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by ruhiginoue

カテゴリ:国際( 426 )

おフランスと日本

 1970年8月5日、大阪万博を訪れた浩宮徳仁親王(当時の呼び方、現皇太子、もうじき次の天皇)が予定外のパフォーマンスを披露して話題となった。

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 もちろん、大人気の「シェーッ」のポーズである。ただ、間違ってやる人が大勢いると作者の赤塚不二夫が言っていたように、あげた手は曲げないもの。本家イヤミ氏を見ればわかる。
 この名キャラ・イヤミ氏は「おフランス帰りザンス」が自慢であった。

 ところで最近は、嫌みではなくほんとうに、日本はフランスより遅れていると再認識させられることがある。

 あの「日産がフランスから招いた辣腕経営者」は所得誤魔化しの疑いで逮捕されたが、彼が日産で行なった非情な大量解雇などをルノーでやろうとしても、労組が大反発して政府でさえ許さないはずで、ゴーン式「コストカット」は日本だから可能だったと指摘されている。

 また、自動車の燃料増税が原因で起こったフランスの大規模デモは、それで地方の人や農家が苦しむからだけではなく、同時に富裕層の減税をしたから政府が抗議されたのであり、この参加者たちは、不平等ということは人を人らしく扱わないことであると指摘していて、人権の観念を発明した国がこれではフランス人として情けないし、祖国が恥ずかしいと言う。
 ここが、人権なんてのは綺麗事で身勝手の原因になるとか言う人が主流である日本と違うところだ。

 だいたい、「天賦人権論」を止めないと国民が怠け者になると放言した片山さつき議員など、人権は勝手に天から降ってくるという小学生レベルの勘違いをしているが、こんなのが国会議員やってる日本だから、人権は闘って獲得するというフランスのことを理解できない人がいっぱいいて当たり前なのだ。

 また、社会派発言する芸能人には、勇気をもって政権を批判する人も少しいるが、そのような人でさえ、何でフランス人は怒るのに日本人は怒らないのか、などと言う。
 まったく空々しすぎる。日本人にも実際は怒っている人がいっぱいいて、政府に抗議する大規模なデモも頻発しているのに、これをマスコミが報道しない。特にNHKがひどい政府御用だ。だからNHKに抗議のデモも起きているし、受信料支払拒否している人たちもいる。
 なのに、なんで芸能人はやらないのか。商売の事情で、できないのだろう。実際に、政府を批判してはいてもNHKに出演している人がいる。

 その態度を見ていると、こっちも「シェーッ」と、やりたくなる。やはり日本は、おフランスより遅れている。
 




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by ruhiginoue | 2018-12-26 17:15 | 国際 | Trackback | Comments(1)
 日露関係について記者たちに質問された河野外相は、何度問われても「次の質問どうぞ」を繰り返すことで徹底的に無視したが、要するにロシア側が日本に対してこのところ強行な外交姿勢であることについて一切答えたくないという意味になる。

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 たしかに、安倍総理はロシアに対して莫大な経済援助を約束したが、それに対するロシア側の返答とは、北方領土の軍事強化および、この領土は大戦の結果ロシア領になったことを容認するよう日本に要求することであったから、一切答えたくないのは当たり前である。

 つまり、外交の秘密だから言えないのではなく、無能ぶりを隠したいだけ。ソ連時代に「フルシチョフはバカだ」と言って逮捕された人の罪状が、国家元首侮辱罪ではなく国家機密漏洩罪だった、みたいな話である。

 ただし、強硬でならすプーチン大統領とラブロフ外相に、安倍総理と河野外相のヘナチョコではこのザマであることは予想できた。
 これと同じ頃、安倍総理はガーナのアクフォアド大統領と首相官邸で会談し、ガーナの国道を改修するための64億8600万円の無償資金協力の署名式に立ち会ったと報じられた。小国では感謝され媚びてくるが、大国を相手に同じようにはできない。
 しかも、昔は日本が外国に道路を作る援助をすると、どうせ自動車を売りたいからだろうと言われたものだが、今はそんなに売れない。すでに日本製品が外国で売れなくなっている現実を認識できてない。

 それにしても、河野外相の父・洋平は、自民党内のリベラルとして不遇だったから、後を継いだ息子は最初の姿勢から変節して主流派に迎合し始めたのだろう。
 これは、角川原義が岩波茂雄みたいな出版人だったから、後を継いだ息子・春樹は親を超えたいと商業主義になった、みたいなことではないか。

 そういえば今話題というか問題というかの幻冬舎の見城社長は、前は角川書店に勤務していて、角川春樹の忠臣だった。そして、この当時からのモットーである、いい本とは中身ではなく売れる本、ということを、しっかりと引継いでいる。




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by ruhiginoue | 2018-12-19 12:57 | 国際 | Trackback | Comments(2)
 アメリカ合州国の41代大統領であったブッシュ元大統領(パパブッシュとも呼ばれる)が死去した。94歳没ということで、まだ生きていたのかというくらいである。
 これは彼が副大統領として付いた先代のレーガン大統領(91歳没)と同様に90年以上生きたということは「憎まれっ子世に憚る」「嫌な奴と悪い奴ほど長生きするような気がする」という心理的なものだけでなく、ブッシュ大統領は歳を取って身体が弱っているような印象をもたれることが昔からよくあったので、それから何十年も生きていたから、まだ生きていたのかという感じなのだ。

 あの90年代の当時、ブッシュ大統領といえば、ボディービルダーでアクション俳優のアーノルド=シュワルツェネッガー(のちに州知事)から指導を受け健康増進に努めていると言い「国民のみなさんも、テレビを一時間減らしてスポーツをしましょう」と呼び掛け、それでジョギング中に心筋梗塞、来日しアマコスト駐日大使らとテニスしたあと晩餐会で気分が悪くなり嘔吐して倒れ、というお粗末であった。

 あのあと、夫人がスピーチで「アマコストが下手なのでテニスはぼろ負けし、そのショックで夫は気分が悪くなってしまった」とアメリカ式にジョークで笑わせ一時しのいだものの「アメリカのブッシュ大統領、外交で日本訪問中に倒れる」と世界中で報道され、晩餐会で当時の宮澤首相にもたれかかるように崩れる姿の映像が繰り返しテレビで世界中に流れたのだから、これはそのあとの選挙に致命的であった。

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 そして再選できなかったブッシュ大統領について、大統領選挙で必ず共和党に投票してきたアメリカ人までが「彼は歳をとりすぎている」からブッシュには投票しなかったと言うインタビューが世界各地のテレビに流れ、またイラクのフセイン大統領がブッシュめザマアミロと大はしゃぎしている姿も報じられていた。

 しかし、ブッシュ元大統領は、高齢で体力がないのに無理していたけれど、けっこう長生きしたということだ。
 その前のレーガン大統領も、史上二番目の高齢(69歳)で就任した大統領だったので大丈夫かと言われたが、それで公の場に出てテレビに映ることがある時は化粧をして顔を血色良さそうに見せかけていたのは有名な話。彼は、西部劇に出ている映画俳優だったが売れないのでテレビタレントに転じ司会者になったという元芸能人だった。だから外見を装うという発想になったのだろう。

 しかしブッシュ大統領は、見せかけだけでなく元気だということにしたくて無理して失敗した。でも、本当は健康だったということだ。やはり無茶はしないほうがいい。




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by ruhiginoue | 2018-12-03 12:17 | 国際 | Trackback | Comments(0)
 一部の報道によると、トルコの国策航空会社は、安田純平氏が帰国する時の航空券代金を、当人から支払いの意思を表明されたが、「好意」により受け取りを辞退したそうだ。

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 これについて、イラクで拘束された人たちが解放された時に自己責任だとして航空券の料金を払わさせた日本政府と比較したり、トルコが日本と歴史的に友好国であるとか、トルコもジャーナリストを尊重したとか、人道的見地からの善処だとか、賛美している人たちがいる。
 これらはだいたい、日本政府に対して批判的な、反自民とかリベラルとか言われる人たちだ。

 しかし、あまり美談として仕立てあげるべきではない。
 これまでトルコは、シリアのアサド政権と激しく対立しており、そのアサド政権が悪いとひたすら言うばかりの安田純平氏(その単純な認識には疑問を呈する中東専門家もいるほど)について、トルコ側が好意的であっても、むしろ当然である。

 しかも、このところトルコの政治は独裁化と強権化していて、外国人ジャーナリストの不審死などもあって、世界的に注目と問題視されている。
 このことを忘れて、日本人たった一人それもトルコ政府に好都合な人の飛行機代を辞退したくらいで讃えてしまう「リベラル」で「反自民」の日本人たちがいるというわけだ。

 つまり、そんな人たちは「外国に比べて日本は〜」という批判をしたくてしょうがないから、「民主主義の欧米ではジャーナリズムが尊重されているが~」と言う。現実は、欧米の大手マスコミなんて権力の手先で、政治家は好都合な報道をする記者にだけ好意を見せるのである。
 なのに、欧米崇拝や白人コンプレックスということだろう。
 そして今度は、このところ独裁体制を強めて国際的に批判されているトルコまで賛美してしまう。

 このようなオマヌケさんやオオボケさんが、反自民とかリベラルとか呼ばれたり自称したりする連中にいっぱい。嘆かわしいというか、所詮は日本と言うべきか、である。






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by ruhiginoue | 2018-11-09 19:00 | 国際 | Trackback | Comments(0)
 中東をよく取材している西谷文和氏の話から、日本人の甘さを感じる。
 そして、あの安田純平という人も、なんであのように変な取材レポートをし、これを日本人の多くが受け容れるのか理解できる気がする。

 まず西谷氏が述べるシリア情勢であるが、それによると、アサド大統領も周囲の軍人らも、地元にある次のような喩え話の論理であり、それが原因なのだそうだ。
 昔ある老人が、食用の七面鳥を盗まれた。これは忌々しきことだと老人は言ったが、息子たちは七面鳥くらいいいじゃないかと軽く見ていた。
 すると、さらに馬や駱駝など大きな家畜が盗まれ、挙句に娘が襲われてレイプされる事件まで起きてしまう。
 その間ずっと、老人は七面鳥を盗まれたことにこだわっていた。七面鳥くらいまあいいかと言っていたら、あいつからは安心して盗めるぞと思われてしまったのだと。
 この言い伝えの発想だから、もともと宗教対立があったところへ反政府デモが起きると、シリア政府の取り締まりは徹底的に厳しく、死傷者が出ようと一切妥協しなかった。ここから内戦に発展して悲惨なことになったと指摘する西谷氏は、あのときアサド大統領が話し合いをしていれば、このような悲惨な内戦にはならなかったと結論する。

 しかし、日本の国会議事堂前で行われる政府批判のデモや集会と、中近東の厳しい宗教対立を背景にしたデモや集会の修羅場とでは、緊張が大違いである。話し合いで解決どころか、もしも話し合いに応じる姿勢を見せていたら、七面鳥くらいと言うのと同じで、そこへ周辺諸国や欧米が早速に介入してきて、アサド大統領らはとっくに殺害されていただろう。
 そのうえ、国内が混乱して強権政治下より悪いことになる。ちょうどリビアのように。
 やや緊張が緩いというか単純な朝鮮半島でさえも、相手が日本だからここは穏便に話し合い懸案も解決しようと妥協したところへ、すかさずアメリカが介入してきて際どいことになり、金正日総書記が「不意打ち食らった」と言って自分の甘さを反省したほどである。
 
 なのに、危険な旅に何度も出たという武勇伝を落合信彦ばりに語る西谷氏でさえこれだから、安田氏の単純で薄っぺらいレポートが日本で受け容れられてしまうのは、日本のテレビ局が欧米寄り報道を求めている(あるいは強いられている)ためだけではなく、日本人の甘さによっていると考えられる。
 この甘さに白人コンプレックスが融合して「民主主義の欧米では報道の大切さが認識されているのでジャーナリストをバッシングしない」などと言わせる。アメリカに媚びて庶民を苦しめる自民党政権を批判している人たちまでが、この妄想の滑稽さに気づかない。

 ただ、これは日本人がおっとりした民族であるため平和ボケしているということではなく、日本人は普段から「なんでも話し合いで解決するべきだし、それは可能なことだ」という心にもないことを平気で言っている嘘つき民族だということだ。
 もともと日本人は、上辺は甘いお人よしだけれど実は非情で汚く、ここは穏便にと言っておいて、それでは誠実に応じましょうという態度を相手が見せると途端に露骨な手のひら返しをするものだ。
 これを、日本人はいつもやっているのに自覚していないから、他国のことだと「話し合いで解決しないから悪い」と言い、自国のことになると「話し合いで解決できるわけがない」と、なるのだ。

 
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by ruhiginoue | 2018-11-07 19:19 | 国際 | Trackback | Comments(4)
 発売当初は変な味だとか言われて、マンガ『美味しんぼ』でもこき下ろされていた、スーパードライというのが今では定着していて、今日も飲食店で飲んでいる人をみかけたが、あれはビールだと思うから不味いのであって、食事するときの飲み物なのだと思えば料理によっては合うと言う人がいる。

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 このスーパードライの宣伝に出ていた「国際ジャーナリスト落合信彦」というのは何なのかとも言われたものだが、これについても、あれは到底ジャーナリストなんてものではないデタラメばかり言ったり書いたりしているという指摘とともに、落合信彦をデタラメというのはプロレスに八百長試合というようなもので、そうだと思っていながら面白がるものだから、真面目に考えてはいけないという指摘もあった。
 つまりスーパードライの宣伝には適材だったということだろうか。

 また、あの当時、朝日新聞の本多勝一記者は、この宣伝の落合信彦という人が何なのかとは別に、ジャーナリストに国際も国内も無いと指摘していた。ただ、本多勝一氏とは朝日新聞の同僚で対談もしている伊藤千尋記者は、外国語が得意でよく海外取材に行くためか「国際ジャーナリスト」と呼ばれたことがある。
 そうなると、本多勝一氏のように国際も国内も両方というほうが珍しいのだろうか。そんなことはないだろう。

 ここでもう一つ疑問なのが「戦場ジャーナリスト」と自称している人たちのことだ。
 そもそも、ジャーナリストに分野などあまり意味が無いというだけでなく、命の危険があるのは戦争の取材だけではない。国の内外問わず、暴力団や権力など人間が危ないことと共に、災害や元々過酷な環境や野生動物など自然が対象でも命がけということが色々とある。
 これは実際に日本人の記者とカメラマンで、写真を撮っていたら銃弾に当たってしまい死んだ人だけでなく、被写体が怒ってしまい襲われて死んだ人は、相手が人間と動物の両方の場合があった。

 それなのに、「戦場ジャーナリスト」とか「戦場カメラマン」などと自称している人達がいるから、なにやらことさら危険な取材をしていることをウリにしているような感じがして、これを恰好つけていて生意気だと思った人達が、政府の言い訳「自己責任論」に便乗して、勝手に危険なところに行って商売してるだけじゃないかと非難するのだろう。
 しょせんその程度のこと。

 だから、あくまで問題は取材とか記事とかの中身であるはずなのに、どうでもいいことで騒いでいる人達が多すぎる、というわけだ。



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by ruhiginoue | 2018-11-05 17:21 | 国際 | Trackback | Comments(2)
 シリアで拘束された日本人で、殺害された湯川遥菜という人は、フェイスブックに載せた写真が命取りになったらしい。
 それは、田母神俊雄という人と一緒に撮った写真である。

 この田母神俊雄という人は、海外でも知る人ぞ知るで、日本人を拘束したイスラム国と名乗りダーイシュなどと呼ばれている勢力からも知られていたことが確認されている。
 では、田母神俊雄という人はどんな人物であると認識されていたのか。

 これは周知のとおり、田母神俊雄という人は航空自衛隊の頂点にいたけれど、政治的な発言が原因で辞めさせられた。この発言とは、日本が過去に起こした戦争を正当化するものだったので問題になったのだった。
 その後は政治活動を始め、自衛隊を防衛だけでなく攻撃的にすべきとか核武装すべきとか超タカ派の主張をしていた。

 ここまでが、外国でも知られている田母神俊雄なる人物である。
 その後、選挙に立候補したが、支持者から集めた資金を使い込んだとか、買収をして逮捕されたとか、結構お粗末であったが、これは日本だとだいたい知られているけれど、外国ではほとんど知られていない。だから、田母神俊雄とは超タカ派の危険人物である、という認識が外国では専らということだ。

 そして、湯川さんがシリアでダーイシュに捕まったさい、どんな日本人かと調べるには世界中で接続できるインターネットがもっとも便利であるから、それで彼のフェイスブックを閲覧したところ田母神さんと一緒に撮った写真が掲載されていた。
 これについて田母神さんは、選挙に立候補したとき色々な人たち大勢と記念撮影したからいちいち憶えておらず、湯川氏のことも記憶にないと言っていて、それはそうだろうけれど、そんなことまでダーイシュはわからない。あの田母神俊雄なんて人と関係があるのか、ということになってしまったようだ。

 そのうえ、彼は銃器マニアだったから、外国へ行ったら銃を持ったり撃ったりできるのではしゃいでいて、その様子を撮影したものまで掲載していた。日本国内だったら、ありゃただの軍事オタクですよと言えばわかるが、緊張感の強い紛争地域で戦っている急進派勢力には通用しない。これはやばい日本人だということで殺してしまえと、捕まった当初から言われていたらしい。

 こういうことがあるので、インターネット上で自分について何を掲載しているか、外国に行くさいは見直したほうがいいかもしれない。
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by ruhiginoue | 2018-11-03 16:50 | 国際 | Trackback | Comments(0)
 シリア内戦について、大手マスコミはろくな報道もしていないくせに、そこで隙間産業か下請けのようになっているフリーランスの人達をダシにして、いかにジャーナリズムが大切かと説いているのを見せられると反吐が出そうであるが、それ以上に酷いのは日本政府である。

 周知のとおり前にシリアで殺された日本人が二人いた。湯川遥菜氏と後藤健二氏である。
 このうち先に捕まって殺された湯川氏は、捕まえた側も最初から殺すつもりだったらしい。それについて潜入したスパイからの証言があったそうだし、取り囲まれた湯川氏が「テメエ何しに来やがった」みたいなことを言われながら袋叩きというか足蹴というかの状態が録画されていた。

 この湯川氏はもともとミリタリーマニアで、民間軍事会社を設立して武器まで含めた物資の調達をする事業を展開しようとしていた。そしてシリア内戦をビジネスチャンスだと捉えてウエッブサイトでも公言していた。これでは反感を持たれて当然だった。
 あの田母神俊雄氏と一緒に撮った写真をウエッブサイト上に掲載していたので、友達なのかとマスコミが尋ねると田母神氏は知らないと言った。選挙に立候補したとき色々な人達と記念写真を撮ったから、いちいち憶えていないと言うのは当然だが、それしても無関係を強調する態度が露骨なので、湯川氏の事業について関係があると思われることを避けたのではないかと指摘されていた。

 しかし後藤氏はジャーナリストであり、取材してテレビ局に売っていたからシリアの内戦も商売のネタではあるが、戦争の犠牲になる子供を取材して世間に訴えていたから、そこは湯川氏と大違いであり、反感を持たれることはないはずだった。
 また、危険は承知の上で、何かあったさいの準備をしていて、外国の会社の高額な掛け捨て身代金保険に入ってもいた。

 だから交渉して解決の可能性はあったのに、安倍総理がぶち壊したのだ。イスラムの急進派と戦うために周辺諸国に支援をいたしますなんて言ったから、これに刺激された連中に殺されてしまったわけだ。
 これについて後から日本政府は、あれは人道支援の意味だったと言い訳したけど、安倍総理はイスラエルの国旗の前に立ち演説しており、その姿が世界中に中継されたのだから、見せられたほうは穏やかでいられないに決まっている。

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 そして今回の安田純平という人だが、カタール政府が三億円を支払った代わりに釈放されたらしく、同国としては外交上の思惑があってのことだと推測されている。
 つまり、その身代金を日本政府は払ってないから、日本は何も迷惑してない。何か迷惑したなら、しかし彼の仕事は立派とか言う意味あるけど、そうじゃないから褒めることない。

 むしろ問題は、本当は何もしてないのに、解放されたのは安倍総理のおかげと嘘の報道するNHKだろう。
 もともと安部総理は、自分の息がかかった人たちをNHKに送り込む工作をしていて、あの百田尚樹が経営委員になったことまであるのだから、むしろ当然の不正だ。
 これに受信料を払うなんてまさに「泥棒に追い銭」だが、こうした嘘のため、政府が努力したかのように誤解した人たちが間違った非難をしているのだろう。

 まったく、マスコミもマスコミなら政府も政府である。





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by ruhiginoue | 2018-10-27 11:45 | 国際 | Trackback | Comments(4)
 十年以上前に中国へ行ったことのある人が、最近また中国に行くと、都市が整然としているうえ清潔になっていると言う。昔は、中国に行くと街にゴミが散乱していて、地元の中国人たちは所かまわずタンを吐いていたものだった。それが今では全く見かけられなくなり、むしろ日本の街より清潔だと言うことだ。
 これは、国を挙げて美化に努めた結果だ。世界各地から大勢の外国人が来るのだからということで。

 
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 これについては日本も、そうだった。昔はひどかったけど、60年代の東京オリンピックあたりから、外国人が世界各地からやって来るのに、街が汚いと遅れた国だと見做され恥ずかしいということで、懸命に美化に努めた結果、世界的にも清潔な方の都市になって、その前までのゴミ散らかし放題にタンツボだらけで立小便自由自在というひどい状態を改善したのだ。
 このように中国も、同じような経緯で心がけをしたということだろう。

 また、マナーの悪い観光客というと、最近は田舎者の中国人が日本でも傍若無人のふるまいで顰蹙を買っているが、もともと日本人でも公共マナーが悪いというのは田舎者で、マナーの悪い観光客というと「農協ツアー」が代名詞だった。それをSF化したのが筒井康隆の小説『農協月へ行く』だった。
 それで田舎と都市は違う。この差は今でもかなりのものだ。

 そして日本は、整理整頓好きなドイツ人からも、都市が綺麗だと褒められるようになっていたが、このため今の日本は、若い人のほうが、もともと当たり前だと思っているから、公共マナーを守っていて、老人ほど感覚が古くて公共マナーがなってない、という実態である。
 だから、昔は「最近の若い者は…」だったけど、今は「最近の歳よりは…」と言われるようになった。しかも高齢化社会で人数が多いから、問題なのはあくまで一部の者であっても相当の数になる。これは実に困ったことだ。



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by ruhiginoue | 2018-10-18 12:44 | 国際 | Trackback | Comments(9)
 日本政府が、韓国主催の国際観艦式に海上自衛隊の派遣を中止する方針とのこと。韓国側が自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求めてたのに、日本側が拒否したかららしい。

 そのさいの日本政府の言い分とは「自衛艦旗の掲揚は自衛隊法などの国内法令で義務づけられている。国連海洋法条約上も、国の軍隊に所属する船舶の国籍を示す『外部標識』に該当する」(岩屋毅防衛相)、「海上自衛官にとって自衛艦旗は誇りだ。降ろしていくことは絶対にない河野克俊統合幕僚長」、つまり日本国内の事情である。

 これに対し韓国では「侵略、軍国主義の象徴」などの批判がマスコミや歴史家から多く出ていて、海自が旭日旗を自衛艦旗にしていることへの反発は強い。

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 これが完全に過去のことなら「いつまでもこだわってんじゃねえよ」と言うことができるけど、今の日本はどうか。平和憲法を否定して教育勅語を復活させようと大臣たちが公言し、韓国が北側と緊張緩和への努力をしてアメリカにも協力を求めて前向きになってもらえそうだと頑張っているのに、そこへ水を差すような挑発的な発言を政府がくりかえしているのだから、そこで海上自衛隊が旭日旗を掲げてやってくるなんて、とんでもないとケチをつけられても仕方ないだろう。

 かつて、一緒にバイトしていた韓国人留学生に、そこの社長が「韓国は昔のことに拘ってるからダメなんだ」と言った。最近の調査で、ネトウヨは中小企業や商店の経営者が多いと判明したことが報道され、これに納得する人が多いけれど、それはこういうことがよくあるからだろう。
 すると韓国人留学生は「私もそう思った。だから日本と仲良くなろうとして来た。なのに日本人から差別されてばかりだ。下宿を探していても、不動産屋に、不動産屋がよくても大家に、『チョーセンジンなんてお断りだ』と何回言われたことか」と反論し、すると社長は黙ってしまった。

 この海上自衛隊の態度で思い出したのは、少林寺拳法がロゴを卍から拳に変えたことだ。「少林寺拳法」は「少林拳」とは別である。それで道衣などに付けているロゴは寺を表す卍であった。これが外国でナチのマークに似てると言われた。
 もちろん卍は地図で寺の記号として使われていて悪い意味はなく、ナチのハーケンクロイツとは似ているだけで同じではない。そう反論はできる。それでも、不安や不快感を受ける人がそれ相当にいることも事実である。
 そこで、我を張るよりも他人に配慮するのが大人の態度だと判断し、武道の精神からロゴを変えたのだ。

 ところが日本政府と海上自衛隊は...ということだ。





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by ruhiginoue | 2018-10-05 17:29 | 国際 | Trackback | Comments(9)