井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

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 第21回総合写真展の受賞作品の一つに、湖面から鳥の群れが一斉に飛び立つ様子を撮影したものがあったが、実は音と光で刺激し飛び立たせたものだったという、やらせより悪質な行為で撮影しており非難を浴びた。
 このところ、鳥の生態を知らない愛好家や、自分の撮影のことしか考えない愛好家が、傍若無人なふるまいをして問題になっていて、中には、営巣中の鳥を撮影したあと他の人に同じ写真を撮影させまいと巣を枝ごと撤去してしまう事件まであった。

 その、鳥を驚かせて撮影した人は、そんなことをしたと悪びれもせず、逆にそうやって上手く撮ったと自慢し、それで問題になっていたが、風貌から年配というより高齢というべきだった。こうした高齢の「カメラ小僧」が少し前から問題になっていた。
 この「カメラ小僧」とはアイドルやレースクイーンなどをカメラ持って追いかけている人のことだが、この行動をする人が、自然を撮影するのが流行る中にまで現れたから困ったことになる。

 かつて、自然保護に携わる若い人の活躍と苦悩をテレビが取り上げていた。生態系を守るためには靴底に付着した異物に要注意という場所に、観光客のために遊歩道を作り、ここから絶対に降りないようにと注意していても、これを無視する人が時々いるのだ。
 その様子をテレビが望遠で撮っていたが、カメラを持った爺さんが婆さんらを撮ってやると言って、場所を確保しようと立ち入り禁止の場所に入ってしまう。その時の爺さんの悦に入った表情ときたら実にスケベったらしかった。

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 あの、群馬県で85歳の爺さんが起こした事故も、そうだった。老人福祉センターに集う高齢者たちの中に80歳の女性がいて、この人を帰りに自分の車に乗せて送って行きカッコつけていたから、どうしても自分で運転したかったらしい。最近あちこちぶつけてばかりだからと心配する家族の送迎を頑として拒み、家を抜け出したのに気づいた家族が駐車場まで追いかけたが、ふりきるように発車してしまい、それで他の自動車にぶつけて壊し、続けて塀にもぶつけ、登校途中の女子高校生16歳と18歳の二人をはねて意識不明の重体にし(のちに16歳のほうは死亡)、さらに信号待ちで停まっていた自動車にぶつかって運転手を負傷させ、やっと止まって、これで警察に逮捕されると爺さんは「わからない」とか「気が付いたら事故になっていた」などと繰り返して言っているという、唖然茫然の事態であった。

 このうち、運転が下手になったのは寄る年波だからだが、マナーや女性に対する態度の問題は、今の老人の世代は若いころからのことであった。まさに石原慎太郎の世代で、障子紙を破れなくなったけどスケベは相変わらずで、だからクルマやカメラを凶器にしているのだ。



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by ruhiginoue | 2018-06-18 17:55 | 社会 | Trackback | Comments(1)
 拙宅にある洗濯機は、シャープの穴なし槽である。これはシャープの特許らしい。

 全自動洗濯機は脱水も一緒の槽になっているため、槽の側面に穴がある。ここから貯めた水が外に出るので、槽の外にも水が溜まる。いわゆる無駄水である。このため、使う水の量が必要以上に多くなる。
 また、外側はカビだらけになるものだが、そこに入った水が逆流するので衛生的によくないし、時々固まったカビがワカメのようになって衣類に付着してしまう。

 そこでシャープは穴なし槽の全自動洗濯機を売り出した。槽の側面に穴がなく、側面が上に向かって一度ほど広がっているので、回転すると遠心力で水が上に向かい、上部の穴から排出され、外側で上から下に落ち、このとき外部も洗浄される、という仕組みだ。これはシャープが考案して特許を取得したから他社製品にはない。
 また、無駄水がなくて節水になるし、貯めた水は槽の中だけで回転するので勢いが良くなる。

 これを購入したのは、そのとき古くなった洗濯機が壊れてきたから専門店へ買いに行って、カビの流入もするようになったと言ったら、それならと店の人が薦めたからだった。やや脱水が甘くなるようだが、気づかないかもしれないくらい少しの差で、それなら水がきれいであれば乾いてしまえば問題ない。
 これを使うと、また同じものが良くなると言う人もいる。

 ただ、これらは二槽式の洗濯機なら最初から問題がない。
 もともと二層式に比べ全自動の脱水が甘いことは全自動洗濯機の説明書に記載されているし、全自動と違い二層式は、無駄水どころか目分量でちょうどいい水量を入れられるから節水になるし、濯ぎと脱水のそれぞれ調節もできるから仕上がりに不安がないうえ節電にもなる。
 ただ、移し替えの手間がかかり終わるまで放置とはいかないけど、手際をよくすれば時間を短くてきるし、洗濯物の量と種類から分けて洗いたい場合は洗い濯ぎと脱水を同時にできるうえ、濯ぎの水を次の洗濯物に再利用もできる。
 また、槽が小さいので毛布などかさばるものは無理だが、それは頻繁に洗濯するものではないから近所のコインランドリーに行けばいい。

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 これによって、二層式にこだわったり、全自動式を使用していたけど二層式を見直して次から使用する人もいるそうだ。
 だから、二槽式の洗濯機を作る業者が減って、日本では日立だけになり、あとはハイアールなど外国のメーカーであるが、しかしそれはまだ売れているということだ。それで、次は二槽式の洗濯機にしてみようかと考えている。


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by ruhiginoue | 2018-06-17 06:40 | 雑感 | Trackback | Comments(3)
 歌手の藤井フミヤが、芸能人同士で付き合いのあるお笑い芸人のヒロミについて、一緒に飲食店に行くと過剰に注文し、そのくせ小食なものだから、藤井フミヤが片付けることになると言っていた。それで、注文するさい多目だと藤井フミヤは怒るようになったそうだ。これは、やはり藤井フミヤと付き合いのあるお笑い芸人の木梨憲武も同様だと、藤井フミヤは言う。
 この話についてヒロミは、藤井フミヤが食べ残しを嫌うからだと言う。つまりヒロミは食べ残しが平気らしい。

 この、藤井フミヤの話は共感できる。食べきれない注文をするのは食べ物とその料金の無駄だし、品が悪いことだと感じるからだ。そう感じるようになったのは、自分の同級生に、やはり食べきれない注文をする人がいるからだ。
 その人は、あれもこれもと注文しまっくり、テーブルの上がいっぱいになるのを見て喜ぶ。まるで、ほんとうに欲しいかどうか考えられない子供のようだった。
 だから、後で食べ残しが多くて汚らしいうえ支払いの時に無駄が多いから不愉快になるというだけでなく、幼児性を剥きだされて見せつけられるから、一緒に食事していて楽しくなくなってしまうのだ。


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 これとヒロミや木梨憲武は全く同じではないだろうが、彼らは食べ残しても平気でいて、そんなことは嫌だと藤井フミヤは感じるということだから、この違いはどこか育ちが違うということだろう。これは友達なら我慢もできるが、恋人や夫婦だと致命的だ。

 かつて歌手の南野陽子と石井竜也が一時は親しくしていたが、それ以上の進展がなく別れてしまい、この原因として、一緒に外食したさいのことがあったと言われていた。コース料理で食べきれないものを包んで持ち帰るようにできるかと店の人に頼むことについて、残したら作ってくれた人に悪いしもったいないと南野陽子は言い、そんなことしたらセコイと思われてしまうと石井竜也は言い、この齟齬によって付き合えないということになったと週刊誌のネタにされていた。
 そうなるのは発想や価値観の違いだが、これも原因は育ちの影響だろう。




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by ruhiginoue | 2018-06-16 18:08 | 芸能 | Trackback | Comments(5)
 その先生の名前は伏せておくが、法学部教授で民法が専門の、テレビにも出たことがあり、その道では知られた人だ。前の授業で書かれた黒板の字がそのままになっていることが時々あるので、よく消しておいてあげていたが、そこへ来ると先生は、そうしておいてくれると助かると言う誠実な人である。
 この先生が授業で「山崎豊子の『白い巨塔』のように、医者が誤ったことを裁判で追及するのは困難だ。そこで、不法行為で訴えると訴えた側が証明しないといけないが、そうしないで債務不履行で訴えると挙証責任が転換されて訴えられた側が証明しないといけなくなる」と言った。
 これは嘘ではないが、あくまで理論上のことであるから、現実の医療裁判では通用しない。

 このこと以外でも、やはり学問上の分類なのだから裁判と直には無関係ということはいっぱいある。だから、法律相談は弁護士にしてくれと法学部教授は言う。
 ところが、患者を診たことなどろくにない医師でも医学部教授として偉そうにしているのと同じように、法廷に一度も立ったことがないくせに威張っている法学部教授がいて、実務に対して机上の空論をふりかざしたうえで「もっと勉強しなさい」と得意になっている。

 このように、大学でもこんな調子だから、同じ調子の者がTwitterなどに現れて法律について中途半端な知ったかぶりをしている。そういう奴は、教えてやっても理解できない。法学部教授でもダメなんだから、Twitterの匿名アカウントで自己満足している者には到底無理である。
 そんな輩が、右翼のblogに騙されて煽られ「左翼」の弁護士に懲戒請求をしてしまう愚か者たちを非難していたりで滑稽だ。騙されるのが悪いから騙したほうは悪くないのかというと、そうではないと必ず言う。
 だったら手前も騙すんじゃねえぞと言うことだ。



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by ruhiginoue | 2018-06-15 18:41 | 学術 | Trackback | Comments(0)
 ただ働き法ともいわれる「高プロ」が強行採決されたが、もともと残業を命じられて拒否すればクビにしていいのに、さらに残業でもなく働かされるようになるわけだから、今よりもっと死ぬ人が出るだろうと心配されている。

 ところで、残業を拒否したことで解雇して良いというのは日立武蔵工場事件での最高裁判決である。
 このあとクビにされた人が国連人権委員会に訴えたら騒ぎになり、そしたら日立が慌ててしまい裁判より高い和解金を払うと言い出した。日本の司法がいかにダメで、また日本は外圧がないと変わらない、という証明のような象徴的な事件だった。

 しかし日立の工場に就職した同級生は、この裁判がマスコミでも取り上げられて話題だった当時、残業拒否で解雇された同僚を嘲り笑っていた。その人が共産党のシンパで我を張る奴だからザマアと。
 もともとこんな人ではなかったが、次第に変わり、どうせ自分は底辺労働者なんだと卑屈な言動をするようになっていた。勤務しているうちに会社に洗脳されちゃったのだろう。

 そもそも、解雇された人がどんな人であろうと、法的な問題になれは思想信条や人柄とは関係が無い。また、その人が職場の同僚から好感を持たれていなくても、そんな人だから標的にしやすく、それを前例として他の人にも同じ扱いをする突破口となる。
 なので他人事ではないだろうと指摘したが、それでも同級生は、解雇された人が悪いと言ってケッケッケと笑った。

 あの佐高信は、この件で日立の労組に怒っていた。日立の労働組合の人たちと話す機会があり、解雇された人が訴訟するのではなく労働組合が会社に解雇の撤回を求めるべきだったと言ったそうだ。
 また、その人が一言多いタイプなので同僚からあまり好かれていなかったという評判も聞いているが、それとこれとは関係ないという指摘もしたそうだ。
 ところが、日立の労組で書記長をしている人が言うには、その解雇された人が残業を命じられたのは、その日の仕事ぶりが悪かったからで、なのに拒否したのだから、解雇されても当然なのだそうだ。
 なんで労働組合が会社の代弁をするのかと佐高信は言ったが、その書記長は、あくまでも例外だと言い張った。
 これに佐高信は怒ってしまったそうだ。そんなことを組合の役員が言っているから、組合員は裁判にせざるをえなくなり、大企業にへつらう最高裁判事のため敗訴させられてしまい、この判決には批判が巻き起こったけど、判例となって他の裁判にも影響する。要するに裁判の結果が独り歩きするのだ。こんなことも解らないのか、と。

 そうは言っても、その労働問題に力を入れて「高プロ」に猛反対している弁護士たちだって、日立の組合員たちと変わらない。
 この法案に反対したことと関係してるかもしれない陰謀によって懲戒請求されると、弁護士たちは乗せられて請求した人たちを訴えると言い出した。これに対して他の弁護士たちから、法的に問題があるという指摘と、社会的な悪影響があるという批判があったけれど、これに対して耳を貸さず、この件では良いのだと言い続けている。
 そしてこれに便乗して応援する人たちも、騙された者たちをザマアとはしゃぐ。

 しかし、懲らしめたつもりでも、もともとマヌケで騙される者が教訓を得ると期待するのは甘く、そもそもそいつらは社会に対し憤懣があって、そこへ付込まれて煽動されたのだから、その後に全く同じことはしなくなるとしても、相変わらずの憤懣は別の形で過激化しながら社会に八つ当たりとなり、これに同調する人たちが加わる。
 また、懲戒請求は橋下徹弁護士が問題を起こしてあれだけ大きく騒がれたというのに、それでも同じ煽動に乗せられる人が出たのだから、弁護士会と日弁連が今までの怠慢と傲慢を反省したうえで広報と啓発をきちんとするのでなければ、今後もまた同じことがあるだろう。

 さらに、裁判の結果は独り歩きして、今回のマヌケな懲戒請求者たちだけで済まなくなる。当の弁護士も、人違いで事実無根の大量懲戒請求をされたから業務妨害で訴えると最初は言っていたけど、そのあと明確な自分の行為に対して懲戒請求した一名にまで訴訟を考えていると公言するなど既に調子づきエスカレートしている。
 ただでさえ、特に権力にすりよる弁護士が、そこから発生した原因で懲戒請求されると、逆に訴えてやると息巻き、こちとら権力の側だと恫喝しているのに、その流れに棹差している。
 そんなことも解らない、労働問題に力を入れる左派の弁護士たちである。
 
 これだから、大企業にへつらっている限り自民党は安泰なのだ。

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by ruhiginoue | 2018-06-14 18:19 | 司法 | Trackback | Comments(0)
 スーパーマーケットで賞味期限の近い方の商品から先に売れてほしいので値引きシールを張るが、これに値引き後の料金を記録したバーコードが付いているものがある一方、値引きシールをレジスター係の店員が見て値引きするものがあり、これを店員が見逃すことが時々ある。
 そうすると、損した気分だが、しかしだいたい何十円かの違いなので、そんなことに文句を言うとセコイ感じだから、何も言わないでしまうのではないか。それとも、文句を言うだろうか。

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 かつてスーパーのレジをやったことがあるけど、そのとき文句を言われた経験がある。間違えて悪いと思うと同時に、大した差額ではないのにケチ臭いなという思いが、その時に同居していた。
 これが値引きシールではなく正規の値段で間違いがあると、文句を言うのが普通かもしれない。値引きシールの場合、そもそも値引きシールが付いたものを買っているだけでもケチ臭いとか貧乏臭いとか感じてしまうのだから、それを見逃されて文句を言うとなると、なおさらという感じがする。

 これについて、みんなどう思うだろうか。

 そんなことより、生活に困窮した人が万引きをして捕まったら値引きシールが付いたもので、どうせ万引きするなら新しい商品のほうが得だけど、悪いから少しでも店の損害を少なくしようと思った、という可哀想な人がよくいると警察が言っていて、これをマスコミも取り上げていたが、この一方では、コンビニ店の本社がフランチャイズ店に商品を押し付けて値引き販売を禁止にして上納金ばかり取るということが社会問題になっているから、そういうことを語るほうが社会的に有意義なのはよくわかっているが。

 


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by ruhiginoue | 2018-06-13 17:50 | 雑感 | Trackback | Comments(3)
 新潟県知事選挙は、与党の推す候補と野党の推す候補が僅差の得票で、与党の推す候補が当選する結果となった。
 この選挙は、前知事が辞職したことを受けてのことだったが、その辞職とは私生活が原因だったので、そんなことで辞めなくていいと言われてもいたが、知事自身が辞職の意志を強くしていた。

 この知事は、もともと保守や右派の候補として選挙に立候補して落選した過去があったけれど、新潟にある原子力発電所の問題で再稼働に非常に厳しい姿勢をとることで野党から支持をうけて当選していた。
 そんな知事の辞職を受けての選挙だから、原子力発電の問題は主要な争点であるはずだ。
 しかし、野党系候補は明確に再稼働反対を表明し、与党系候補は慎重姿勢を表明する、というように、一見では少しの違いであった。これは前職が当選した現実を与党側が考慮し、原発問題で決定的な違いを見せないようにしたのだろう。

 だから、与党の候補が当選したからと、ただちに原発再稼働とはならないし、そうでなくても僅差の当選であるから、仮に当選した候補者が原発再稼働を何が何でもやると公約していたとしても、自分が当選したからと強行したのでは、多くの有権者を無視することになり、選挙の意義を否定することにもなってしまう。

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 もともと、議員ではなく首長の選挙だと、落選したけれど相当の得票があった候補者は、当選した候補者に対し、まず礼儀として、また自分に投票してくれた人への責任として、「当選おめでとうございます」と言いに行き、そのうえで「しかし私も〇〇%の得票がありました。私に投票した有権者のことも配慮して政策に当たってください」とお願いし、当選者は「ありがとうございます。それに気を付けながら頑張ります」などと言うものだ。
 こうした礼儀を欠く人が時々いるが、それとは少し違い、選挙を勝ち負けだけで考える人がいて、勝てば何でも好きにしてよく、負けた者を支持した有権者は蔑ろという態度に出る。

 この代表格が大阪の橋下徹もと知事・市長であった。何をしようと自分は選挙で勝ったのだからいいんだとして、文句があれば選挙で落とせと居直っていた。この態度と見識、大学出て弁護士になったのに義務教育の公民すら理解していないと批判されていたが、こうなってしまうのは、社会のために働こうというのではなく、自分の上昇志向のために政治家になるからだ。それで、その生い立ちが原因だと言われてしまうのだ。
 
 このような橋下式の勘違いが、この社会に蔓延している。

 

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by ruhiginoue | 2018-06-12 15:50 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 低投票率の新潟県知事選挙で与党が推す候補が当選した結果を受けて、東京電力は、引き続き新潟県に柏崎刈羽原発の再稼働への理解を求めていくそうだ。

 これは電力供給ではなく経営上の事情であると東京電力は認めている。それで原発の再稼働には地元の同意が必要だが、新潟県の米山前知事は、福島の原発事故の原因や事故が及ぼす健康への影響、住民の避難計画の実効性の検証作業を終えるまでは、再稼働を認めるかどうか判断しないとしていた。
 また、今回当選した花角氏も再稼働には慎重な姿勢を示し、検証作業に少なくとも2~3年をかけるとしている。
 つまり原発が争点にならないようにする戦術が功を奏したということだ。もともと与党としては、政権が醜聞で窮地なのだから、そこで選挙に負けないことこそ重要であり、原発は二の次だろう。その点では、沖縄の米軍基地問題て争点隠しするのとは異なる。

 それにしても、政権がこれだけの醜聞にもかかわらず、その支援を受けた候補が僅差とはいえ勝てるのはなぜか。もちろんマスメディアの伝え方が充分でないなどの問題はあるが、それにしても不可解だ。そう言っている人たちがいる。
 しかし、この一方では同じ投票日の中野区長選挙で、野党の推す候補が与党の推す候補に勝って当選した。
 これについて、やはり都会と田舎の違いではないかと単純に言う人たちもいるけれど、地方選の場合、自分が居住していない地域の事情には判らない部分もある。


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 かつて、新潟といえば何と言っても田中角栄だが、彼はあれだけ問題になって批判を浴びても選挙で圧勝し、「世論は新聞じゃないテレビじゃない、世論は選挙だ」と豪語することができた。
 これは糞田舎だからだと言う人がいて、そうした読者にむけて『日刊ゲンダイ』などが地方の民度の低さをこき下ろしていた。

 しかし、『朝日新聞』は少々違った。新潟県とは、よほど保守的かと思ったら実は田舎にしてはそうとばかりいえないことがあり、けっこう野党が他の地方よりは強かったりするなどの現実もあると指摘し、あの本多勝一記者が新潟に赴き得意の現地生活入り込み取材をして、「田中角栄を圧勝させた側の心理と論理」という記事を発表した。
 これが朝日新聞に掲載されると、他の地方の人は「なるほど」「そういうことか」と言い、新潟県民は田中角栄を支持する人もしない人も「そのとおり」「よく書いてくれた」と言った。

 こういうことを、新聞がしなくなった。



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by ruhiginoue | 2018-06-11 15:26 | 政治 | Trackback | Comments(0)
 地方の報道だが、これは誰にでも起こりうるかもしれないと騒がれていた。

 先月29日、かばんに果物ナイフを入れていた男性に、倉敷簡易裁判所は銃刀法違反で有罪判決を言い渡した。
 この男性は岡山県倉敷市に住む69歳の会社員で、彼は倉敷市の自宅から岡山市の会社まで車で通勤していたが、勤務先を掛け持ちしていてよく車内で食事をとるので、食べ物を切るため半年前に購入した果物ナイフをかばんの中に入れていた。
 そして岡山市中区の市営野球場の駐車場に停車して休憩していたところで警察官に職務質問され、果物ナイフを見咎められて男性は警察に任意同行され取り調べを受けたということだ。

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 そして去年10月10日に、倉敷区検察庁に略式起訴され、男性には罰金10万円の略式命令の通達が届いた。まさか罰金とは思っていなかった男性は弁護士に相談し、略式命令の罰金不服申し立てを行い、刑事裁判で無罪を主張した。
 銃刀法では「業務その他正当な理由による場合を除いては、刃体の長さが6センチを超える刃物を携帯してはならない」と規定されているが、この点で果物ナイフは生活に根付いた正当な理由だと主張した。
 ところが倉敷簡易裁判所の大野裕之裁判官は「果物ナイフをかばんに入れて携帯していて、多くの時間、車の中で過ごしていたとしても、車は移動して第三者に接する場所であり刃物による社会的危険性は大きい」として男性に罰金10万円の有罪判決を言い渡した。
 その男性は「考えられる中で最悪の結果になって非常に残念です。果物ナイフのような生活の道具を携帯してたら、状況によっては銃刀法に触れるということを知っている人は少ないんじゃないかな、私がそうであったようにですね」
 その男性の弁護士は言う。
 「市民の人たちの中にはいろんな生活サイクルの人たちがいるので、過度に法律が個人の生活に踏み込まないようにするのが正しいやり方だと思っています」
 また、イノシシから身を守るためサバイバルナイフを持って山登りをしていた男性が取り調べを受けたが、刑事責任は問われなかったということがあり、この男性は裁判について言った。
 「やりすぎだなと思うし、一般的に私ら常識的に考えたらその場で状況判断したらそこまでしなくてもなぁっていう気はしますけどね」
 つまり、悪意や危険があるかは状況から判断できるのに、それをいちいち咎める警官がいて、そして送検と起訴されたら裁判所は屁理屈でも有罪にする、という相変わらずの日本の司法ということだ。

 かつてオウム真理教の信者がビラ配りをしていたら、ビラを束ねていた紐を切るために持っていた文具のカッターナイフを口実に銃刀法違反で逮捕したことが問題になり、これに民族主義運動団体の鈴木邦男代表(後に顧問)は、そういうのは政治活動しているとよくあることで、自分や仲間がさんざん被害に遭った権力濫用だと指摘したけど、江川紹子は「この件だけは仕方ない」と正当化した。この件だけですまないし、とくに政治的な利用をされるから問題だと指摘されているのに。
 もともと江川紹子は非常識な発言により権力に媚びマスメディアに媚び、商売のためには臆面もない金の亡者だからしょうがないが、またも現実に、しかも生活のため苦労している人が、銃刀法違反で権力の迫害を受けたことをどう思うか。
 そんな社会の弱者には思いやりなど持たない江川紹子だが、しかしオウム信者が例外ではないことが現実に証明されているし、それは発言当時から指摘されていたのだから、江川紹子はテレビで嘘ついた責任とるべきだ。


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by ruhiginoue | 2018-06-10 06:12 | 司法 | Trackback | Comments(2)
 小学校の時に担任だった教師の女性は、普段から、自分が気にいる児童と自分が気にいらない児童との差別が激しくて露骨だった。
 ところが、この教師は学期の最初に「もっと、みんなにとっていい先生になりたいから」とアンケートをとった。そして「先生はえこひいきしていませんか」という質問に驚かされた。質問するまでもない自明のことだし、何よりその教師が意識してやっていることだった。自覚してないとは思えなかった。
 この他の質問は、教師の職務とは無関係なことばかりであった。
 
 なんでこんな空々しいことをするのかと疑問だったが、自分が気に入られてえこひいきされている児童は、えこひいきしてないと回答し、逆の児童はえこひいきすると回答したかったが、そうするとますます迫害されるだろうから、えこひいきしないと回答した。

 この話を同じ組の同級生たちと話していて、みんな「なるほど」と思った。そこでみんな気づいたということだ。
 つまり、その担任教師は、えこひいきしていると自覚しているから、していないと言わせようとして、そんなアンケートをしたのだろう、と。「していませんか」と質問してはいるけど「していませんね」と迫っているのだ。悪いことだと解っていて故意に行い、悪いことだから行っていないことにしてしまうために、自分がやっている悪いことの被害者に被害を否定させようとして、さらに悪いことをされて被害を受けたくなければ、悪いことをされて被害を受けてはいないと言いなさいと脅しているのだ。

 こんなことは、小学生の頃の思い出したくもない昔の記憶だが、なのに、学校のいじめ自殺とか、大学アメフト反則とか、国会の証人喚問とか、そういうことが報道されるたびに、思い出してしまう。
 やはり、みんな同じ社会の中から其々別々の場所に少し形を変えて浮かび上がってきたことなのだろう。


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by ruhiginoue | 2018-06-09 08:41 | 雑感 | Trackback | Comments(3)