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井上靜のblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

カテゴリ:芸能( 223 )

 タレントの磯野貴理子が、テレビで私生活について語ったところ、共演した女性タレントが涙ぐんでしまうなどしたため、大変な話題になった。
 これは彼女が離婚した事情についての話だった。24歳年下の男性と再婚して7年経過したところで夫から、子供ができなかったけれど欲しいという気持ちを離婚を前提に打ち明けられ、話し合って彼女も了承したということだった。

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 これに反応は様々で、同情が集まったり、同情を集める計算と推測されたり。
 またツイッターで、年配の女性のアカウントたちが「子供ができにくいことなんて最初から解っていたはず」と夫の方をなじったり「本当は他に好きな女性ができたのではないか」と疑いをかけているのを見かけた。
 ご年配の女性たちにしてみれば気になることだろうが、他人がとやかく言うことではない、

 なかでも特にひどいのが、18歳年下の夫から同じことを言われて離婚したと言う作詞家の女性である。
 この人は、かつて『新潮45』(これは、子供が出来ないことを「生産性が無い」と差別する発言を掲載したことがきっかけで、昨年休刊した月刊雑誌である)の誌上で、年下の夫のについてノロケていたはずだが、子供ができないので「三行半」だったようだ。
 そこで手前の夫だった男を疑うだけならいいが、だからよそ様についてもきっとそうだなどと公言するのは論外の行為である。これを受け売りする芸能記者が手抜き記事を書いて「持論」と紋切り型の紹介をしていたが、こんなのは持論ではなく勝手な決めつけによる中傷である。
 そんなことする女性なのだから、もしかすると、その女性の夫だった男の「子供ができないから」の方が実は彼女を傷つけないようにするための方便で、別れたい本当の理由はもっと嫌なこと許せないことがあった可能性だってある。

 それはともかく、対象は芸能人だから関心を引かれはするだろう。けれど、あくまで他人様の私生活だ。
 だから、磯野貴理子に同情するだけならいいけど、別れた夫に対して具体的な根拠もなく疑いをかけてはいけない。そもそも、夫婦で話し合い離婚を決めて残念だが納得したと言う話である。

 これについて、ある外国人は、こう言ったそうだ。
 「大人同士が話し合って決めたことに外野からとやかく言う意味はない。他人の家庭内の問題について、その詳細は一生、外部にはわからない。だから、あとはその女性がこれから幸せになれますようにと願うことしかできないし、願うべきでしょう」

 ところが、どうも日本人の中には、よそ様の私生活をネタにとやかく言うのが好きな人たちがいる。
 あと、嫌らしいのはテレビで夫を責める奴らである。ここで思い出してみるといい。貴乃花が離婚したことで妻が叩かれていたけれど、かつて貴花田だった当時、相撲界の事情で婚約解消したら、その相手の宮沢りえに対し「愛情が無くなりました」と暴言を吐いたことについて、テレビは批判せず「りえママ」を叩いていた。
 結局は、事実も真相も倫理も関係なく叩きやすい者を叩くだけ。それがテレビ。

 これはテレビに影響される人が多いのか、そういう人が多いことにテレビが合わせているのか。



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by ruhiginoue | 2019-05-22 06:00 | 芸能 | Trackback | Comments(1)
 前に安倍総理は『笑っていいとも』に出たが、今度は吉本新喜劇に出て話題になっていた。宣伝のためだろう。
 これについて「そもそも庶民が権力者を茶化して皮肉って笑うのが本来のお笑いだと思う」と批判的に、元通信社記者の青木理氏は言ってたけど、これは誤解だ。お笑いこそ、権力とか体制の側のものだ。どんなお笑いだって必ず保守性に根ざしたものである。

 この問題の原点は、安倍内閣が他の内閣に比べ強くマスコミへ圧力をかけていることだ。
 これに対しマスコミ全体が弱すぎるのだが、ここで記者なら権力を監視する使命があるから気骨が無いことは批判されるべきである。
 だけど、芸人にはその使命が無いし、特にお笑いとは元々が保守性に根ざしたものだから、お笑い芸人に気骨が無いと言って批判する意味は無い。

 なのに、なぜ誤解した発言をする人が目立つのか。
 これは、お笑い芸人に気骨が無いのは日本独特のことだと思っているからだろう。そして、この原因を日本の伝統芸能やテレビの体質に求める。実際に、日本の落語など伝統的なお笑い芸は保守的どころか封建的であるし、テレビで人気があるコメディアンたちも同様である。

 よく日本のテレビお笑い番組と比較されるのは英国の『モンティパイソン』である。
 このテレビお笑い番組は、昔から日本の番組から実によくパクられてきた。萩本欽一や志村けん等も、こんな露骨なパクリをして恥ずかしくないのかと不可解なほどである。
 しかし風刺という点は一切マネしない。『モンティパイソン』は政治ネタを取り上げたり時には王室をネタにする事まであるけど、そういうことは日本ではやらない。

 しかし、『モンティパイソン』だって、笑いの内容は明らかに保守性に根ざしたもの。
 だからBBCで放送できたのだ。BBCなんて似非報道の自由放送局だが、これに相応しい似非風刺である。表面的な見方しかしない人は別だが、普通は気づくだろう。

 これはわかりやすい例だが、他も本質は同じである。
 そもそも、笑いをとる芸とは他者を見下すものなのだから。
 
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by ruhiginoue | 2019-05-09 12:10 | 芸能 | Trackback | Comments(9)
 「あつし」という名の同級生がいて、彼の父さんは省略して「あつ」と呼んでいた。
 だからビートたけしが、彼の息子は「あつし」という名だと言い、略して「あつ」と彼が呼ぶのをテレビで聞いて、そう略して呼ぶのはよくあることなのかと思った。それで印象に残っている。
 なので、いまさらビートたけしの息子が「週刊誌で実名」と言っても、すでに知ってるし、知っている人は多いはずだ。
 また、芸能人ではないからマスコミに登場することはないが、名前と写真は公開されていた。顔が似ていると言われていた。


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 その週刊誌の記事とは、「38歳の息子が初めて語った父ビートたけし」という題だ。以下、その紹介から引用。

 発端となったのは2014年7月に「週刊文春」が報じた18歳年下で実業家のAさんとの不倫疑惑だった。
 「それまでたけしは家族と別居していても、週に一度は幹子さんと会ってお互いの近況を報告し合っていた。ところが4、5年前から奥さんとの会食をキャンセルするようになり、Aのマンションに入り浸るようになったのです。周囲に『カミさんと別れて一緒になる』と宣言するほど入れあげていました」(たけしの別の知人)
 昨年4月、たけしは、Aさんと立ち上げた「T.Nゴン」に移籍。しかし、その後も混乱は収まらず、Aさんは仕事やギャラにも逐一口を出すようになったという。
 長男は、次のように語った。
 「実はもう父とは2年近く連絡がとれない状態が続いています。昨年から様々なトラブルが報じられ、色んな話を耳にすることに、家族として、ちょっと格好悪いなっていうか、心配な気持ちがあります」
 4月25日(木)発売の「週刊文春」では長男が実名で、フライデー事件やバイク事故などを振り返りながら、初めて向き合ったという父・たけしに対する心配の思いを語っている。また、あわせて、たけしとAさんの現在の関係や離婚問題などについて4ページにわたり報じている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年5月2・9日号)

 この長男が産まれた当時、ビートたけしは漫才でネタにしていた。だから名前もテレビで口にしていた。
 これがひどい内容であった。
 「子供が産まれたと聞いて病院に行って、どれかと訊いたら、これだと言われて、保育器とかいうガラスの箱に入っていたけど、中を見たら汚ねえ不細工なガキ。えっ、これなの。汚ねえな、ちょっと棒で突っついてみようかと思った」
 これをその息子は知っているのだろうか。




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by ruhiginoue | 2019-04-27 09:00 | 芸能 | Trackback | Comments(1)
 加藤浩次というテレビタレントらしい人がいる。どこのだれか知らないが、よくテレビに出ているらしい。その出演のさい愚かな発言ばかりしていることも伝え聞いている。
 この人が、散髪代に悩む貧困家庭に「1000円で切れますよ」と発言して物議を醸したそうだ。

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 それで、この話題について調べてみたら、そもそもは、頻繁に散髪しないといけないように決めている学校が問題だった。
 さらに、少し伸びただけでもダメだとか、自分で切ったり家族に切ってもらったりしてもダメで店で切らないとダメとか、不可解な学校や地域もあるという話に及んでいた。
 こういうことがあると、それで儲けたい人が背後に確認されたりするものだ。業者が地元の議員だったり、業者と議員が友達や親戚だったり。それに合わせて校則にしろなどと学校に働きかけて、その圧力に教師が屈していたりするわけだ。
 かつて自分が通っていた学校でもあったが、服装や髪型で変な校則は、それによって儲けたい人がいるため。こういうことは特に田舎に多い。

 そのテレビ番組はあくまでも、裏のあくどい人たちのことではなく、必要なのか疑問なことのために各家庭が負担を強いられていることを問題としていた。そのうえで、散髪代も負担になる貧困家庭があるという問題だった。
 なのに加藤というタレントらしい人は「1000円」と言ったから、問題の趣旨が理解できていないとか、貧困の現実について無知とか、批判されたわけだ。
 ただし、彼は話を進展させるために話題をふったのかもしれない、という指摘もあった。

 そして、これを取り上げたサイトのコメント欄には「1000円なんて本当に安い」とか「散髪代が厳しいとかいってスマホなんかを持ってるんじゃないか」とか、問題の趣旨を理解できないうえ弱い者いじめするバカどもが湧いている。
 このバカどもが解ってないのは、散髪とか千円とかいうのとは無関係に、理不尽とか納得できないとかの支出は、どんなに安くても問題だということだ。

 しかし、それ以前の問題がある。
 だいたい、お金のことで「安いからいいだろう」は失礼だ。
 これは自分で思うならいいが、他人に対して言うことではない。安く済ませるにはどうしたらいいかという話題の時に、これなら(こうしたら)いいんじゃないか、ということならともかく。
 そうでなければ、何が幾らであっても、その人にとっては安くないなら、逆にその人にとっては本当に安いとしても、そんなこと言われたら嬉しいはずがない。これでは事実上、見下されているのだから。

 まったく、マナー知らずの育ちの悪い人が多くて困ったものだ。




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by ruhiginoue | 2019-04-14 10:47 | 芸能 | Trackback | Comments(0)
 モデルのローラさんは、環境問題や動物愛護に関心を見せていたが、その延長で辺野古埋め立てに反対して署名運動に賛同を呼びかけたことで話題となった。
 そして今度は「男女平等」を訴えている。

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 これも延長線上にあることだろう。ローラさんもそうだし、望月記者、その支援の署名を集めた中学生、というように女性ばっかりが「出る杭は打たれる」状態なのだから、現実に男女不平等であり、こんなことは変えないといけない。

 ところで、ネトウヨのほとんどが、どうやらオッサンらしいと言われている。
 そりゃそうだろう。例えば望月記者のアカウントに絡んでる奴ら「イソコちゃん」なんて話しかけていたりで、女性とか彼女よりも若い男とかには思えない調子だ。これは要するにスケベ親父がバーチャルで年下の女性を構いたいだけだろう。
 
 ところが、Twitterで堂々と実名と顔写真を出している医師がネトウヨ丸出しで「イソコ」なんて侮辱的であった。
 まあ、Twitter見れば差別の呟きをしている医師がいっぱいである。
 これも当然だろう。医大が入試で女性差別をしているし、入学後も「女は知能が低い」などと誹謗されたり、手術の見学もできなかったり、その他にも、医学部学生を調査したら色々とセクハラが蔓延しているという証言が続々と出てきたことが報じられている。

 このように、女性を差別している人は、女性だから差別しているというより、差別の対象の一つが女性ということだ。そういう人の言うことは、まず根拠がないし、女性以外の他のことでも根拠のない差別をしているものだから。
 なんてことはない、人を見下さないと精神を保てないからで、偉そうにしていても実は自信がないだけなのだろう。



by ruhiginoue | 2019-03-21 08:40 | 芸能 | Trackback | Comments(0)
 前衛創作舞踊家の花柳幻舟が事故死したという報道には、彼女が前の天皇代替わりのさい騒動を起こしたことが必ず添えられるけど、ここには裏の意味があるのではないか。

 もともと彼女は、生まれながら身分が普通と違う一族がいるなんてことがあるから、差別などいろいろな社会の矛盾が正当化されてしまっていると批判していた。

 また、家元に暴力をふるい刑務所に入ったことでは、その獄中記が自演でテレビドラマ化され好評で続編も製作放送されたが、そこで刑務所の係官に名前を問われ「花柳幻舟こと川井洋子です」「芸名は言うことありません」「でも芸名の方が通りが良いでしょう」と笑ってしまうやりとり、続けて生年月日を問われて西暦で答え「昭和で言いなさい」「元号は使いません」など気骨を示したりと、『ゆきゆきて神軍』の奥崎謙三より面白かった。

 それ以前から、彼女は天皇がらみで騒動を起こしていた。例えばテレビに出演したさい、深夜の生放送だったから故意に口に出してやろうと考え、皇族の性生活についてどうなのかと発言し、テレビ局が焦ったらしい。
 そのあと右翼が押し掛けてきたが、彼女はヤクザふうの風貌をした男複数人を相手に退かなかったという武勇伝もある。

 さらに、前の天皇代替わりでパレードが通るさい爆竹を投げて逮捕される事件を起こした。
 こんな花柳幻舟が、次の天皇代替わりを前にして急死したのだ。争った跡がないから事故死だろうとか、持っていたカメラに写っている画像から撮影のさい誤って転落したのだろうとか、警察が発表したと報じられても信じられるか。

 だいたい、年齢七十代後半の女性一人くらい争った跡など残さないで突き落とせるだろうし、落差のある風景がカメラに写っていたというのは『クレヨンしんちゃん』の作者と同じ、というか、これを模倣して偽装したんじゃないかと勘繰ってしまう。
 だいたいタイミングが合いすぎではないか。

 これを報道は暗に仄めかして、わざわざ事件に触れているのではないだろうか。

 とにかく、発表されたものは、まずは疑って当たり前。

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by ruhiginoue | 2019-03-04 12:37 | 芸能 | Trackback | Comments(3)
 先日、ある芸能人が誕生日のパーティーで果物を「爆食い」したという芸能ニュースがあったけれど、ケーキの「爆食い」よりは健康的な感じがする。
 もちろん果物も糖分が多いから太りやすい食べ物に属するらしいが、しかし砂糖を使った菓子よりはビタミンが摂れるなど栄養的に良いことがある。だからケーキよりはフルーツのほうが健康的な印象である。

 しかも、果物の場合は食べ過ぎになりにくい。それでビタミンも少しだけになりやすいという難点もある。その点、果汁100%のジュースは、食べるのと違って大量に飲める。だからビタミンをたくさん摂れて健康的だと思われている。
 ところが、これで飲みすぎると、まず太りやすいということに加え、あと内蔵に対する負担になるという。ふつうは食べて消化して吸収だからゆっくりだけど、そうではなくいきなり大量に注ぎ込まれるのだから。
 それに気づかず、ビタミン剤とかサプリメントとかいうのと違って自然だからと、果汁100%ジュースは健康に良いとがぶ飲みしてしまう人がいて、しかし絞って大量に飲むというのは自然なことではないから、これが栄養剤ばかり飲むのと同じことになるというわけだ。

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 いわれてみれば、そうなのだが、気づかずにがぶ飲みしていたという人は多い。自分でも、がぶ飲みとまではしなくても、かなり飲んでいた。飲むのをやめて果物をそのまま食べるようにしたら、体調が改善した気がする。
 
 あと、お菓子とかケーキとかは、食べ過ぎると糖分の摂りすぎで太る他に湿疹などの遠因にもなると言われていて、コーヒーや茶を飲むからたくさん食べてしまうとも、逆に甘いものを食べるからコーヒーや茶の飲みすぎになるとも、言われている。
 それで、コーヒーの時はバナナ、紅茶と一緒に食べるのはリンゴが合っていると、よく言われるから、今、自分で実験しているところだ。

 さて、どうなるか。
 



by ruhiginoue | 2019-02-25 16:35 | 芸能 | Trackback | Comments(3)
 もともと漫才コンビは、同じような音便の芸名を並べるものだったが、次第に名前とは別のコンビ名をつけるのが定着した。
 それで「ウーマンラッシュアワー」なんていう漫才コンビも登場したわけだ。

 ところで、そのウーマンラッシュアワーが時事ネタを用いたことで変な騒ぎになっている。当人も「それがツマラナイと批判されるならともかく、時事ネタだから批判されるなんて変だ」という趣旨の発言をしていた。

 もともと、お笑い芸人が時事ネタを用いるなんて当たり前のことだったし、そこから政治家になった芸人が何人もいる。
 例えば、東京都知事になった青島幸男は放送作家だがコメディアンもやっていたし、大阪府知事になった横山ノック、その相棒だった上岡龍太郎は父親が「人権派弁護士」だった影響で政治的な発言を繰り返していた。
 また、漫才の横山やすしは落選したが選挙に立候補したことがあり、その相方の西川きよしは当選して参議院議員を務めた。元祖的なのはコロンビアトップで、政治ネタを売りにしていたので、そこから議員にもなった。

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 ところが、漫談の牧伸二は、二千年を過ぎたあたりから、ちょっと政治に触れただけで特に批判的というほどではないのにNHKから止められるようになったと言っていた。この原因は当時の小泉内閣なのか、それともNHKなのか。
 そのずっと前から兆候はあったが。

 あの、ウーマンラッシュアワーの漫才で、ボケがツッコミを無視して早口でまくしたてたあげく「これなら一人で漫才できる」と言って相方をコケにするけれど、これは、かつてビートたけしがやったことであった。また、「漫才だから笑いで落としたけど、本当は笑って済むと思ったり笑って誤魔化したりしてはダメな話なんだ」と客席に向かって言うことで笑う観客を皮肉るというのは、たけし弟子そのまんま東がやったこと。
 だけど、この師弟はあくまで時事ネタからは逃げていた。

 ただ、お笑いと時事ネタについて、初期のたけしは「国会で総理大臣が官僚の作文を棒読みとか現実の政治が滑稽すぎて、お笑い芸人の出る幕がない」と辛らつなことを言っていた。
 なのに売れてきたら「日本は良い国だから政治を風刺する必要がない」と言い出した。この現実は、そうなる(させる)構造があるからだろう。
 そのため、ウーマンラッシュアワーも、この先はどうなるかと言われるのだ。





by ruhiginoue | 2019-01-23 17:37 | 芸能 | Trackback | Comments(2)
 カジノにハマったあげく関連企業から借りた106億円を溶かして有罪判決を受ける以前は、過去に年間100億円近い広告宣伝費を使っていたという大王製紙の井川意高前会長が、こんなデタラメ発言をして話題になった。

 「ローラさんの場合はCMを13社抱えている。本来であれば全部(契約を)切ってから言わないといけないこと」
 「日本の大企業はいろいろな人に商品を買ってもらいたい。だからCMをしている。ローラさんを起用して1カ月CMをしたら莫大なお金がかかる。センシティブな問題を契約している芸能人が話してしまったら、その芸能人の意見に賛同しない人たちは買わなくなる」

 まず、前にもここで述べたが、ローラさんと契約している各企業は、何も問題が無いと表明している。なのに、よそ様のことに無関係の人が口出すのは不謹慎かつ非常識である。
 また、このローラさんを誹謗する発言に怒って、逆にというか大王製紙の商品を不買すると言う人たちがいる。
 「もうエリエール買わない。みんな買うな」と。

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 この一方、その井川と言う人は、あくまで「前会長」であり、博打と背任で逮捕されて牢屋にぶち込まれてしまい、職を退いて同社の株を全部売却して関係がなくなっているという指摘もある。
 ということは、そんなしょうもない奴の生意気な発言を取り上げるメディアが悪いということになる。
 これは、ローラさんの発言で政府が困ったけれど、しかし出演CMの企業は問題ないというので、大不祥事を起こした大王製紙の前会長が政府に媚びてローラさんを批判したのだろうとも伺える。実際に、犯罪やらかした後で権力に媚びる人は他にもいる。あの堀江とか。

 また、不祥事で大損害のうえ、それにより社外者となった人から、今の時期にそんな発言をされた大王製紙としては非常に迷惑なはずだが、それを重々承知のうえで大王製紙の前会長は、自分の不祥事を反省せず、逆恨みし、追われた古巣に嫌がらせするため、わざと炎上発言して不買運動をけしかけているのではないか、という憶測が既に出ている。

 それはともかく、企業と宣伝について誤った認識が流布されてはいけないので、ここで指摘しておこう。

 そもそも、いろいろな人からまんべんなく商品を買って欲しかったら、芸能人を起用して宣伝することはしない。芸能人を起用するとインパクトが強いので宣伝効果がある一方、その芸能人に対する好き嫌いがあるものだ。ローラさんが発言しようとしまいと、ローラさんのルックスやキャラクターに好感を持つか否かは人によりいろいろ。この影響によって商品を購入したりしなかったりする。
 それが元々であるうえ、しかも芸能人だって生きた人間である以上は私生活で何か問題が発生することがありうるから、それにより宣伝している商品や企業のイメージに悪影響を及ぼすことも心配だ。

 そのように、メリットとデメリットとリスクがあるため、よく銀行ではアニメやイラストなどをイメキャラに使用する。金融機関は、その業務の内容から信用や印象を重んじるので、派手な宣伝効果より醜聞の回避を優先させるのだ。
 すると、生身の人間である芸能人のようなインパクトは無く、無機的ではあるが、しかしミッキーマウスやミッフィーちゃんなら、麻薬に手を出したりしないし、不倫も離婚もないし、借金など経済的な事情で騒がれたりもせず、交通事故を起こしもしないので、スキャンダルとは無縁である。また「政治的発言」もしない。

 これを前提として、芸能人とは契約のさい交渉のうえ合意する。そこで、契約中は同業他社の競合する商品の宣伝はしないなど、真に大事なことが条件になり、それ以外のことまで縛られるものではないのだ。
 そして、社会に対して意見を表明したとしても、きちんと発言できるしっかりした人という好印象を持つ人もいれば、そうでない人や、逆の人もいる、というだけのことだ。なんと言っても生身の人間なのだから。
 だからこそ、芸能人を起用する効果もある。そうでなければアニメやイラストだ。

 ということであり、宣伝について誤った認識を持ってはいけない。



by ruhiginoue | 2019-01-04 00:33 | 芸能 | Trackback | Comments(1)
 ファッションモデルでテレビタレントのローラさんが署名運動に賛同して呼びかけたことに、出演するCMのスポンサーはどこも問題ないと言っているし、そういうことが企業として気になるなら、その都度タレントと話し合い契約すればいいだけのこと。
 なのに、関係してもいない者がよそ様にとやかく言うべきでない。

 これについて色々な人が様々な意見を述べる記事をウエッブサイト上で読んだが、そこで古谷経衡氏らも指摘していた。契約のさいに何か合意があって、それに違反したなら契約違反になるけれど、そういうことが無ければ何も問題はないはずだ。その通りで、まったく正しい。
 ただ、ここで古谷氏は間違ったことも述べていた。芸能人の政治的発言について、アメリカでは歌手が選挙で特定の候補者や具体的な政党の支持を表明するということを具体例にしてしまっているのだ。
 これは、あくまで選挙の支持を表明するだけで、戦争反対などは言えないのだ。特に歌手は、テレビやラジオから干されることを恐れる。

 かつて俳優のティム=ロビンスが言っていたけれど、ブッシュ大統領を批判して戦争に反対したら「陰ながら応援しているので非公然ならできるだけの支援をするので頑張ってくれ」と歌手からエールを送られ、そのさい「君は俳優だから何とか声をあげられるが、私は歌手なのでラジオから干されたら死活問題なんだ」と。
 つまり同じ芸能人としてひとくくりにはできず、なぜなら活躍するメディアの違いがあるからだ

 あと、アメリカの芸能人は俳優・歌手などとCMタレントは分離している。直接的に商品や企業の宣伝をするCMタレントは芸能人として格が低く、スターやセレブになったらCMに出るとしても企業や商品とは距離をおくから、スポンサーとの間で問題にならない。

 例えばマイケル=ジャクソンはペプシの宣伝をしていたが、これはマイケル=ジャクソンにとってペプシはコンサートのスポンサーだからで、ペプシとしては宣伝のためマイケル=ジャクソンを利用しているだけだった。
 だからマイケル=ジャクソンは宣伝に出てはいても商品を手にするなどはしなかった。

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 また、これは拙書『朝日新聞の逆襲』で述べたとおり、作曲家のジェリー=ゴールドスミスが『ロサンゼルスタイムズ』のCMに出ていたけれど、これは彼がロサンゼルス出身のうえハリウッドで活動しているためビバリーヒルズに住んで居る、という縁があってのこと。同紙の報道や論調に共感しているということではない。CMで彼は新聞を手にして読んでいたりではなく、ピアノに向かっていたり楽譜を書いていたりで、ここで彼が持論を述べているのはあくまで映画音楽についてのことだ。
 そして、この提供はロサンゼルスタイムズであると締めくくる。互いに距離を置いたCMである。



 というわけで、アメリカの芸能やマスメディアは、政治的自由について日本と違い立派だという幻想をもってはいけないし、しかし日本よりは洗練されたことをやっている、ということだ。



by ruhiginoue | 2019-01-03 00:11 | 芸能 | Trackback | Comments(8)