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井上靜のblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

<   2019年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 プロバイダーの契約切れが迫っているので、「更新を」というのがメールでも電話でもうるさい。
 しかし、電話でハッキリと更新しないと伝えたら、もう電話がかかってこなくなった。もともと気に入らないことが多かったからだ。

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 それで、次はどうしようかと考えているのだが、色々と調べても良さそうなところは無い。だいたい、内容が同じことなのだから料金だって同じくらいになるものだろう。
 それに、「月に〇〇円~」という広告ばかりで、要するに最初の月または三か月くらいはその値段というだけだったり、キャッシュバックなどを加えて均すとそれくらいとか、解りにくくしていて、結局はどれも同じである。
 
 また、謳っている速度などの数値は有り得ないような最高の状態で、そこに「条件によって変わります」と言い訳が添えてあるものだ。だから、過去に色々と試してはみたが、どれも満足できるものではなかった。

 この業界で働いている人に訊いたら、どこでも技術の限界で悩んでいるそうだ。だから、宣伝でもダジャレなどくだらないものばかりになる。これがウリだと自信をもって言うことができないというわけだ。

 そもそも、インターネットは付加通信網を利用して成立したのだから、その存在が大きくなるとともに、限界が見えて当然だ。 

 さて、どうしたものか。




by ruhiginoue | 2019-01-31 12:48 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
 80年代から一部の政治学者たちが言い立てていたものだ。自民党の体質が悪いから腐敗政治になるのではなく、政権交代が無いから仕方ないのだ、と。
 そして、政権交代しないのは主な野党が非現実的な理想論を掲げる革新政党だからで、これらを排除し保守政党だけにするべきだと。

 もちろん、これは自民党を擁護しながら、保守永久政権と改憲を目的にしてのこと。だから、当時から指摘されていた。そんな見え透いたイカサマすり替え論法に騙されるバカがいるものか、と。

 ところが、自民党を追われた小沢一郎らの政治家および久米宏らそのシンパのマスコミ人が便乗し、それまで政治に無関心な人たちがすっかり乗せられたのだった。政治学者とマスコミと政治家の三位一体で世論操作は成功したわけだ。政治に無知な日本人は、想像されていたよりも遥かに多かったということ。
 そして「政治改革」とは小選挙区制と二大政党だと誘導した結果、「新党ブーム」(当時のマスコミ用語)が起きて、出来た党は保守ばかりであった。

 それでも、保守だが平和や人権を擁護する政党であれば、歓迎する国民は多かっただろう。また、反米ではなく対米従属もせず対等の友好関係になるように外交や経済で努力するとか、社会主義でなくても福祉は充実させるとか、そういう保守主義も本来ありえることだ。

 ところが、そうはならなかった。あの当時の日本は「経済大国」になったと自惚れ驕り浮かれていたからだ。
 これに合わせて久米宏が司会する番組は、東大を出て元東京銀行という爺さんが出て「豪華なホール(サントリーホールなどのバブル時代の象徴)でクラシック音楽を聴いたり、この番組で夜桜中継を見たり、私たちは豊になったんですねえ」などと、くだらないことを言っていた。

 だから、経済大国として「国際貢献」しないといけないから専守防衛ではなく自衛隊を海外に派兵しないといけないとか、豊か過ぎるほどなのだから福祉など無用で、福祉を充実させるという革新自治体など過去のものになったとか、そういう雰囲気を久米宏の番組は醸造させていた。こうして空気を作ったところへ小沢一郎らが度々出て、これに合わせた政治学者たちも度々出て応援した。平和や福祉なんて要らないとか、そんな主張をする政党は日本からなくせとか、露骨であった。
 これは危ないと気づけない人の方が圧倒的に多かった。もっと露骨な田原総一朗の番組でさえ(久米宏の番組ほどではないが)気づけない人がいたのだから無理もない。
 
 こんな番組が「リベラル」と言われていたし、久米宏は『徹子の部屋』に出て、かつて一緒に歌番組の司会をしていた黒柳徹子に「僕の眼が黒いうちは日本に戦争をさせないという意気込みで番組をしている」と豪語していたけれど、とんだお笑いであった。
 この他にも、「だから朝日新聞はいけない。日本は大金持ちなんだから日経新聞だ」と言っている人たちがいた。これに合わせてセレブの仲間入りと錯覚したがる庶民もいて、サラリーマンなのに「ビジネスマン」だと自称するアホも続出した。

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 この流れを汲んでいるから、今の保守新党もことごとく、安倍内閣は批判しても他は自民党と同じかそれ以上に大企業すり寄りアメリカ従属の改憲派なのだ。
 あの「ホームレスが糖尿病になる国」だから福祉は無用だと言い放った片山さつき議員のトンデモ発言は、やや時代遅れになったから批判されたけれど、この彼女と同じ発想によって、自民党にわをかけた保守新党が「政権交代可能な野党」として登場したのだから、本質は同じである。

 なので、野党共闘は無理というか、してはならないことだ。せいぜい、一人区の選挙協力である。
 このあたり、共産党や社民党は、認識が甘いと言わざるを得ない。




by ruhiginoue | 2019-01-30 16:09 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 沖縄の出身で高校まで同地で過ごし、東京大学に入ったから18歳で東京に来た男性の話題が、去年、一部のマスコミやネットで取り上げられていた。
 彼はたいへん頑張って勉強して難しい東大入試に合格したが、地方にいることで苦労が多いのを身をもって知っているから、努力すればいいんだと安易に言ってはいけないという認識だ。
 ところが東大に入ったところ、そこは一部の有名進学校を出た人たちが多く、そういう人は親が裕福で、辺地の出の人や所得が低い世帯の人たちとは大違いだった。そして自分が恵まれている東大生は、それが当たり前だと生まれた時から思い込んでいて、経済的に恵まれていない家庭の出身者のことを知らず、また知ろうともせず、ただ努力が足りないだけと言い放つ。
 これに沖縄から出て来た努力と苦労の学生は「多くの東大生は、まるで他人に対する想像力がない」と言って嘆かわしそうであった。

 これは昨日に述べたとおり、あの時に筑紫哲也が指摘した通りになったということだが、その当時、筑紫哲也とは立場が違い右派の論客でもある西尾幹二(当時大学教授)も、東大が一部の有名進学校の卒業生で占められている現実について指摘していた。
 これは日本が実力主義でなくなってしまったことの象徴的な現象であり、このままでは社会と国の衰退につながるとして、西尾幹二も危惧を表明していた。
 この話の中で西尾幹二は、全国の高校の総数の約5パーセントでしかない数の超有名進学校の卒業生が、なんと東大生の約3分の1を占めていて極端な偏りだという事実も提示していた。

 そこまでとは知らなかったから驚いた、という話をしたことがある。ところが、これに対して高校の同級生だった男が否定して、こう言ったのだ。
 「じゃあ、あとの3分の2は?」
 だから違うだろうと言うことで、まったく数値についてのセンスが悪すぎる。
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 この人は大学進学せず高卒でブルーカラー労働者として就職しており、もともと進学について全く関心がなかった。それで話題に興味が無くてチンプンカンプンだったのかもしれない。
 だとしても、頭の悪すぎる反応であろう。だから彼には、進学したくてもできない人がいることを理解できないのだ。貧困で進学できない人がいることを理解できず「努力が足りない」と言う東大生がいるけれど、この一方で、大学に行かない人は進学に興味が無いだけだと思っている高卒の人がいるのだ。

 そして職場で彼は、自ら望んで下層労働者になったのだから、そうするしかない人間なのだから、権利なんてあるわけないと思っていて、なのに労働組合で熱心な人がいたりするから「共産党だ」「わけがわからないことを言っている」そして「ケッケッケ」なのである。

 こういう人は、少なくない。そして、今のこの日本の惨状の一因なのだろう。




by ruhiginoue | 2019-01-29 15:45 | 社会 | Trackback | Comments(5)
 いろいろな見方があり評価もさまざまではあるが、しかし日本が最も繁栄したとされる昭和後期の社会的特徴とは(社会主義国は別にして)諸外国に比べ格差の小さい社会だったのだから、これをいちおう成功体験として肯定したり見習ったりするべきなのだが、逆に格差を広げ、戦前の亡国を失敗体験とは認識せず幻想により美化している。
 そんな勢力が主流となってしまった現状だが、なぜなのかと不思議がる人たちがいる。

 これに対する一つの回答がある。
 かつて90年代の前半に、筑紫哲也の出ていたテレビ番組が指摘していた危惧は正しかったのだ、ということである。

 まず社会が豊かになるように目指し、それがある程度の実現をした次は、そこで成功した人たちが特権階級を目指した。
 これは、自分だけでなく自分の子供たちも豊かになれるように、というのが努力しなくてもそうなるようにしてしまえ、ということになったということだ。だから財産だけでなく地位や学歴まで世襲も同然となる社会のからくりを作ったうえ、自分の子供が社会の中で競争して負けてしまわないように、他の階層の子供が努力しても無駄になる仕組みにした。
 つまり金やコネがないと進学や就職ができないように仕向けたのだ。

 この成果が次第に表れて、競争社会といっても公正なものではなくなって、そこから遂にあのような、学校の勉強を真面目にしていないのが剥き出しの総理と副総理らが、威張り散らし傲慢の限りを尽くせるようになったのだ。

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 では、昔から警鐘が鳴らされていたのに、どうすることもできなかったのは何故か。
 それを理解できない人たちが多かったからだが、これについて具体的に挙げられる事例を次の回に述べるつもりだ。





by ruhiginoue | 2019-01-28 18:05 | 社会 | Trackback | Comments(1)

健康保険制度の偽善

 昨年末、アメリカの医療保険改革法(ACA、通常オバマケア)は違憲とするテキサス州連邦地裁の判決があった。テキサス州連邦地裁のリード・オコナー判事は、オバマケアの要である医療保険への加入を怠った人に科す罰則を米議会が2017年の税制改革で撤廃したことにより、医療保険改革法全体が違憲になったとして同法を無効とすべきとした。
 ただし、この判決は最高裁に上訴されると予想され、その結果次第では混乱もありうるらしい。

 この「オバマケア」について、民主党はオバマ前大統領最大の業績としているが、「アベノミクス」と同じで無理矢理に数字を上げて実績作りしただけだった。
 また、共和党は政府による過干渉だとして反対していて、トランプ大統領は大統領選で同法の廃止と別の制度の創設を公約の柱としていた。
 そもそも「オバマケア」は、業界のぼったくりをやりやすくするためのものだった。当たり前である。アメリカの大統領とは極端な金次第の選挙によって当選した人がなるのだから、それが大企業の利益ではなく庶民の福祉のための政治をするなんて奇跡が起きるわけがない。

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 そもそも、このような健康保険なんて実質的には人頭税だから、当然の違憲判決だ。他のこと例えば戦争と平和についてもオバマ大統領はとんだ食わせ者であるが、医療保険改革にしても業界を大儲けさせて庶民を苦しめるものだ。何から何まで人道に対する犯罪者と言うべきである。
 だから、こんな悪魔のような奴を否定するトランプ大統領が当選したのだ。品の悪いことを正直に言う人のほうが、上品に嘘をつく人よりはチョットだけマシということである。

 こうしたアメリカを見習い、日本も業界のためでしかない非人道的で弱者を苦しめる国民皆保険制度を一刻も早く撤廃するべきだ。
 この劣悪で偽善的な制度のため昔から日本人は苦しめられてきたが、近頃ますます破滅的になっている。それでも気づかないでいる人が多いのだから、それだけ幻想が大きいのだろう。
 しかし医者は率直である。「どんなひどい結果になっても保険ではこの程度と言えば裁判で通用する。貧乏人めザマアミロ」と言って嘲り笑うのだから。
 そこまで露骨ではないが、裁判官も同じである。医療統括など「貧乏人どもが金もないくせに高望みして医者は迷惑するのだから訴えさせるな」と弁護士会を恫喝していた。つまり、健保の医療なんてのは国選弁護人と同じで低水準ということなのだ。

 この世に偽善は多いが、最たるのは医療保険なのである。ヒポクラテスではなくヒポクラシーである。



by ruhiginoue | 2019-01-27 08:06 | 国際 | Trackback | Comments(5)
 インフルエンザの流行で、インフルエンザの予防接種をどうするかという話題がテレビで取り上げられ、そこで出演した医学者の発言は飛躍しすぎた奇妙なものだと問題にする人がいたので、その番組からのスクリーンショットを拝借する。

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 これだと、周りに迷惑がかかるから予防接種するべきだという結論で、そうでないと責任を負わなければならないと言う。
 「予防接種してない人からうつされるかもしれないから、用心のため予防接種しておきましょう」と言っても同じ結論になるのに「予防接種しない人は迷惑になる」と、わざわざ言うのは確かに奇妙な論法である。

 そもそも、予防接種をしても確実に発病が防げるものではなく、しないから確実に発病するわけではない。そのうえ、どんな薬にも使用するリスクはあり、注射となると生命に関わる深刻な事態になる可能性が高まる。
 このため、体質や体調や生活環境など様々な条件によって、人それぞれが判断するのだ。

 この常識を否定するということは、薬のリスクを隠蔽する意図があるとしか考えられない。つまり、このセンセイはきっと製薬業界のひも付きだろう。
 このような立場の人が、そうでないことは非常に少ない。しかも、このような発言を大企業がスポンサーであるマスコミ特にテレビでする人は、構造からも経験則からも、まず確実である。

 先日、通勤中の女性が駅でふらつき倒れ電車にひかれて死亡する事件があった。この人は普段から貧血気味で、体内からはインフルエンザウイルスが検出されたから、体調不良が原因だったと推測されている。
 これは身体の具合が悪いのに仕事を休めない日本の悲劇だろう。

 一方、外国では日本にいた時と違って風邪をひかなくなり、それはインフルエンザの流行がないからで、街や電車でマスクしてる人も見ないという証言もある。
 なぜなら、調子が悪くなった人は休んで家にいるものだから。

 ところが日本では、病欠できる職場環境になく、「風邪くらいで休むな」と冷酷に上司が命じ、それで風邪が蔓延し、かえって生産性が低下することになる悪循環である。

 この馬鹿げたことも、御用学者を使ってマスコミで薬を売るよう仕向けて大儲けしたい製薬業界としては好都合ということだ。しかし、一部の勢力の利益のため社会全体が不利益を被ることは止めないといけない。




by ruhiginoue | 2019-01-26 15:38 | 学術 | Trackback | Comments(0)
 東京都町田市の都立高校で、教師が生徒から挑発されて暴力をふるってしまい、この様子を撮られて曝されたことでマスコミにも取り上げられた。
 このため、学校としては校長が不祥事として謝罪した。

 この教師は年齢50代だそうで、生徒は当然10代である。つまり威厳あるはずなのがガキに引っ掛けられてブチキレてしまい、しかも証拠を作られるという、なんともマヌケなことだった。これでは学校としても恥ずかしいに決まっている。

 ところが、これを頭の悪い芸能人たちが、挑発した生徒が悪いとか殴られて当然とか言っている。
 まったく、不見識もいい加減にして欲しい。暴走運転でぶつけておいて、うるさくクラクションを鳴らされて頭に来てしまった、こっちは煽られたのだ、悪いのはあっちだ、と言えば正当化できるのか。
 だいたい、殴られて当然の奴かどうかは、ここで問題じゃないのだ。殴った方の社会的立場から問題になっているのだ。責任や権限を理解できない社会的意識の乏しい人が多すぎる。
 いくらテレビでバカ視聴者むけにバカやってるバカ芸能人でも、少し恥を知るべきだ。

 また、問題の教師が挑発されて言った言葉を引用して「大人なめるな」なんて言ってた男もいるが、これは『バトルロワイヤル』のビートたけしの情け無い先生のセリフだ。
 そもそも、大学を出て講習を受けて実習して免許とって採用されたのに指導ができず、自分の仕事をちゃんとこなせないくせして子供に向かって言うに事欠き最後にすがるのが「大人」ってのは大変に無様なこと。

 こんなこと本来は言うまでもないことだが、ただ歳をとったのと年の功とは違うように、大人になるだけなら老化と同じで生きてさえいればいいのだから努力は無用であるが、ほんとうに大人らしくなるにはそれ相当の努力が要る。
 その努力をしなかったとか、努力したけど足りなかったとか、充分に努力したけど結果が出なかったとか、そんな人が大人として子供から尊敬されず、それでバカにされて悔しいからと、ただ歳を食っているだけでこちとら大人だとガキに向かって言うことほど、無様でみっともないことはない。
 しかし、そんな歳を食っただけの人が多すぎる日本の社会である。

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by ruhiginoue | 2019-01-25 16:41 | 社会 | Trackback | Comments(0)
 よく右翼が自衛隊に入るとガッカリして辞めていくそうで、それは、知能も健康も性格も問題がないから務まりそうだと審査に合格はしても、大きな組織の中の歯車の一つとして働くことに耐えられないためらしい。
 これとは逆に、左翼っぽい人が猫被りで自衛官になっていると、長く勤めている。家庭の事情で自衛隊の学校に入り、身を以て知る貧富の差などから社会に批判的で、「おれは海自のヤン=ウェンリーだ」とか言って割り切っている人がいたりする。
 しかし右翼は使命感の点で幻想を抱いているから仕事がつまらないと感じ、それで落胆するとのこと。

 そして自衛隊を辞めて政治活動をする人がいるけれど、今度は右翼団体に入るとガッカリするそうだ。国士を気取りたくて右翼団体に寄って来るのは不良少年の類ばかりだど赤尾敏氏も言っていた。そこに公務員していた人は馴染めなくて当たり前である。
 だから、例のイラクで拘束され命からがら帰国した元空挺隊員も、実は自衛隊を辞めてから右翼団体に入ったものの、なにかにつけては「元自衛官だから真面目」と悪口として言われてしまい、それで「真面目」が悪口になる団体を辞めて鈴木邦男氏を訪ねたという過去である。

 その「幻想」といえば、三島由紀夫の事件のさい中曾根康弘防衛庁長官は「幻想は迷惑千万」と談話したが、タカ派で鳴らした人ならではの批判である。
 もともと、三島由紀夫は自衛隊に体験入隊して訓練を受けていたけれど、自衛隊としては彼が有名人だから「先生」とおだてていただけで、仕事もしないで面白いことだけやって帰っていくわけだから、隊員たちは反発していたそうだ。
 だからバルコニーからまさに「上から目線」で演説したら、怒号やヤジが飛んだのだ。

 しかし、自分でも高校生くらいまでは、三島由紀夫の演説が高尚すぎて自衛官たちの頭では理解できなかったと思っていた。そうではないことが、社会人になったらわかるようになった。

 まして、こんな人、内心では軽蔑じゃないか。昔に比べて隊員たちが劣化してりゃ別だけど。

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by ruhiginoue | 2019-01-24 19:52 | 文学 | Trackback | Comments(0)
 もともと漫才コンビは、同じような音便の芸名を並べるものだったが、次第に名前とは別のコンビ名をつけるのが定着した。
 それで「ウーマンラッシュアワー」なんていう漫才コンビも登場したわけだ。

 ところで、そのウーマンラッシュアワーが時事ネタを用いたことで変な騒ぎになっている。当人も「それがツマラナイと批判されるならともかく、時事ネタだから批判されるなんて変だ」という趣旨の発言をしていた。

 もともと、お笑い芸人が時事ネタを用いるなんて当たり前のことだったし、そこから政治家になった芸人が何人もいる。
 例えば、東京都知事になった青島幸男は放送作家だがコメディアンもやっていたし、大阪府知事になった横山ノック、その相棒だった上岡龍太郎は父親が「人権派弁護士」だった影響で政治的な発言を繰り返していた。
 また、漫才の横山やすしは落選したが選挙に立候補したことがあり、その相方の西川きよしは当選して参議院議員を務めた。元祖的なのはコロンビアトップで、政治ネタを売りにしていたので、そこから議員にもなった。

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 ところが、漫談の牧伸二は、二千年を過ぎたあたりから、ちょっと政治に触れただけで特に批判的というほどではないのにNHKから止められるようになったと言っていた。この原因は当時の小泉内閣なのか、それともNHKなのか。
 そのずっと前から兆候はあったが。

 あの、ウーマンラッシュアワーの漫才で、ボケがツッコミを無視して早口でまくしたてたあげく「これなら一人で漫才できる」と言って相方をコケにするけれど、これは、かつてビートたけしがやったことであった。また、「漫才だから笑いで落としたけど、本当は笑って済むと思ったり笑って誤魔化したりしてはダメな話なんだ」と客席に向かって言うことで笑う観客を皮肉るというのは、たけし弟子そのまんま東がやったこと。
 だけど、この師弟はあくまで時事ネタからは逃げていた。

 ただ、お笑いと時事ネタについて、初期のたけしは「国会で総理大臣が官僚の作文を棒読みとか現実の政治が滑稽すぎて、お笑い芸人の出る幕がない」と辛らつなことを言っていた。
 なのに売れてきたら「日本は良い国だから政治を風刺する必要がない」と言い出した。この現実は、そうなる(させる)構造があるからだろう。
 そのため、ウーマンラッシュアワーも、この先はどうなるかと言われるのだ。





by ruhiginoue | 2019-01-23 17:37 | 芸能 | Trackback | Comments(2)

竹中平蔵の前に前川春雄

 あの竹中平蔵という人は、なんで日本をおかしくする政策があると、そこにいつも出てくるのか。だから過日も国会で山本太郎議員が怒っていたじゃないか―
 ―と言う人がいるけれど、それは慶応だからだ。彼の前には加藤寛というのがいた。そして小泉純一郎は、慶応大学で勉強について不真面目だったが、加藤の授業は熱心でそ、その民営化論に非常に影響されたと述懐していた。

 これも東大法学部が悪い。自分らが日本を動かしていると驕り、経済が解らず一橋に任せているから、その間隙を突いて慶応経済学部が勝手なことをする。

 ただ、竹中平蔵は、不安定雇用で労働者を使い捨てする口実に「正規職員が非正規職員を搾取している」と主張しており、実質的な搾取をしている連中から目を反らさせながら、搾取されている者を内部で対立させるよう煽るという、分裂させて支配する手法であるが、その源流とは日銀元総裁・前川春雄の「前川レポート」であり、今は亡き彼は東大出である。
 今では東大出た前川といえば元文科相次官の前川喜平という人が有名になったが、過去は前川春雄であった。

 このレポートの狙いは、規制緩和と、農家とサラリーマンを対立に仕向けるもので、庶民と庶民をいがみ合わせる。これは東大としては傍流だったはずだが、ここへ慶応が後で乗っかったということだろう。慶応の水準では、御用であっても独自の開拓をするほどの実力ではない。医学部と同じである。東大は御用の養成所だが、よりヤバいのは京大という、役割分担がもともとある。
 だから慶応はしょせん便乗で、要領がいいだけ。

 ところが、あの当時は批判する経済学者や労組があったが、今では批判が弱くなっていて、だから竹中は平気な顔していられるということだろう。

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 こんな本もあって、少年時代に読んだ記憶がある。「内需拡大」とか便乗していた。
 この竹村健一は京大。当時やはり京大の大島渚が怒って竹村健一に「バカヤロー」と言っていた。



by ruhiginoue | 2019-01-22 17:50 | 経済 | Trackback | Comments(1)