してヒトラーと親しくする障害者やユダヤ人がいたら、自分の存在を否定するのかと呆れられるだろう、という話だ。
 このような不見識は他にもある。例えば原口一博議員が家系により遺伝病で苦悩していると言いながら、渡部昇一と共同で声明を発表したことだ。渡部昇一は遺伝病の家系は子孫を作るなと主張し、劣悪遺伝を排除したナチスの功績とか「神聖な義務」とか言ったが、これを原口が知らなかったはずはない。その共同声明とは「歴史修正主義」による主張だったのだから。
 それでも、媚びていれば自分だけ安泰だと考える者がいることは世の常である。そんなの甘いのだが、甘いこと以上に自分だけというのが醜い。

 これについて、舩後議員を神輿に載せて担いだ山本太郎もと議員は、どのような認識だったのか、質問したいものだ。




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by ruhiginoue | 2019-10-12 05:25 | 政治 | Trackback | Comments(0)
 「焼きたてのパンを熱いうちにその場で食べてももらえるようにしていたのに、店内で食べると持ち帰って食べるより消費税が高くなるなんて、作りたての美味しさは税金を取るほどの贅沢なのか」
 このように近所のパン屋が悔しそうに話していた。

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イメージ 別の店

 このところ、コンビニ店の前に立ったり駐車場で自動車に乗っていたりで飲食している人が目立つけれど、たった数円の違いではあるが、バカな税制によって取られるのが悔しいからだろう。
 しかも、店内の「イートインコーナー」「イートインスペース」で食べるのに会計のさい申告しない客がいて、これを一部の報道が「イートイン脱税」と命名して騒ぐ。総理が大手マスコミの幹部らと会食するような高級料理屋のことではなく、奇妙な税制のせいなのに庶民が数円ごまかすと問題にしている。
 こういうことを、大儲けしても税金ナシの大企業が運営するサイトが喧伝している。
 おなじころ、不正に大金をもらった政治家が「返したから」と居直っているが、なら、消費税も咎められたら差額の2円払うと言えばいいのか。

 これは追及を故意に間違えているマスコミも悪いが、もとは公明党のせいだ。
 いま消費税率の引き上げに「配慮」したことで却って手間と支出が増える愚かしいことになっているけれど、公明党を支持する人には、この「配慮」で自分だけ得したと錯覚して喜ぶ階層が多い。
 かつての「地域振興券」と同じことなのである。極端に蒙昧な人たちを騙して支持させているカルト宗教団体を母体する公明党の協力がないと自民党は持たなくなったから、仕方なく異常なことと知りつつ実施しているのだろう。




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by ruhiginoue | 2019-10-11 05:19 | 政治 | Trackback | Comments(0)

マスコミと田舎教師

 かつて観た韓国の映画に、こんな場面があった。
 いじめの蔓延る学校へ転校した主人公が、いじめの中心になっている生徒と対立したため教室で仲間外れなどの迫害を受けてしまい、担任教師に訴えたところ対応してはくれたが、そのやり方が御粗末だったので更に追い詰められてしまう。
 
 このさい担任教師は、問題の生徒に用事を言いつけて外出させ、その間に教室の全員へアンケート調査したのだが、この結果、転校生の方が教師から叱られてしまう。
 なぜなら、問題の生徒について誰も非難せず、転校生が喧嘩しているだけだと書く者も少なからずいたからだ。

 もともと、問題の生徒は上辺だけは非常に良くて教師から良い印象をもたれているのだから、いくら無記名でよいとか自由にとか言われても、そう言っているのが問題の生徒を褒めて贔屓している教師では、これに対して異を唱えたら場の雰囲気が悪くなり、ここから自分も迫害されてしまう恐れがある。
 これでは何も言えないし、転校生が悪いと言っておくのが無難である。

 こんな当たり前のことが、担任教師にはわからない。ベテランで人は良いけれど、いかんせん山奥の田舎で勤務し続けてきた人だからだ。
 そして、このあとソウルから赴任してきた若い教師が、洗練された人だったので問題の生徒がいかに悪いことをしているかを一発で見抜いてしまう。

 この映画を観て、自分も東京から埼玉の山奥に越した当時、学校で同じような体験をしていたから、外国でもあることなのだなという感想だった。
 そして、大手マスコミがいつも財界や役所の顔色をうかがい政権与党を贔屓する報道や論調を垂れ流していながら、空々しく世論調査をして、これでは発表される内閣支持率など高くて当たり前で、批判する野党や一部のジャーナリストが無用に騒いでいるという結果となるが、同じ図式だと悟ったのだった。

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by ruhiginoue | 2019-10-05 05:20 | 政治 | Trackback | Comments(0)
 ドイツは63回も憲法を改正しているのに、日本は1度も憲法改正していないから、日本は憲法を改正しないといけないと自民党などは主張している。
 この比較は、もちろん不適切である。ドイツの憲法改正は枝葉の修正であり、同じことはアメリカなども行っている。そして国の基本理念の部分は「永久条項」として変えないことになっている。
 ところが、自民党が主張するのは国の基本理念を変えることであり、これは革命の域になるから、ドイツの憲法改正とは全然違う。なのに同列にして回数を比較するのだから、ひどいデタラメである。

 以上の指摘は、既にされていることだが、もう一つ、ドイツを引き合いに出した憲法の話で重要なことを、作曲家の池辺晋一郎さんが述べていた。
 かつてドイツが東西に分かれていた当時、西ドイツの連邦大統領をしていたヴァイツゼツカー氏は「何十年という歳月は、個人にとっては長いが、国家にとっては短い。戦後何十年の経過で、ドイツが戦争の過ちを繰り返す心配は無くなったと安心してしまったら、早すぎる」と言っていたが、これは日本にも当てはまることで、もう何十年も経ったのだから憲法改正すべきという主張があるけれど賛成できない。まだ何十年なのだ、と。


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 武満徹も伊福部昭も亡き後、日本を代表する作曲家・日本最大の巨匠は誰かといえば皆が池辺晋一郎だと言うくらいだが、これとは大違いの殆ど無名の作曲家が自分の知り合いにいて、彼はこの池辺晋一郎さんの話を知らなかったので、これが新聞に載ったさいの記事を見せたら、読んで大いに感心していた。
 この人は平和への思いをよく語るのだが、BLOGなどで説いても語り口があまり上手くない。その自覚があるそうだ。そして、池辺晋一郎さんとは作曲家としての知名度と実績が月と鼈と言ったらスッポンに失礼というくらい差があるうえ、平和を語っても見識と表現どちらも敵わないと言っていた。

 さらに、ダジャレでも敵わないと言う。
 よく家で奥さんに「またオヤジギャグ」と呆れられてばかりで、池辺晋一郎さんの「私は合唱曲をたくさん作っているが、歌詞は作詞家に作って貰っている。私は詩が無い作曲家だから」とか「よい演奏をするためにカルテットは始終相談している」とか「プロのミュージシャンと言われてもモーツァルトは謙遜して、私はアマでぅす」などなど、そうした発想が出てこないと残念がる。
 このように三重に敵わないので、とても尊敬しているそうだ。
 


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by ruhiginoue | 2019-10-04 05:38 | 政治 | Trackback | Comments(1)
 安倍総理の選挙区は山口だが、ここで有名な母子殺害事件が起きている。
 この事件は、父親の虐待で頭がおかしくなった少年の犯行だったので、被害が悲惨だから死刑にしろと言う人の一方で、犯人は家庭に特殊な事情があった未成年者であることを考慮すべきと指摘があり「国論を二分する」と言っても大げさではない問題になった。
 しかし、ここで問題なのは事件それ自体ではない。

 この事件を、安倍信三は自分の選挙に利用したと批判されていた。
 あのとき安倍信三は山口で選挙演説したら、この事件の被害者の遺族が来ていると言い出し、それがあたかも自分の応援に来たような口ぶりだったのだ。
 そして「われわれは犯罪に厳しくー」と続けた。

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 その遺族は近くまで来てはいたが、それは場所が勤め先の近くで、ちょうど昼休み中だったから、選挙演説をしてるので誰かと見に近づいただけだった。
 だから取材に来ていた記者から話しかけられても、一有権者の立場であり、しかも偶然だから、ここでは何も話さないと言って拒絶していたそうだ。そういう証言がある。
 なのに、安倍信三が勝手に利用したということで、よく恥ずかしくないものだと呆れられ、批判されていたのだ。

 この演説の様子は録画で見た人も多いが、このさい安倍信三は、なぜ犯罪に厳しく法改正すべきかという話で「悪いことした人はいくらでも言い訳するんです」と言っていた。
 これでは司法の否定である。問題は内容なのに。
 そして、この「悪いことした人はいくらでも言い訳する」という言葉は今となっては安倍信三にとって天に唾であるが、数々の不正について言い訳どころか居直りをしているのだ。その過程で自殺に追い込まれた人までいる。

 これ以上の凶悪犯罪者はおるまい。
    



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by ruhiginoue | 2019-10-03 05:36 | 政治 | Trackback | Comments(0)