井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

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 このblogはexciteなので掲載するmailもexciteにしていたが、このサービスが2018年9月18日に終了するという広報が、ちょうど4ヶ月前にされていた。

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 そこで、掲載しているアドレスを別のものに変えていおいた。
 お便りくださるなら、引き続き新しいアドレスへ気軽にどうぞ。
 blogの話題に合わせ、かつyour eyes onlyというだけなら非公開コメントがあり、それ以外の話で、また返信が欲しい場合や長い場合はmailが向いている、という使い分けをしたら便利ではないかと思うのだが。

 このexcite、blogの方はまだ存続するようだが、途中から無料だと広告が入るようになり、これが嫌で別のblogに変えたという人たちもいる。exciteblog有料の会費は安いのだが、他にも有名なblogのサービスがあるというわけだ。

 おかげさまでアクセス数がそれなりということで、そそっかしい広告屋さんが広告を掲載しないかと勧誘してきたが、exciteblogはできないのだ。指摘したら確かにそうだったので失礼しましたと言ってたけど、他に広告が掲載できたらexciteで掲載している広告が目立たなくなってしまうので当然だろう。

 今のところは、広告で稼ぐのではなく、読んだら支援のつもりで著書を購入していだけたら、という従来のとおりで行くつもりだ。 



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by ruhiginoue | 2018-05-31 15:59 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
 今春卒業した大学生の就職率が4月1日では98・0%で、前年同期より0・4ポイント増えて調査を始めた1997年卒以来、過去最高となったと厚生労働省と文部科学省が先の18日に発表した。
 この上昇は7年連続で、過去最高は3年連続の更新となり、これについて厚労省は、景気回復や人手不足で企業の採用意欲が高まった影響だとみている。

 これは数年前から言われているおり、リーマンショックなどがあって最悪に近い状態から、世界的に経済が立ち直りの時期に入り回復しているのだが、日本の場合はやはり前から言われてきたように団塊の世代が引退しているおかげで負担が軽くなり就職もしやすいのだ。
 この団塊の世代とは数が多いうえ粗製乱造だから社会にとって正直いってお荷物であった。自分でも経験があるから理解できるけれど、この世代の人たちと接したことがある人は、よく性格の悪い人がいて不愉快だったと言う。

 このあいだもまた、人口が減って国が困るから子供をたくさん産めと政治家が言い放ち、安心な社会にする職務を果たさないで何を無責任なと批判された。
 けれど、日本は国土からして人口が多すぎると昔から指摘されている。だから問題は人口減少ではなく少子高齢化なのだ。人口が減ることそれ自体ではなく、それによって年齢や世代の配分がアンバランスになるから困るのだ。なぜ困るのかというと、老人ばかり多いからだ。医療費がかかりすぎて保険料が高くなるなど、景気回復しても生活が苦しいのは老人が多すぎるからだ。
 ということは、女性に子供を産めと言うのではなく、老人に死ねと言うほうが現実的なのだ。
 しかし自民党の老人たちは、自分は死にたくない。なので子供が増えなければいけないと言って、女性のせいにする。

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 だから、ほんとうは自民党の政治家たちが、高齢者は社会のために死にましょうと同世代の人たちに呼びかけて、お手本を示して自殺すべきなのだが、無理だろう。
 あの曾野綾子と同じだ。歳を取ったら適当な時期に死ぬ義務があると書いておいて、自分は八十過ぎてまだ死なない。もともとの暴言に老害の要素か加わっている。なんてことはない、認知症の夫(三浦朱門)の介護がつらかっただけで、死んだら楽になったというだけのことだろうと、みんな言っているけど、あれでは言われて当然だ。
 これと同じことだ。

 お荷物の老人たちに死ねとは言わないけれど、せめて後の世代に責任転嫁して非難するのだけはやめるべきだ。



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by ruhiginoue | 2018-05-30 13:00 | 経済 | Trackback | Comments(3)
 このあいだ気になったことだが、結婚前の旧姓で仕事に出てはいけないとか、在日外国人の通称はいけないとか、変なことを言う人たちがいるけれど、それはあくまで戸籍名と違うのであって、偽名とは違う。
 これはすでに最高裁が判示していた。あの団藤重光判事らによるもの。戸籍とはあくまで身分関係を公証するもの。つまり親子・兄弟・姉妹・配偶者・姻族などのことだ。
 ようするに遺産相続や財産分与のためである。だから、その他は戸籍と異なる姓名の使用は禁止されていない。

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 この最高裁の判示にしたがって、身分と無関係の場では旧姓や通称を本名としてよいはずだ。このことを何人かの弁護士に話してみたが、欺くための偽名でなければ違法とはならないということで一致している。

 これは現に政治家が、レーニン、スターリンと同じく不破哲三は筆名である。横山ノック、コロンビアトップ、森田健作、などは芸名。三原じゅん子などは旧姓だ。
 これらを通称として仕事している。

 ただ、在日で差別があるから配慮していることがあるけど、そうでないと通称や芸名をなかなか役所が認めない。警察で、運転免許証の名前をこの筆名にしたいと言ってみたが、難色を示されてしまい、家庭裁判所で戸籍名を変えるか、または行政訴訟を起こして運転免許証の氏名変更を認めさせて、判決文をもってくればいい、という回答だった。役所らしい態度だが、どうしたものかと思案している。
 あの丹波哲郎は芸名なのに、警官に運転免許証を見せずに「Gメンの丹波だ」と真顔で言ったらしいが。




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by ruhiginoue | 2018-05-29 18:44 | 司法 | Trackback | Comments(6)

銀行は無用の長物に

 大手銀行が、大幅な人員削減と店舗縮小に着手し始め、三菱UFJ銀行は、現在の窓口のある店舗515店舗を3年後には430店ほどに、5年後には約半分の250店舗に、支店の人員も3,000人前後縮小する予定で、三井フィナンシャルグルーブやみずほフィナンシャルグループも、規模は異なるが、店舗の見直しや支店人員の見直しに着手しているらしい。

 もう銀行としては、客に窓口に来ないで、振込、振替、残高照会などはインターネットバンキングにして欲しいらしい。もともと不採算であったが公共性を鑑みてやっていたことだから、来なくてもできることはやめてしまいたいわけだ。

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 これは客としても、便利で安上がりである。インターネットバンキングなら、朝一番で振込をしなくてはならない時に、わざわざ早起きしなくても、夜中にネットの操作をしておけば、自動的に朝一番で振り込まれる。
 しかも、振込手数料に大きな差がある。こんなに差ををつけているのだから、銀行は客をなるべく来させないようにしたいのだ。
 もう銀行は要らないということもできる。貯金は置く場所を借りて金庫を買って入れる。支払いはスマホ使ってコンビニ店で。これこそ「金融ビッグバン」である。



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by ruhiginoue | 2018-05-28 16:12 | 政治 | Trackback | Comments(5)

文字下げと横書き

 最近では、紙の書籍でも冒頭一字下げしていないものが出てきた。
 これがネットだと冒頭一字下げしていない文章の方が多い。その影響かもしれない。スマホでは、一文字下げができず、空白をコピペしないといけない。

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 だいたいネットでは横書きであるから、書籍も横書きなら文字下げしてなくてもすでに見慣れている。ところが書籍の縦書きでも一文字下げしなくなっている。
 
 かつて朝日新聞の「論壇」に、日本語も横書きにという投稿があった。
 この数年後(もしかして十年くらい経ったかもしれない)の90年代後半には、裁判の書面など公的文書が横書き統一となり、はるかに便利になった。
 もともと、裁判に出す書面を毛筆で書いてくる人がいた。お上に直訴状を出す感覚だったらしい。高齢の男性が裁判所の受付で難色を示されている場面に遭遇したことがある。それがワープロの普及もあって横書きA4となった。達筆すぎる書面がこうして排除された。

 ただ、私信でも横書きは失礼という習慣があった。ほかにもインクは黒でなく青にしろとか。この影響で、役所にもそうするものだと思った人がいるのだろう。
 
 とにかく、手書きで繋げるのでなければ、横書きのほうが視覚的にも手の動きも自然で楽だし、横文字や数式や楽譜も混ぜやすいとは、昔から言われている。
 だから、もう新聞や雑誌や書籍など紙媒体も横書きにすべきかもしれない。
 



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by ruhiginoue | 2018-05-27 12:39 | 雑感 | Trackback | Comments(6)

Twitterではなく論文で

 あの橋下徹弁護士が、Twitterで「最高裁が断定」と記述したことについて、そのような「断定」はなく、おそそらく補足意見があったことを指しているのだろうと指摘されていた。
 この最高裁については、判例なのか意見なのかで違うということは、よく言われている。

 このため、橋下徹弁護士から批判された弁護士は、「学生がよくやる間違いだ」と嫌味をtweetし、これが「まとめ」のサイトに載ると、やはり橋下徹弁護士と敵対する弁護士がtweetしていた。「まとめ」なんかを弁護士が利用してtweetすることにはあきれるが、Twitterで安易な発信をしたから橋下徹弁護士も揚げ足取りされたということだ。

 しかし、弁護士として橋下氏のお粗末は指摘できても、趣旨としては重要で参考になるものだったから、揚げ足取りしたり、まして「まとめ」のサイトを大喜びで「論破された」と受け売りしたりの弁護士もセコイ。

 ところで、Twitterで安易にやるとよくウッカリミスするものだから、かつて橋下徹もと大阪府知事は石原慎太郎もと東京都知事から、大事なことはTwitterではなくちゃんとした論文を書くべきだと提言されていた。
 これは実際に石原もと知事は実践している。小説家だったから本を書き、その一方でTwitterでは簡潔な報告をしている。

 やはり、Twitterでは一時の勢いで発信してしまうという難点があるから、そこは要注意だ。

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by ruhiginoue | 2018-05-26 17:12 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

Instagramはなんのため

 Instagramとは、いったいなんのためにあるのだろうか。

 これについて、写真ならblogやTwitterに簡単に掲載できるので、意味がないと言う人もいる。意味がないと思われるのはFacebookも似たようなものだが、Instagramはもっと意義を見出しにくいと言う人たちもいる。
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 そのInstagramというものをしないかということで、疑問を感じながらも登録だけまずしてみたのだが、途端にフォローしないかと推薦するリストが表示され、深田恭子を筆頭に芸能人たちが並んでいるのだが、そこに混ざって安倍晋三総理大臣が上位に出てきた。

 すでに利用している人で、政治とは無関係の利用をしている人だと、政治家のものは推薦されないそうだ。なので、始めたばかりでこの先どう利用するか不明なのに、芸能人ととに安倍総理が混ざっているということは、なにかしら売り込みがされているということか。Twitterでは、そういうことがあるらしいと言われているが。

 それで、そのInstagramを見て回ると、安倍総理のものは他と違って目の保養にもならないが演出っぽい写真がいっぱいだった。
 もともと、無能な人物を優秀な首相であると演出していると言われているから、Instagramも当然ながら利用している、ということだけは間違いないだろう。


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by ruhiginoue | 2018-05-25 12:33 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
 ロシアとクリミア半島をつなく橋が開通し、その式典で初通行するトラック隊のうち一台にプーチン大統領が乗って自ら運転して渡ってみせた。
 ところが、この映像を見た人たちが、シートベルトをしていないのではないかと騒ぎ出した。この見た限りでは隠れた状態なのでどちらともいえない。
 また、トラックの運転免許を持っているのかという疑問も出たが、これについてロシア大統領府の報道菅は、20年前に取得していると説明したそうだ。
 もともとプーチン大統領は自動車の運転はしている。ジェット戦闘機の操縦までできるが、これはかつてKGBに勤務していたからだ。よくアメリカのCIAやFBIのライバルとみなされたので、諜報機関とか秘密警察とか言われたが、実際は軍の組織の一つだった。日本では陸上自衛隊が大型免許を取得できると勧誘していて、実際に退官したあと運送業になって大型トラック運転している人たちがよくいる。

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 この大型トラック無免許運転疑惑といえば、かつて菅原文太が『トラック野郎』の撮影で、公道でロケしているとき警察が監視していたそうだ。
 その原因は、単に菅原文太が大型免許を持っていないからではなく、映画に警察が反感をもっていたためらしい。いつも最後に、人や荷物を大急ぎで運ばないといけなくなって「こうなったら一世一代のスピード違反だ」と菅原文太が言って一番星号で突っ走り、追いかけてくる警察を振り切り、そのさい転倒するパトカーや白バイの様子を面白おかしく描写しているから、警察としては不愉快だったらしい。

 あと、『トラック野郎』は、もともと主人公の相方役の愛川欽也が、アメリカのテレビ番組『ルート66』のセリフ吹き替えをしていて、そこから発案したそうだが、このシリーズが終わったら、アメリカ映画『コンボイ』がヒットし「♪Come on join us convoy」というサントラ盤が売れていた。
 これら映画の影響で、大型トラックの電飾と無線が流行り、よく違法行為もあった。それがロシアでは大統領に疑惑というわけだ。


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by ruhiginoue | 2018-05-24 10:32 | 国際 | Trackback | Comments(2)
 今年の大卒者で、国公立24大学、私立38大学の4770人を対象として就職率を比較したら文系学部は0・9ポイント増の98・2%、理系学部は1・5ポイント減の97・2%で、調査開始から初めて文系が理系を上回ったそうだ。
 この調査をした厚労省は、理系には国家資格を取得した上で就職を目指す学生が多く、こうした学生のうち資格試験に不合格だった人が、学生に有利な「売り手市場」が続くなかで就職活動を1年先延ばししても希望の就職先に入れると考え、今春の就職を見送った影響があるとみている。

 いまのところは、そうかもしれないが、知人で医師や薬剤師をしている人たちは、もう資格で仕事できる時代は終わったので、転職を本気で考えていると言っている。
 たしかに、生計を立てるという面では。けっこう厳しい現実がある。
 あと、仕事が面白くなくて、やりがいが乏しいと言う人もいる。かつてのように「天職」(ベルーフ)というものがあった時代ではない。機構の中にはめ込まれて働くだけだ。
 この点で、看護師をしている若い女性が、医師なんてつまらないと言っていた。昔は、看護師より医師のほうが才覚を発揮できるということで、看護師だった人が医師の免許も取得することがあったけれど、今は逆に看護師のほうがよほど才覚を発揮できて、医師のほうが決まりきったことしかできにない。だから、つまらないと言うのだ。

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 今でさえ、かつてとは違ってきているのに、この先はもっと変わるのではないか。たとえば人工知能の出番になる日もすぐだろう。
 かつては、夢として語られていた。ミスもセクハラもしないから夢のようだと。これは倫理観がの乏しい人がいるので皮肉を含んで言われたことだが、そろそろ本当に考えないといけなくなっている。

 これは音楽の話だが、知り合いの売れない作曲家が、理論の学習が大事で本を読んでもダメで専門家に教わらないといけないとか言っているけど、単に自分が食い扶持として音楽教室を細々と経営している都合なのが明らかだった。理論なら人工知能が補完してくれるし、人工知能がすべて代わりにやれるようになるはずだと言ったところ、その売れない作曲家は猛反発し、人間のやることがなくなると言った。
 そして、もう人工知能が作曲をしていて、ゲームの音楽くらいなら充分な作品である。すくなくとも、すぎやまこういちなんかよりは優秀である。

 このように芸術でもそうなのだから、ほかの分野でも同じだろう。ただ、それ以前に、生活のための収入を得るということでも困難になっているという問題がある。このほうが深刻だ。


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by ruhiginoue | 2018-05-23 12:40 | 経済 | Trackback | Comments(0)
 大量の懲戒請求に対して訴訟にするという弁護士たちに、乗る同業者もいれば批判する同業者もいる。
 その批判する弁護士が法律的な見地から指摘していたので、大意だが紹介する。

 懲戒請求に対して訴訟提起することを否定するつもりはないが、総額300万円程度の請求額が適正金額と考えられるので、それをはるかに超える総額3億円くらいの訴訟提起や、これを前提とする和解提案(特に本件は弁護士が付いていない素人が相手)は問題だ。
 あの橋下徹氏による煽動により、各弁護士に約600件も懲戒請求されたことについて、不法行為が最高裁で否定されたものの控訴審の高裁は不法行為を肯定して損害賠償請求を認めたが、その際に弁護士がそれぞれ受けた精神的苦痛に対する慰謝料として認められたのは80万円だった。
 この不法行為というものは、損害賠償の二重取りを許さないので、複数の行為者による損害が共通していて、それについての賠償を既に受けていれば、それ以上の損害賠償はできないことになる。これは共同不法行為となるかどうか(=関連共同性の有無)とは別の問題だ。
 そして、一部の加害者から全体としての損害額の賠償を受ければ、その後に他の加害者への請求(和解の勧誘も含む)は不当請求となり、すべきでないことになる。法律知識のない素人に対してはなおさらそうだ。
 「和解しなければ訴訟だということのどこが問題か」という人がいるけど、ここで問われるべきなのは、「法律のプロが、先例によれば裁判所が全体で100万円程度と評価するであろう請求について、素人を相手に、総額なら3億の請求が成り立つとして、総額で5000万円を前提とする和解を提案することは如何なものか」だろう。
 にもかかわらず訴訟対応を応援する同業者が多いのは、不当懲戒請求者という弁護士の敵を叩きのめすという構図だからかもしれない。しかし専門家の説明義務が言われる中、プロが素人の無知につけこむのはアンフェアだし、ひいては弁護士に対する信頼を損ねることになると思う。


 以上のとおり、とても明快な指摘であった。

 もともと弁護士会は、自治と開かれた請求制度について広報不足であり、弁護士に懲戒請求しても身内意識で甘く、このため弁護士により被害に遭った人が、弁護士会の責任を追及して訴訟を起こしたことも報道されている。


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 このように弁護士会および日弁連は、自治をいいことに身内の庇い合いばかりして公的責任を果たしていなかった。
 しかし、あの橋下弁護士が大量懲戒請求を煽る発言をテレビ出演したさいにやらかすという問題を起こしたのだから、これを機会に各弁護士会および日弁連は広報に努めるべきであった。
 もし同じことがあってしまった場合には、問題が起きる前に説明や告知をすれば、解決できたことがたくさんあるのに、それすら怠った。
 そうしておいて、そこの会員である弁護士が素人の請求者を追及する。こんなの変だと気付かない方がどうかしている。
 また、判例では、訴訟提起や告訴や懲戒請求について、弁護士なら一般人より法的な知識と能力を多く持つので間違いには厳しくあるべきとされているのだから、逆に言うと弁護士の橋下氏でさえ認められなかった高額な賠償金を素人に請求することは不当である。これを弁護士ならわからないわけがない。

 これに対して、訴えた側の神原元弁護士は、この背景に差別問題があるとし、これを批判する同業者はわかっていないと言っているが、それはあくまで事情である。日本には懲罰的賠償金の制度があるわけでもない。だから何とこじつけようと、過剰な賠償金を請求することで威嚇し、素人相手に和解を迫っていると言わざるを得ない。
 しかも、純粋に法律的な問題を説く専門家に対して、反論するのではなく政治性を持ち込み、それを差別の問題があるからということで正当化しているが、こういうことであの狭山事件は弁護と支援が分裂したのだけど、そこから教訓を得ていないということだろう。

 これについて神原弁護士は、法的な問題について賠償額なら原告を増やせば済むとか言い、そのうえで、本件は単なる弁護士に対する攻撃でなく差別扇動事案であり、このことが問題として大切だと言う。
 それなら、なぜ煽動者を追及するより先ず無知ゆえ煽られた素人を攻撃するのか。しかも、この一般人の無知は、本人だけの責任ではなく弁護士会と日弁連に大きな責任があると指摘されているのだ。
 そのうえ神原弁護士は、こうした法的な指摘に対し、差別問題の認識を欠いたまま自己承認欲求のみに基づく専門家ぶったコメントなどと言い放った。無関係の人格攻撃をすることで中傷したのだ。専門家ともあろう者が専門性を否定しているし、これではまるで同和問題の急進派と同じではないか。

 だいたい、過大な請求であり法的に不適切という他の弁護士からの指摘に対し、なら原告を増やすと言うのは奇策にすぎず、そもそも原告の佐々木亮弁護士らが、相当の損害があったので相当の賠償を法的に請求する権利があると主張していたこととの整合性が無い。神原弁護士の主張はすでに破綻しているのだ。

 そもそも弁護士が法律的に無理なことを奇をてらったやり方で押し通したうえ政治性により正当化するのでは、朝日新聞を訴えた稲田朋美弁護士と同じだ。神原弁護士に限らず、お仲間の弁護士らも、一様に言う。懲戒請求者たちはこんな悪いことを続けている連中にそそのかされて、いろいろと間違っているのだから、と。
 こう言って賛同を呼びかけているが、稲田朋美弁護士も同じだった。こんなことを朝日新聞は書き続けていて、いろいろと間違っていて、煽動された人たちも同罪だと。
 どちらも、いちおう合法ではあるが、報道や言論の自由とか弁護士自治の開かれた制度とか、これらは自由と人権のためにあるのだから、まずはここを尊重すべきなのに、隙を見つけて攻撃したうえ、政治的に正しいという己の主観的な価値観によって正当化している。完全に同じである。政治的な左右が違うだけだ。

 なのに、煽られたり尻馬に乗ったりで一時の熱狂から支持し、冷静になれと指摘する者を攻撃する。そんな人たちは、懲戒請求したネトウヨと一緒なのだが、これに気付かないのが痛々しい。


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by ruhiginoue | 2018-05-22 12:10 | 司法 | Trackback | Comments(0)