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井上靜のblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

カテゴリ:体操( 74 )

 かつて東京に豊島園という遊園地があり、この敷地に広場があって様々な催物に使われていた。
 そして、小学生の時、近所の人が豊島園に行こうと言うので遊園地で遊べるかと思って付いて行ったら、遊園地ではなく広場で開催されている運動会だった。
 これは、そのおじさんが勤めている会社の労働組合が親睦の為にやっているもので、それに動員されてしまったのだ。競技の参加賞として玩具をもらったけれど、騙されたという悔しさはいつまでも残っている。

 もともと、行事というのは退屈なものに付き合わされるだけのことがあり、特に運動会は学校から職場のものまで、こんなことして親睦や団結になるのかと疑問に思いながら仕方なく参加させられるものだ。
 まず、小学校の運動会で楽しいものだとして強要され、中学校の体育祭で退屈さに気づき、高校の体育祭で冷ややかになるものだ。
 やっと学校から解放されたら、今度は職場で労使の双方から親睦を無理強いされる。

 もともと行事とは、そんなふうに強制されて、カッタルイとかメンドクサイとかで、それを言うわけにもいかないから、雨でも降れば大喜びで「中止だ中止」となる。
 だからオリンピックも、コロナウイルスの問題で中止ではないかと言われるけれど、もともとカッタルでメンドクサだったところへ「正当な」「やむを得ない」中止の理由が出来たので、みんな感染を不安がりながらもオリンピック中止なら大喜びであろう。 
 
もともとオリンピックも体育祭も運動会も嫌々やってる_f0133526_16434743.jpg



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by ruhiginoue | 2020-03-21 04:40 | 体操 | Trackback | Comments(1)
 プロ野球の野村監督は、華々しい活躍の一方、夫人が原因で監督を辞めることを繰り返した。
 あの夫妻は互いに再婚で、前の夫人と法的な清算が完全に済んでいないまま次の夫人と事実婚状態になったことから問題になってしまったと本人が説明していた。
 このとき、故郷の後援者から、問題になったので別れたほうがいいと忠告されても拒否し、「野球と女とどっち取るのか」と言われた野村監督は「女とります」と啖呵を切り「野球チームは他にもあります。プロ野球以外にも仕事はあります。しかし、あの女はこの世に一人しかいません」と。

 その後も夫人が原因で色々あったことは周知のとおり。しかし一時は離婚かともいわれたけれど、最後まで連れ添い、夫人が死去してからは、いかにも気落ちした様子だったところ三年後くらいになって同じ病気で死去したということだった。
 あの婦人はマスメディアに叩かれた時、特に彼女の場合は「身から出た錆」というべきこともあったが、そうでなく一般的にも騒いでいるところへ反応すると不利なものだから、そこで彼女は反論不能と装い言いたい放題させ、これに静観を決め込み相手が調子に乗って言いすぎたのを見逃さず、その隙を見つけて油断しているところに奇襲で反撃し、時には法的な手段も取ったから、テレビの中で悪口に乗った人などは慌てたそうだ。
 このように賢い人であったから、頼れたのだろう。


野村監督夫人の賢かった戦い方_f0133526_16055818.jpg




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by ruhiginoue | 2020-02-16 04:56 | 体操 | Trackback | Comments(0)
 放送作家・小説家・劇作家の井上ひさし氏は、テレビに出演したさい好きなプロ野球チームを問われると「スワローズ」と答えていた。「ヤクルト」ではなかった。

プロ野球をチームではなくスポンサーで呼ぶ日本_f0133526_17263220.jpg

 もともと日本ではプロ野球団をスポンサー名で呼び、ここがアメリカと違うと言われていた。アメリカなら、スポンサーになることはスポーツ文化に貢献していることになり、これにより企業の格が上がる。日本では宣伝のためにスポンサーになるから、チーム名ではなくスポンサー名で呼ぶ。
 これは日本で野球がスポーツ文化として根付いていないからだと言われてきた。巨人こと東京読売ジャイアンツのユニフォームの胸についているロゴがTOKYOからYOMIURIに変えられて、東京ドームでファンが「我々は巨人ファンだ。読売ファンじゃない」という横断幕を掲げて抗議した時、巨人からメジャーリーグに行っていた松井選手も「誇りにしているユニフォームをスポンサーの宣伝のために変えてしまうなんて」と、読売新聞をボイコットして朝日新聞に紀行文を寄せていた。

 そしてもう一つの東京チームであるヤクルトスワローズは、よく外国人から「ヤクルト」とは日本のどこにある都市なのかと言われてきたものだ。都市名がついているのが普通であるうえヤクルトという語感が日本語風ではないからだろう。ちなみに語源はヨーグルトである。乳酸菌飲料だから。

 ところが、こういうことではなく、井上ひさし氏は旧スポンサーの国鉄に愛着があるからだと言っていた。先日死去した中曾根もと総理による分割民営化に対し「国民の共有財産を財界に切り売り」「労働組合つぶし」と言って反対していた。
 そして井上ひさし氏を攻撃したのが、中曾根総理と密接なフジサンケイグループのメディアであった。国鉄スワローズの次はサンケイスワローズとなり、ヤクルトスワローズになってもフジテレビが関与していた。だから井上ひさし氏は好きなプロ野球チームはスワローズと言ったのだ。

 どちらにしても、プロ野球はスポンサーではなくチームで呼ぶべきだ。
 これをテレビ朝日の『ニュースステーション』は最初に実行したが、それでもNHKはスポンサーで呼んでいる。民放と違って宣伝はしないからとドラマなどで商品名を隠し、芸術作品である歌詞でさえ出演する歌手に変えて歌わせていたというのに。




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by ruhiginoue | 2020-02-15 05:16 | 体操 | Trackback | Comments(0)
 プロ野球の野村もと選手・監督(ほかに解説者など)が死去したと報じられた。
 この人について色々なことが言われているが、気が合うらしかった新庄もと選手の追悼などが話題なので、ここではあえて気が合わなかった選手の話をする。

 かつて野村監督から「苦手」と言われていた西村投手は、ヤクルトスワローズから近鉄バファローズに移籍したさい「野村監督に追い出された」と語っていた。
 その前に、何かと対立がマスコミで取り上げられていた。テレビのインタビューで、西村投手は「適当に散らして投げて」ちゃんと打者をアウトにしているのに野村監督は不満足であるらしいと言い、これに対して野村監督は「勝手に散っているだけ」と反論していた。
 どちらも言いたいことは解る。

 ところが、それで喧嘩したというほどではないけれど、野村監督は西村投手に話していると「壁に向かって言っているような気がした」と述べていた。
 このインタビューを見ると、顔の表情といい話す口調といい西村投手は非常に気が強そうで、これでは反抗されなくても野村監督は困ってしまったはずだ。
 そうしたら移籍ということになったから、やはり二人の気が合わなかったことが影響したのだろう。そして野村監督は西村投手を気にかけ、移籍先で活躍しているらしいと知って安堵したような態度だった。実際に西村投手は移籍先のパシフィックリーグ複数の球団で活躍し、優勝に貢献してもいる。これだけの力量があったうえ、あれだけ確執があったのだから、野村監督は著書で、西村投手はバントなど打撃に難があったからパリーグに行かせたという趣旨のことを述べていたが、これは後付けだろう。

 このようなことはプロ野球に限らず、分野に関わらない。自分で何とかできるとは限らないことなので、難しいとか困るとかいう問題である。


野村監督と合わなかった選手_f0133526_16530261.jpg





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by ruhiginoue | 2020-02-14 04:49 | 体操 | Trackback | Comments(0)

呂(Lu)さん

 先日、日本に来て仕事をしている中国人の呂さんに会った。
 いつも彼は自分のことを「ろ」と言っているが、「ルーさん」と呼ばれると「それは中国の発音です」と言う。
 しかし中国人はもちろん、アメリカ人など日本人以外の人からは「ミスタールー」と呼ばれている。
 
 これで思い出したが、台湾から日本に来て活躍したプロ野球選手でルー=ミンスーという人がいて、日本では「ロ選手」と呼ばれていた。
 これを呂さんに話すと「聞いたことがあります。巨人に居た人ですよね」言った。

呂(Lu)さん_f0133526_11584795.jpg

 ロ選手ことルー=ミンスーは88年に、試合で骨折したウォーレン=クロマティの代わりに出場すると、強打者として大活躍した。
 それで、アメリカから大金を払ってクロマティ選手のようなメジャーリーガーを招かなくても、同じアジアに優秀な人がいるじゃないか、という話になったのだった。

 この話は、今、日本に来て仕事している呂さんは若いので知らなかった。あくまで姓のことから日本で誰かに言われただけらしい。
 しかし、日本は労働人口が減ってきたけれど、隣の中国に人が大勢いて、そこから選べばいいということが本格的なってきたことは確かだ。
 かつては、中国人というと当たり外れが極端なので面倒くさいから避ける経営者が多かったけれど、それが今では方法が確立したのか選びやすくなったということか。

 あと魯迅の魯も「ルー」だけど、中国人の留学生に「『阿Q正伝』の作者なら『ろじん』で通るよ」と言われたことがある。

 また、クロマティ選手はホームランを打つとガッツポーズで拳を突き上げていたが、このとき風船ガムを膨らませて見せることがあり、試合中にガムは不謹慎と言う日本人がいたので、そこは文化の違いだった。
 文化の違いといえば、ロ選手はホームランを打つとガッツポーズとして走りながら拍手していた。中国では議会の開会式などで気勢を上げる意味で拍手するから、これは中国式かと言われたものだ。

 ということで、呂さんから色々と思い出したのだった。



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by ruhiginoue | 2019-11-22 12:54 | 体操 | Trackback | Comments(0)
 このところ役所の広報に毎回「東京オリンピックまで、あと266日」と載って、そのたびに日数が減るが、この混乱では楽しみというのではなく『宇宙戦艦ヤマト』の「人類滅亡まであと266日」みたいに感じられる。

 もともと、前の東京オリンピックと同じころの、よく運動会をやっている「体育の日」のあたりなら気候がよいということで招致したはずだが、それだとアメリカの人気プロスポーツと競合してしまうと言ってアメリカのテレビ局がうるさいので、仕方なくスポーツするのに気候が悪い真夏に開催となってしまった。
 それで一部の競技を北海道で実施するとか奇妙なことになった。つまり、それでもアメリカのテレビ局には逆らえないということだ。なんのためのオリンピックなんだか、と呆れるしかない。
 
東京オリンピックは中止に_f0133526_10373235.jpg

 そもそも東京オリンピックは、石原慎太郎都知事が「横田基地返還」と大きな公約を掲げたものの実現に向かわなかったから、ごまかそうとして言い出しただけで、あまり本気ではなかったことだ。
 そしてあとをついだ猪瀬直樹知事は、うまく運営して利益を出すと言ったものの、いろいろな利権がらみでかかる圧力をはねのけられず、ようするに政治力が足りなかった。そして金の不祥事があり辞任し、さらに舛添要一知事も真面目にやろうとしたら引きずり降ろされた。

 あのとき石原知事は横田基地について、首都のど真ん中に外国軍基地があるのは国辱だと言っていたが、それで返還とぶちあげたけれど実現せず、トランプ大統領は来日すると空港ではなく、かつてマッカーサーが厚木に降り立ったように横田から乗り込んだ。宗主国の代表が従属国に来たということだ。そして、卑屈にへつらう安倍総理。
 これで、もしも日本の選手が金メダル獲って国旗掲揚・国歌吹奏でも、日本の誇りは幻想にすぎない。もちろん、ほんらいのスポーツ祭典という意義もない。やはり、みんな言っているように、東京オリンピックは中止すべきだ。
 



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by ruhiginoue | 2019-11-07 05:08 | 体操 | Trackback | Comments(1)
 猛暑のため、どこの放送でも天気予報で熱中症対策が語られている。ラジオのNHK第一放送では、日中に屋外に出るさいは注意するよう呼びかけ、長時間に渡り作業することは控えるようにとまで言っていた。

NHKの第一放送とFM放送の矛盾_f0133526_10351045.jpg

 こんな中でオリンピックをやるというわけだ。
 前の東京オリンピックは、体育の日が制定されているように秋の運動会や遠足と同じで気候が落ち着いている時だからこその開催時期だった。それが、アメリカのテレビの都合で人気プロスポーツと競合にならないよう夏にずらすという理不尽である。

 だから、もともと黒字にするつもりがうまくいかず大赤字になること確実という問題もあるので、こんな東京オリンピックは中止するべきだとかボイコットすべきだとか言われている。
 ところが、NHK・FMの音楽番組「クラシックカフェ」では、この地獄の暑さにもかかわらず「開幕まであと一年になったオリンピック、今から楽しみですね」と複数のアナウンサーが同じ原稿を読んで言っていた。

 そして運動会を連想させるなどスポーツにちなんだクラシック音楽のリクエストを募集している。
 どうせ『道化師』のギャロップとか『スポーツと気晴らし』とかに決まっている。そうなるように募集して、なんの意味があるのだろうか。

 ところで、暑いのを我慢して鑑賞するのはバイロイト音楽祭だが、これは毎年のように気分が悪くなる観客がいるけれど、ドイツの緯度は北海道くらいだ。
 もう東京オリンピックに向けての音楽は葬送行進曲にしたほうがいいかもしれない。 



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by ruhiginoue | 2019-08-09 05:10 | 体操 | Trackback | Comments(0)
 俳優の武田真治らが出演した資生堂のウェブCM。
 公開わずか1日で閲覧できなくなったことで、ちょっとした騒動のようだ。
 この突然の中止、共演している小林航太というタレント弁護士がツイッターで差別的な発言をし、起用した資生堂に抗議の声が寄せられていたから、これが原因ではないかという推測がされていた。

 この弁護士はボディビルが趣味で、これによりテレビ出演もしていたそうだ。
 ここで可笑しいのは、弁護士のくせに人権感覚が欠如していると言われたことではない。そんな弁護士はザラであるのだから。それより、そのマッチョ願望の古臭さである。88年生まれと言う彼は、筋肉を鍛えて裏切られることはないとし、受験勉強と同じだと説いていた。これが可笑しいのだ。
 こんなことは大昔から、彼が卒業している東京大学の学生が、東大の弱点として言ってきたことだ。得意になって言うことではない。

 昔から、東京大学では、野球などスポーツでは弱い傾向だがボディビルでは上位入賞者がいた。
 これは受験勉強と同じで、正しいやり方を正しくやれば確実だからだ。しかし他の競技だと駆け引きとか戦術とか戦略が必要である。だから受験秀才はボディビルは良くできても他が弱い傾向になる。
 
 それで、三島由紀夫も笑われていた。
 にわかにスポーツやっても急に上手にはならないもので、時間と根気が要る。それで手っ取り早くボディビルで、とりあえず見かけだけ。これは色々な人が指摘していたし、石原慎太郎も嘲笑していた。
 同様に、大学を二つ出た勉強家のアーノルド=シュワルツェネッガーが蹴られたのも、寄る年波ではない。映画を観れば動きの悪さが判る。
 
ボディビルと高学歴のコケオドシ_f0133526_17352998.jpg


 そしてボディビルは身体を内側から不健康にする。
 シュワルツェネッガーが心臓を悪くして手術を受けていたが、筋肉質になると心臓や血管に悪影響である。無理な減量のため急死したマッスル北村というボディビルダーもいた。彼も東京大学に入り中退すると東京医科歯科大学に入り直してまた中退という、受験勉強それ自体が目的となってしまった人だった。

 こういうことがあるから、東京大学の入学式で上野千鶴子名誉教授が、受験ではうまくいったけれど、この先は努力しても報われないことが待ち受けている、という訓示をしたのだ。
 しかし、わからない人がいるということだ。それで可笑しい。




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by ruhiginoue | 2019-05-25 05:42 | 体操 | Trackback | Comments(1)
 大相撲夏場所優勝力士に特注トランプ杯を大統領が自ら授与らしい。
 ここで大統領が正面マス席での観戦を希望したので、安倍総理はマス席1000を抑えたとも言われてる。自称「国技」を天皇も貴賓席で観戦しているが、従属国の総督としての安倍は宗主国のトランプ大統領閣下に特別扱いで、天皇より米大統領は偉いらしい。
 これでは「願っていません」なんて不敬な読み間違いも平気でやらかして当然だろう。

 そして「ヒョー!ショー!ジョー!」とトランプさんが言うのだろうか。
 もっとも、このバンナムのデビットジョーンズさんなんて今どきの若い人たちは知らんだろう。

 大相撲で土俵の周りを持って回る懸賞旗には「なとり」とか「永谷園」とかスポンサーが載っていて、高須クリニックとかマクドナルドもあったし、ポールマッカートニーが観戦に来た時は彼のレコードの宣伝があった。
 それも「ロッキードマーティン」などに取って代わられるかもしれない。

トランプ大統領が大相撲でヒョー!ショー!ジョー!_f0133526_14385588.jpg




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by ruhiginoue | 2019-05-21 05:24 | 体操 | Trackback | Comments(0)
 元横綱=双羽黒こと北尾光司さんが、病死したと報じられた。腎臓が悪くなっていたらしい。55歳で「早すぎる死」と言われた。

 もともと格闘家には早死にする人が多いと言われている。それはレスラーやボクサーが身体を外部から痛めつけているためで、このため死んでしまう人が実際にいる。
 ところが相撲取りは、肝臓や腎臓など身体を内部から痛めつけているのが目立つ。それで、やはり大食いは早死にするのだろうと言われるわけだ。

 かつて北尾光司さんは、趣味がナイフを集めだと言ったので「危ない奴」「舛添要一と同じじゃないか」と評判を落としたことがあったし、横綱になった当時、よく読む本はフレデリック=フォーサイスと落合信彦であるとし「その…国際的…なのが好きなんです」だったから、もうちょっとマシな言い方ができないのかと可笑しかった。それに『オデッサファイル』と『2039年の真実』は一応面白かったけど他は…

「新人類力士」元横綱=双羽黒こと北尾光司さんの死_f0133526_16143343.jpg

 それはともかく、趣味嗜好について北尾さんは色々言われていたけれど、これとともに「新人類力士」と呼ばれていた。この「新人類」は「前の世代には理解できない今時の若者」という意味で使われることが多く、もとは栗本慎一郎=明治大学教授が言い出し、筑紫哲也=朝日ジャーナル編集長が広め、80年代後半の流行語だった。

 それで、北尾さんが漫画を夢中に読む様子をテレビが放送するなどして、ことさら今時の若者という点を強調し、マスメディアがイメージを作った。
 これが、のちに親方と対立して廃業したことに牽強付会されていた。

 あのとき北尾さんは、新弟子がちゃんこ鍋をまともに作れないことに苛立ち、これは相撲取りにとって基本なのだからと親方に指導を進言し、そこから言い争いになってしまったらしい。
 そのさい、弟子の作ったものがひどい味付けだと言う意味で「こんなもの食べられない」と言ったのだが、これをマスコミは、今時の若者の北尾さんが、そんな古臭い料理は嫌だと言い出したように報じた。

 もちろん、北尾さんが後から語った言い分ではある。ただ、今時の若者という型にはめて勝手なことを言われていたのは事実で、この意味ではマスメディアと世間一般の犠牲者として同情もされていた。

 それは気の毒だったし、そのうえ早死には残念である。




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by ruhiginoue | 2019-04-02 12:37 | 体操 | Trackback | Comments(0)