井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

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 「1ふくろに8こ入りのチョコレートが7ふくろと、ふくろに入っていないチョコレートが17こあります。ぜんぶでチョコレートは何こありますか」
 しき 8×7+17=73
 答え 73こ

 これが間違いにされ、不可解に思った母親が小学校の教師に問い合わせたら、「掛け算」をまだ教えていないので不正解にしたという返答だったそうだ。
 これに対してTwitterで怒っている人たちがいた。むしろ「教えていないのに偉いね」くらいのことを言うべきだと。
 この怒りはごもっともだ。その教師のしたことが適切なら、あの「1 から 100 までの数字すべてを足す課題」で、1+2+…99+100=というように児童たち皆がせっせと計算しているのを尻目に「1 + 100 = 101、2 + 99 = 101、 …50 + 51 = 101 なので答えは 101 × 50 = 5050 」と瞬時に回答した小学生時代の大数学者ガウスのしたことは間違いとして学校で否定される。日本の学校教育がお仕着せで才能を潰すものだという、よくある指摘のとおりである。

 ただし、習ったことを解っているか試験するという趣旨に拘るなら、式が間違いで答えは正解とすべきだろう。そうでないと指導にならない。だから不正解にした教師は「まず習ったことを使いなさい」という指導としても不適切である。

 また、この問題文も不適切である。
 この言葉使いでは掛け算と足し算によって合計せよという問題文になるから、それなのに、まだ習ってない掛け算を使用してはダメというのは不適切である。
 そういうダメ出しをしたければ、問題文を「ぜんぶ【たす】と何こになりますか」に、しなければいけない。
 つまり出題した先生の、算数ではなく国語にそもそも難があったということだ。

 これと同じことが、前にもあった。やはりTwitterで問題になったことだが、他の小学校の理科の試験で「じかんがたつと、かげのかたちがかわるのはなぜか」という問題に「地球が回るから」と回答したら不正解で、「太陽が動くから」が正解だという。なぜなら地球の自転はまだ習っていないからで、習ったことにもとづいて回答しなければダメということだった。

 しかし天動説はとっくの大昔に否定されたもので、そんなことを学校の理科でやってはいけない。だから、習ったことを憶えているかに拘るなら「太陽が動くから」ではなく「太陽の位置が変わるから」とすべきで、なぜ太陽の位置が変わるのかというと地球が回るから、だけど、自転はまだ習っていないから答えを書くのに必要ではない、ということになるはずだ。

 これらは、指導の仕方の問題ではなく、算数や理科の問題でもなく、要するに教師の国語の問題なのだ。
 先日、大学生が教科書などの文を読解できないことがあるという問題について、これを大学の先生に言わせると、新入生の英語力がガタ落ちしていて、そもそも国語に問題がありそうだということだが、しかし生徒とか学生の語学力を教諭や教授がとやかく言うよりも、教える側がいい加減な言葉遣いをしているほうを先ず問題にすべきだ。教える側がいいかげんでは教えられる側がちゃんとするはずがない。
 よく、教える側の言葉使いに深刻な誤りがあり、これを教えられる側が指摘すると、「細かいことはいいんだ」とか「理屈を言うな」とか「生意気だ」などと感情的になるものだ。この原因は、何より立場が重要だという日本の「文化」にある。そして、偉い人はいいかげんでも許されてしまうことになる。
 こういうことから改めないと、学問は衰退はしても向上はしない。



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by ruhiginoue | 2017-11-20 15:01 | 学術 | Trackback | Comments(9)
 成人向け動画(AV)の村西とおる監督が、従軍慰安婦は売春婦であると被害女性を誹謗したうえ、これは朝日新聞の捏造記事が原因であると根拠もなく発言した。それも引用するのははばかられる口汚さである。
 まさにネトウヨ発言であり、これに対してデタラメであると指摘して事実と証拠をつきつける人たちがいるけれど、村西という人はしょせん「炎上商法」を狙っているだけのような発言ばかりであるから、ここでも平気でいる。

 しかし、そもそもこの村西とおるAV監督は、女性に対する深刻な人権侵害として今問題のAV出演強要の元祖的存在であり、未成年者使用などで何度も逮捕歴のある人である。これらについても、彼はまるで武勇伝のように語っているので、女性を性的に貶めることなど彼は何とも思わない人格なのだろう。
 そういう意味で、外国からは性的奴隷と批判されている従軍慰安婦を売春婦だと罵ることは、村西とおる監督にとっては一貫性があるということだ。

 また、これら村西とおる監督の発言は高須クリニックの高須克弥院長とまったく同じ内容であり、やはり炎上商法狙いの姿勢も共通するうえ、女性を人と見做さず商売のため食い物にして傷つけたことを否定するためには被害者を中傷、という態度が完全に一致している。彼らは個人的に親しいということも、よく聞く話だ。

 この高須克弥という人はナチス礼賛とアウシュビッツや南京虐殺を否定する発言のためアメリカの美容外科学会から「追放」されたことで最近また話題であるが、一方で日本の形成外科学会は別件で問題になったもののゴネて居残ることに成功したと言っていた。
 ところで既に述べた自分の裁判経験のとおり、被告側の医師が形成外科の専門医を自称しているけど手術当時は日本形成外科学会の認定医でなかった事実を内部文書で挙証し指摘したところ、当該医師は「そんなもの申請すれば自動的に得られる」と開き直ったのだった。
 つまり「そんなもの」をTwitterで「会員です」「えっへん」と自慢する高須克弥医師ということだ。

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 さて、南京大虐殺が日本では完全に否定されていると断言した高須克弥院長だが、旧陸軍のOB組織である偕行社や、フジサンケイグループから正論大賞を受賞した秦郁彦、防衛研究所で戦史研究センター長をしている庄司潤一郎、なども当事件の存在を認めており、無かったと言っているのはデタラメ極論を吐きたがる一部の人だけであることは、周知のとおり。
 しかし高須院長は「美容外科医」である。この手の医師はだいたいが、客観的にどうであろうと関係なく、自分が成功だと言えば手術は成功だし、かえって醜くなったと言う人ばかりでも自分が美しくしたと言えば美しく、後遺症がひどくても自分が無いと言えば無いわけで、だから被害者を嘘つきとか言って侮辱するものだ。だからこれは一種の職業病というべきである。

 しかし、そもそも女性をどのように見て商売しているかということが高須クリニックの危険性であり、このことは拙書『朝日新聞の逆襲』の従軍慰安婦問題で既に詳しく解説したとおりだが、その点で村西とおる監督と高須克弥院長は体質が共通しているということである。




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by ruhiginoue | 2017-11-19 15:20 | 社会 | Trackback | Comments(1)
 国民的とも言われる人気アニメで主人公の父「ひろし」が二人いて、もちろん『ちびまる子ちゃん』のさくらひろしと『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしだが、両者はお人よしであることだけは共通していて、他は大違いだと言われている。
 前者はぐうたらふうで、出勤して帰宅するような場面がたまにあるが仕事をしている場面がなく、自宅ではもっぱら酒に酔っていたりタバコふかしていたりだし、見識ある言動は皆無と言っていいから、ダメな夫・父と受け取られることが多い。
 後者は仕事に熱心な場面がよく出てくる働き者で、新聞の他に読書もするし見識ある言動がしばしば見受けられ理想の夫・父とも言われる。

 この二人の「ひろし」は、バザーで極端に違う行動をしている。
 さくらひろしは、引き出物の食器があるけどいっこうに使わないのでバザーに妻が出品したら、そうとは知らずにそれを買ってきてしまい、あればいつか使えるだろうし安かったから得したと満足げに言って妻を唖然とさせる大間抜けであった。
 野原ひろしは、妻がマフラーを編んでバザーに出品したのを見ていたが、なかなか売れないので密かに自分で買い、そうとは知らない妻が売れたと喜んでいるのを見て嬉しがり、仕事に行くさい家を出てから隠し持っていたマフラーを取り出して自分の首に巻いていた。

 ところで、このバザーに迷惑することが今もあるらしい。
 たとえば、ある小学校でクラブ活動用の備品を購入する5万円のためバザーを開催することになったが、ここで保護者約50人を動員し、商品の供出だけでなく一週間前から打ち合わせに何回か集まって当日は準備のために早朝集合したということで、これでは手間暇など色々と考えたら赤字に決まっていて、なら各家庭から1000円出したほうが効率がよくて楽なはずだ。

 このようなことは昔からだった。自分が小学校のとき、バザーをするので「不要なものを出してください」ではなく、引き出物とか似たようなものばかりでは売れないからと「これを出してください」と学年や組ごとに指定され、「うちに無かったら買って出してください」と言われてしまい、「それならお金を直接寄付すればいいのに」と親たち皆が言うのだが、教師とPTA役員たちの中にどうしてもバザーを行事としてやりたがる人がいて、誰もが迷惑したのだが強要されてしまったのだった。

 これは、親睦のための行事なら他にやることがいくらでもあるのに、役立つことをしようとバザーにしてしまい、みんなで力を合わせて資金を集めるということに拘るあまり、手段が目的と化してしまった、ということだろう。
 こういうことは他にもありそうだが、特にバザーは、金を作ることが目的であるけど、使途が教育とかチャリティーとかであるため資金は「浄財」でありたいということから、滑稽なことになりやすいのだろう。

 どうバザーがあろうと、自分の夫または父は、どちらの「ひろし」が良いかでは、みんな同じではないだろうか。
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by ruhiginoue | 2017-11-18 17:06 | 雑感 | Trackback | Comments(3)
 日本維新の会(実質は大阪ヤクザ党)の足立康史議員が立憲民主党や希望の党の議員を一方的に「犯罪者」呼ばわりして、立憲民主党は同議員に対して懲罰動議の提出を検討するなど問題になったので、陳謝・撤回することになった。

 これは当然だが、あれだけ威勢のいいことを言っておいて組織内で自らの立場が危うくなるや突如「断定していない」と後退したうえ撤回ということだから「犯罪者だと思う」の発言には何の根拠もなかったわけで、これこそ彼の言う「捏造」「印象操作」そのものではないかと指摘されている。

 そのくせ足立康史議員は、「朝日か嬉しそうだが、朝日新聞の加計報道「捏造」発言については、微塵も反省してないし、撤回してませんので、念のため」 と居直っている。
 これはTwitterでの発信であるから議会のように免責されない。よって司法の場で争うべきことだ。これもやはり何の根拠もないのだから、朝日新聞社は足立康史議員を訴えるべきだろう。
 もちろん政治家の発言それも総理に擦り寄ってのものだから司法が公正な対応をする期待が乏しいという問題もある。
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 また、Twitterだけの放言ではなく国会の委員会で足立議員は、加計問題の報道について朝日新聞の捏造だと自分が思うというだけで、だから「朝日新聞の捏造と言ってください」と大臣に迫った(大臣は拒否)が、こんな滅茶苦茶をなぜ平然行うのかと言うと、反論とか反証ではなく権力によって都合の悪い報道を否定できると確信しているからだ。
 これは、すでに朝日新聞が政治的圧力に屈して吉田証言を捏造だと自ら言って撤回したことなど色々と「実績」があるからだ。

 しょせん日本とは、その程度の国なのである。




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by ruhiginoue | 2017-11-17 16:42 | 政治 | Trackback | Comments(1)
 韓国で14歳の女子が大学に合格したそうだ。韓国南東部の釜山にある霊山大学の法学科に、2018年度新入生の随時選考(日本の推薦入試に該当する試験。高校の内申点や面接、論述などの方式で進められる)に合格したという。
 同じ年齢の子は中学3年生で来年は高校に入学するが、その女子はすでに小卒認定試験と中卒認定試験に合格していて、2017年に入って高卒認定試験に受かり大学入試に応募する資格を得て、ついに大学に合格した。
 このイ・ジヨンさんは小学2年生の夏休みからホームスクール(自宅学習)をはじめた。彼女の母親は「ジヨンが幼い頃に英才教育の対象者として判定を受けるほど、非常に賢い面があった。従来の、学校という閉ざされた枠よりは、自由に学習できるホームスクールを選んだ」と明かした。
 また「近所にはホームスクールの家庭があまりなく、生徒間での交流ができなくて残念でした。ジヨンが、10歳の弟の面倒を見て、家で勉強をしていたのが一番大変そうで、それが偉いと感じた部分」とも。
 イ・ジヨンさんは「弟と携帯電話の使用をめぐってたびたび喧嘩した。それを協約書で解決した」「その時から、周囲の法的紛争に関心を持つようになった」と言い、それで法学科を選択したそうだ。
 彼女は、大学に通って一番やりたいことを訊かれると「思う存分、図書館で本を読みたい」と語った。家庭環境のため、読みたい本をすべて読めなかったという。そして大学の総長と面談した後、すぐ図書館に向かってプラトン『国家論』を借りた。学校側は、彼女があまりにも本が好きなので、入学前の図書の貸し出しを特別に承諾したという。
 このように、特別に熱心で優秀だったということだが、親が自由に意欲と才能を伸ばすべきだと考えた結果でもあり、また家庭の事情から大変でもあったというわけだ。

 ここで日本の反応は、学校や職場などでみんなと一緒でなければいけないという同調圧力に悩んだり、過度にみんなとつながろうとして疲弊したり、という問題が指摘されている。
 もともと、繋がることが奨励され、ひとりで過ごす人は「ぼっち」「非リア」などという言葉とともに、否定的なイメージで語られる風潮も指摘される。
 これが問題として語られるということは、それだけ日本も洗練されてきて変わったということだ。一昔前には無下に否定されただけだったから。

 かつて登校拒否の中学生が父親の理解により自宅で勉強し続けて司法試験に合格した、ということがあり、この報道に刺激されて自分も学校で教師や同級生に邪魔されず勉強したいと親に言ったことがあった。同級生も良くなかったが、それ以上に学校の教師たちがひどすぎた。
 しかし、そういうことは羽仁進(映画監督)の娘みたいに親が文化人で祖父母もインテリ(羽仁五郎と羽仁説子)の家庭なら、家庭の環境が良くて世間からも一種の異端として認められるからできるが、そうでないと勉強する環境がなくて不可能なうえ近所の目もある。うちのような下流家庭では到底無理だと母親に言われてしまい、泣く泣く諦めた思い出がある。




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by ruhiginoue | 2017-11-16 15:58 | 学術 | Trackback | Comments(4)
 小選挙区で落選したら議員をやめると公約していたはずなのに議席にしがみついている足立康史議員は、朝日新聞の社説が気に入らないから「朝日新聞、死ね」とツイートして問題になっている。

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 ところが足立議員は、あの匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね」の真似したのだそうで、それを前に山尾志桜里議員が質問で取り上げたから、自分も同じことを言って何が悪いと居直っている。
 これがアホとしかいいようがないことは、すでに指摘が色々とされている。山尾議員は、そのブログを書いたわけではないし、取り上げたのは、保育園が足りないという問題の中で話のきっかけとして例に挙げただけだ。
 
 そもそも、これは前にも指摘していることだが、今も総理官邸のホームページには「すべての女性が輝く社会づくり本部」と記載され、「輝く女性応援会議」にリンクがある。このブログの「SHINE!」が「死ね!」に見えると話題になっていたのだ。

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 そして、働く女性が輝くと言いながら保育所が足りず、一方でオリンピックなどに無駄づかいしている、ということを例のブログは問題にし、政府側の標語「女性活躍日本shine」を「保育園落ちた日本死ね」と捩ってパロディ化したのだ。
 この事実を知らない人が意外と多い。だから「保育園落ちた日本死ね」を、日本に死ねと罵っていると勘違いする。
 
 この話をツイートで紹介したら、似たようなアカウントで同じことを言うネトウヨどもが「何がソースだ」と言ってきたので呆れた。安部内閣を支持しているはずなのに総理官邸のサイトから判ることを知らない。やはり「サポーター」という金で雇われているだけの連中ということだろう。

 とにかく、ようするに「保育園落ちた日本死ね」は政府の無策がひどすぎて日本に死ねと言うも同然だという趣旨だったから、「日本を殺す気か」と政府を批判したもので、日本に死ねとか、まして誰か日本人に死ねとか言う話ではなかった。
 それに対して足立議員の「朝日新聞、死ね」は、政治家が気に入らないマスコミ論調に対して自らの憎悪を殺意として表現したもの。「保育園落ちた日本死ね」とは大違いであり、言論・報道の自由を暴力的言質によって脅迫・迫害するものであり、民主主義社会に対する公然たる挑戦である。

 もっとも、『月刊紙の爆弾』の今月号に書いたとおり、足立と同じ「維新」の長谷川豊という元フジテレビアナウンサーが立候補し落選したが、この人は「透析患者を殺せ」という暴言をテレビで吐いた男である。
 つまり気に入らないとか邪魔とか自分が思ったら「殺せ」「死ね」と公言するのが「維新」ということだ。異常で狂気の集団ということになる。これが支持されるということは、かつて森喜朗もと総理が「大阪は、言葉は悪いがタンツボだ」と言って、そこの住人のジコチュー体質を罵ったが、これは当たっているのかもしれない。

 しかし、それ以前に足立康史議員は小選挙区で落選したら議員を辞めると公約したのだから、これを遵守すべきである。
 「小選挙区落ちた。足立康史、辞めろ」である。




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by ruhiginoue | 2017-11-15 16:04 | 政治 | Trackback | Comments(5)
 風邪の季節になったので注意しようという話があちこち散見されるようになった。
 それなら数日前まで少し喉などをやられていたが、すぐに回復した。

 ところで、風邪を治療する方法は存在せず、免疫によって回復するのを待つしかない。それを手助けするために安静にしたり温かくしたりで、葛根湯や生姜湯を飲むこともある。
 そういえば、SF小説では、未来も風邪は克服できないという話があり、『銀河英雄伝説』には、無理がたたって風邪をひいてしまい、いくら医学が進歩してもこれだけは温かくして寝るしかないという話がでてくるし、アランEナースの短編小説『コフィン療法』は、風邪をひかなくなる方法が発明されたら臭いに過敏になって大混乱してしまい、風邪は必要悪であると療法が否定される。

 ところで、風邪はウイルスが原因なのだからバイキン対策の抗生物質は効かないのだが、これを知らずに飲む人やテキトーに処方するいい加減な医師がいることで問題になっている。
 ただ効かないだけでなく、意味もなく抗生物質を使用すると耐性菌ができてしまい危険という指摘もある。

 このことで、風邪をひいて寝込んでいるときに、妹から無理やり抗生物質を飲まされたという人の話を聞いたことがあり、これがひどい話だった。
 そのとき、効かないし有害だからと拒否しているのに「なに!ひとがせっかく!」と怒鳴って、空腹で飲んではいけないと言うから、食事を作ってくれるとか、何か食べたいものがあれば買ってくるとか、そうだと思ったら大間違いで、ジャーの中で干からびた古い飯をもってきて食えと強要する。気分が悪くて臥せっていなければ殴っていた、と言うほどひどい態度だったが、それをわかっていてわざとやっていたのが明らかだったそうだ。

 これに親は、思いやりのないどころか冷酷で残忍な意地悪をする娘を心配していたが、この性格はついに変わらず、とうとう結婚もできなかったそうだ。
 しかし、こちらに言わせると、その性格は親によく似ていたのだ。ただ、親に輪をかけたような、親以上のひどさだったから、こういうのは性格の拡大再生産なのだろうかと考えてしまった。



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by ruhiginoue | 2017-11-14 16:05 | 社会 | Trackback | Comments(0)
 映画『スターウォーズ』の制作を引き継いだディズニー社が、さらに新作を作って発表するという話に、映画ファンの間から、もううんざりという声が出ている。飽きたということとともに、もう『スターピース』にして欲しいということだ。現実が無邪気ではいられないのに、映画で楽しんでいられるか。いつまでも戦争が続く感覚に浸っていては、ほんとうの世のなかに平和がこない。
 そういうことだ。

 かなり前から、『スターウォーズ』が大ヒットして映画がつまらなくなったと言われている。
 それについて、『スターウォーズ』に大きな影響を与えた黒澤明監督は、どう思うかとインタビューで問われて「『スターウォーズ』は面白かったけど、それが大ヒットした影響で表面的な刺激の映画ばかりになってしまったからだ」と言っていた。
 もともと、『スターウォーズ』が最初に発送された70年代、「アメリカンニューシネマ」の全盛で暗かったり厭世的だったりして、わざとハッピーエンドを避けていたりもした。
 そして『タクシードライバー』などにみられるようにベトナム戦争の影を引きずっていた。

 ところが、77年になり、長らく停止されていた20世紀フォックス社のロゴの音楽(映画音楽の巨匠で同社の音楽部長でもあった作曲家アルフレッドニューマンによるファンファーレ)が復活して威勢よく♪パンパカパーンと鳴り響き、SFなのに「昔、昔、」という説明の字幕とともに映画が始まると、往年の無邪気な勧善懲悪物の活劇は、このとき本格実用化されたドルビーシステムによるサラウンド音響が轟音を蹴立てながら開始されたのだった。

 こうして、SFだからと戦争を堂々と娯楽と化した。例えば爆撃機映画など現実の戦争の悲惨な犠牲者を考えれば絶対に楽しめないということになっていたのだが、娯楽で空想に遊ぶものだからということで、回転式砲座で迎撃機を無邪気にぶっとばすのだ。
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 それから10年経ち、東京国際映画祭で、当時『プラトーン』が大ヒットしていたオリバーストーンが来日し、もう一つの大ヒット映画『トップガン』を戦争美化の軍国主義映画だと批判しながら、『スターウォーズ』もアメリカでは右翼に利用されていると問題にした。
 現実の戦争には政治や経済が絡み、敵にも味方にもそれぞれ言い分があるのに、『スターウォーズ』の銀河帝国とダースベイダーなど、とにかくSFは単純で、絶対悪を倒すのが正義だという図式で、そんなものを観る人々に押し付ける。これが「悪の帝国」を倒すという国策臭さに転じたということだ。

 これだから80年代に入ると映画はダメになったのだと言う指摘があり、そこでウォーレンビューティーは「黒澤明監督の作品のようなものはハリウッド映画には無理になってしまった」と言った。
 これに対しオリバーストーンは、それでも80年代のハリウッド映画は傑作ばかりだと反論していた。80年代の傑作は60年代と70年代の傑作を合わせた数より多いと言う。自分は『プラトーン』を作ったし、ウォーレンビューティーだって『レッズ』を作った。他にも『ブレードランナー』や『ブルーベルベット』などがあった、ということだ。
 そう言われればそうだという映画は色々あった。

 このような経緯なのだから、もう『スターウォーズ』の新作はけっこうである。



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by ruhiginoue | 2017-11-13 16:35 | 映画 | Trackback | Comments(4)
 東京大学法学部卒の愚かしさが3パターン出揃う。

 まず舛添要一元東京大学助教授(今の准教授)、元東京都知事。

 座間の9遺体遺棄事件で被害者の氏名・顔写真が報道されたことにつき、「日本国憲法は加害者保護に偏しており、被害者保護が不十分。自民党第一次改正草案も25条の3として『犯罪被害者は、その尊厳にふさわしい処遇を受ける権利を有する』という条項を付加する改正を提案している。この改正には反対はなかろう」
 
 これは憲法の範疇じゃないと、早速の指摘がされていた。今の憲法の下、法律で出来ること。舛添氏も自民党も、憲法の本質を理解していないと言うことがよくわかる。
 そもそも、被害者は他殺でも自殺でも死に追いやられたことが人権侵害で、加害者は権力から追及される立場として人権を配慮されなけばならず、遺族はそっとしておいてもらうことと個人情報を保護される(両方を合わせてプライバシーという)ことが人権で、これらはそれぞれ尊重されるもので比較するものではない。
 
 だいたい、憲法と刑法そのほかの法律の区別ができたら、こんな滑稽なことは書けないはずだ。大学院は政治学専攻でも、学部で基礎は踏まえているはず。いったい彼はどうしてしまったのか。
 つまり、本当に法学部を卒業したのかというお粗末。


 次は山尾志桜里もと検察官、衆議院議員。

 「改憲論議に先手打つ」
 「これまでの改憲議論は『一文字でも変えたい改憲派』と、『一文字も変えさせない護憲派』による二項対立の構図に絡めとられてきた。だがもうこうした不毛な構図からはいい加減脱却すべきだ」

 これは私生活の不倫疑惑よりはるかに深刻だ。改憲と護憲の対立や論争は「不毛」と両方をこき下ろしたうえで、自分はもっとハイレベルと言ってのける上から目線の独り善がりである。
 まるであの三浦瑠麗という人がやっているお粗末と同じである。そんな三浦氏を小林よしのり氏は「東大出とは思えないバカ」と言うが、それと同類の山尾氏のことは、どうやったらあんなに持ち上げられるのか不可解である。
 
 東大卒の女性がみな変ということではないが、政治の話になると、片山さつき、豊田真由子、山尾志桜里、三浦瑠麗、などおかしなことになるのはなぜか。共通しているのは、なんとしてでも他人を見下そうと腐心して滑稽な言動をとることだ。
 つまり、高学歴らしさが自然に発揮できず、下手に偉ぶりたがるという醜悪さである。
 

 あとは木村草太首都大学東京教授(正式肩書)、「新進気鋭の憲法学者」(マスコミ用語)

 「我が家では、思春期以降の深刻な悩みに備えて、『親に相談したくない悩みができたら、弁護士のところに行くように』と伝えている。彼らは守秘義務があるから、必要があれば、親にも秘密にする。でも、話を聞くだけじゃなくて、とり得る具体的な措置を提案してくれるはず。」

 ほとんどの事を相談に乗ってもらえて、かつ信頼関係が築かれているという、有り得ないに近い前提の話である。未成年者なのに、費用の事もあるのに。
 そもそも弁護士は紛争の「敗戦処理」をするだけで、本質的な解決はできない。そして法律家が思春期の悩みに応えられるとも到底考えられない。
 これはやっぱり学者サマの意見にすぎないということ。実務は全然違う。だいたい弁護士は守秘義務なんて守らない人がざらにいる。そのことで懲戒請求されても弁護士会も日弁連も屁理屈をこねて庇う。裁判に訴えても、やっぱり裁判官は身内だし弁護士会は天下り先だから、無茶苦茶な屁理屈をこねて庇う。

 どうやらこの法学者の先生は裁判沙汰になった経験がないようで、弁護士に係らないでいられたのは実に結構、幸せなことではあるが、それでこんなことを公言するとは「幸せ」というより「オメデタイ」というべきだ。しかも、これでは子供のころに悩んだことも多分なかったのだろう。
 つまり、学校の勉強はがんばったが世間の現実を知らないという井の中の蛙ということ。

 「やれやれ」である。見事に3パターン揃い踏みである。

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by ruhiginoue | 2017-11-12 12:15 | 司法 | Trackback | Comments(4)
 NHKに委託された業者(グッドスタッフ)の訪問員が、テレビを含む一切の受信機を持たない人に契約を強要したので、その会話を録音して抗議したところ、NHKおよびグッドスタッフは非を認めて謝罪訪問と謝罪文の提出をしたそうだ。
 この証拠を提示するまでは非を認めなかったそうで、だからNHKが来たら必ず録音や録画をするべきだと、その人は言っていた。たしかに、「ちがうだろ」「ハゲー」のように録音など証拠が決め手となることはよくある。

 そのNHK委託業者を名乗る男は先日こちらにも来た。例の「テレビがなくてもワンセグがあるだろう」と脅迫的言質を奏する周知のとおりの話だろうから、録画しながら話すと通告した。
 「ネットに載せるのでは」
 「投稿しないのに録画するか」
 「ではダメです。インターネットに掲載されたら困る」
 「公開されて困る話なのか」
 「じゃあ結構です」
 と、慌てて帰って行った。
 つまり最初からやましい気が連中にはあるということだ。

 この前日、NHKは『NW9』で、「タイヤのパンク事故」、イバンカお嬢様の「優れた政治能力」、「トランプの感情分析」、そのうえ「石田えり56歳のヌード」という内容。この日は国会前で4万人が熱く政治危機を訴えていたのだが、その事実をNHKは7時のニュースと同様に無視して一切報じなかった。
 これは安倍総理を支持する「日本会議」が経営委員に送り込まれたためであろうと、NHKに対して公共放送失格だという怒りが巻き起こっていたが、その翌日には強引に受信契約を結ばせて金を取ろうとする。
 つまり、魅力ある番組を作って勧誘して回るのではなく、異常な放送をして怒りを買いながら力ずくで金を奪い取ろうという狂気で、もともと問題があったNHKがさらにここまで堕落したのかと驚かされる。

 また、北朝鮮が脅威だと煽り、米大統領の「武器を買え」に言いなりの総理に好都合な話ばかりして、高額な武器がさらに日本に売られると割高のぼったくりである事実を隠し、そんな政治に苦しめられる庶民に受信料を払えワンセグも同額だと迫るNHKは、その汚れ仕事も委託業者に丸投げであり、正職員の給与は高い。




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by ruhiginoue | 2017-11-11 18:11 | 社会 | Trackback | Comments(5)