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井上靜のblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

<   2019年 02月 ( 28 )   > この月の画像一覧

 ようするに会見で細かい質問をする東京新聞の記者がウザいという閣議決定をした情けない官邸、という問題。

 その司会者が「協力」呼び掛けるというが、記者の質問開始から10秒と経たないうちに「簡潔に願います」と連呼していて、これじゃ「協力呼び掛け」ではなく妨害とか発言封じではないかとも言われている。
 
 その望月記者は、政治家が呼びつけるなどするからタクシーもハイヤーになり経費がかさむとことがあると言い、なのに会社の経理から文句を言われ、それを知った読売新聞のある人から、うちでは経費がもっと使えるから移籍しないかという誘いがあったそうだ。これは地方紙より全国紙の方が規模は大きいので当然だろう。

 それで望月記者は紹介してもらい審査も通ったけど、父親は「大きい会社に移籍とは良かったね」ではなく「衣塑子、読売は…」と難色を示したそうだ。
 それで東京新聞に残り、見識あるお父さんのおかげ様で菅官房長官に嫌がられることになったとのこと。

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 講演中の望月記者。撮影は井上。


 そもそも記者会見の問題は彼女ではなく、他社の記者が馴れ合いしてることだろう。経理はケチだが上司は理解有る東京新聞は、官邸のクレームに対して「記者は国民代表して質問」していると退けたが、これに官邸は 「代表である根拠を示せ」という頓珍漢。

 もちろん民間企業の従業員は正式な国民の代表ではない。
 だが、正式な国民の代表である政府の責任について報道することは国民の知る権利に応えることである。だから、その意味では取材に来た記者が国民を代表して質問しているということができる。
 なのに、これを理解できない官邸こそ、国民の代表者としての責任を自覚しておらず、問題である。




by ruhiginoue | 2019-02-28 18:19 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 ある拉致被害者の家族が、寄付金を集めて自分の生活費にしていたと、他の拉致被害者の家族に告発されていたけれど、そんなことした人というのは、昨日に話題とした昔の学生運動をしていた爺さんたちと、ほぼ同じ年代のはずだ。
 こういう話は、他でもよく聞く。例えば以下のようなこともあった。

 ある人が不当逮捕され、その保釈金を出してくれた人がいた。
 ところが、その人は「支援」と称して寄付金を集め、そこから保釈金は出したが他は着服し、この額の方がはるかに多かった。しかも、それを逮捕された人に渡したという嘘までついていた。

 またある人が、身に覚えのないことで警察の取り調べを受け、知人を巻き込むまいと名前を出さなかった。
 それは義侠心からだったが、なのに、その人の「支援者」と称してその知人を訪ねて行った男性が、その人から警察で名前を出されなかったことにあなたは感謝して礼をするべきだと言い、今後も警察から問い詰められる可能性があるのだから口止め料という意味もこめて相当の額の現金を渡すべきだと、ほとんど脅迫のことを言って金を出させ、それは自分が着服した。

 どちらも、やはり昔の学生運動世代だった爺さんのやったことである。ここで利用された人は、最初は支援してくれたと思って感謝していたのに、裏ではそんなことだったと知り、利用されていたことを悔しがり憤った。

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 もともと、寄付の非課税を悪用し、大義名分を掲げて寄付金を募り着服などする輩がいるし、お金を欲しい老人が他人の善意につけこんで詐欺も同然の行為をすることも昔からだが、これらが合体して醜いことになっているのだ。
 しかも、普通なら犯罪として警察沙汰になるが、犯罪の被疑者になった人であるとか反政府的な団体のことであるとか、そういうことだから警察も信じてくれないなど冷淡な対応になりがちで、そこに付け入るのである。

 そんなこと、自らが権力に迫害される立場である(であった)のに、よく出来るものだと驚き呆れる人もいるが、しかし、もともと「政治ゴロ」だった者だっているし、歳を取って頭が変になった人もいる。
 特に後者は「支援」と言っている時は本当にそうだと思い込んでいて、金を受け取ると次の瞬間には忘れてしまい自分の金だと思うから、滞納していた家賃や光熱費を一括して払ったり、不釣り合いに高額な買い物をしたり、ということをして周囲に気付かれてしまうけれど、当人は自覚していない。

 こういうことなので、要注意というわけだ。




by ruhiginoue | 2019-02-27 17:52 | 経済 | Trackback | Comments(1)
 前の住所の当時、帰宅して郵便受けを見たら、居ない間に訪ねて来た人からの伝言が入っていた。よく、名刺の裏などに「お留守でしたので―」と書いたりするが、その類である。
 この人は全然知らないが、獄中に囚われている政治犯の支援活動をしてるということだ。そして、協力してほしいから来たけど留守だったので、これを読んでという伝言と共に、そのチラシが入っていた。

 この事件については知っているし、獄中の人を救援するための活動をしている人たちと会ったことがある。
 その人たちのうちの誰かから聞いたのだろうが、無断で住所などを教える方も非常識であるし、仮に仲間から信頼されているので教えてもらえたとしても、まず手紙や電話や電子メールで連絡をして、意気投合したら会う約束をするものだ。
 とにかく、いきなり訪ねて来るというのは普通しない。

 よく、地方で選挙があるときに議員が来ることはあるけれど、これは互いに知っている人であり、また営業とかセールスや勧誘は片っ端からの訪問である。だから、これらとは全然違う。

 このことについて先日、その事件に詳しい知人で元大学教授の高齢の男性に話したら「留守にしていて良かった」と言われた。「支援なんて嘘だから」と。
 そのように勝手に個人で訪ねるなんて、どうせ「寄付金を」と言い出すはずで、そんなやり方をしているのだから、その寄付金だって支援のためではなく自分が使うためだ。

 もちろん、各種政治運動団体からして、逮捕された仲間の支援を口実に寄付金を集めても団体の活動資金にしているだけだから、逮捕された人は一向に釈放されない、なんてこともあり、そんな実態を知る人が増えたので、政治団体が不信感を持たれて、活動する人が減ったという現実もある。
 それとは別に、結婚式や葬式に紛れ込んで祝儀や香典を盗もうとする奴と同じ輩がいるということだ。

 これは、学生運動を昔やっていた爺さんに、よくいるようだ。平日の日中に訪ねて来た人も、やはり定年退職者だと後で判った。この続きは明日にまた。
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by ruhiginoue | 2019-02-26 17:07 | 社会 | Trackback | Comments(1)
 先日、ある芸能人が誕生日のパーティーで果物を「爆食い」したという芸能ニュースがあったけれど、ケーキの「爆食い」よりは健康的な感じがする。
 もちろん果物も糖分が多いから太りやすい食べ物に属するらしいが、しかし砂糖を使った菓子よりはビタミンが摂れるなど栄養的に良いことがある。だからケーキよりはフルーツのほうが健康的な印象である。

 しかも、果物の場合は食べ過ぎになりにくい。それでビタミンも少しだけになりやすいという難点もある。その点、果汁100%のジュースは、食べるのと違って大量に飲める。だからビタミンをたくさん摂れて健康的だと思われている。
 ところが、これで飲みすぎると、まず太りやすいということに加え、あと内蔵に対する負担になるという。ふつうは食べて消化して吸収だからゆっくりだけど、そうではなくいきなり大量に注ぎ込まれるのだから。
 それに気づかず、ビタミン剤とかサプリメントとかいうのと違って自然だからと、果汁100%ジュースは健康に良いとがぶ飲みしてしまう人がいて、しかし絞って大量に飲むというのは自然なことではないから、これが栄養剤ばかり飲むのと同じことになるというわけだ。

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 いわれてみれば、そうなのだが、気づかずにがぶ飲みしていたという人は多い。自分でも、がぶ飲みとまではしなくても、かなり飲んでいた。飲むのをやめて果物をそのまま食べるようにしたら、体調が改善した気がする。
 
 あと、お菓子とかケーキとかは、食べ過ぎると糖分の摂りすぎで太る他に湿疹などの遠因にもなると言われていて、コーヒーや茶を飲むからたくさん食べてしまうとも、逆に甘いものを食べるからコーヒーや茶の飲みすぎになるとも、言われている。
 それで、コーヒーの時はバナナ、紅茶と一緒に食べるのはリンゴが合っていると、よく言われるから、今、自分で実験しているところだ。

 さて、どうなるか。
 



by ruhiginoue | 2019-02-25 16:35 | 芸能 | Trackback | Comments(0)
 よく言われることだけど、「子供が居なかったら離婚している」と言う親や、「子供のためを思って離婚しない」と言う親がいて、これが家庭外で説明しなければならない時ではなく子供のいるところで言ったり、子供に向かって言ったりする親がいるもので、これで子供は、「私のせいで親は幸せになれない」と思い、傷つく。
 これでは、親が子供に責任を押し付けているし、子供のためではないどころか、子供を苦しめている。

 これについて、かなり前に今は亡き大島渚が言っていた。
 彼は小学生のころ父親を亡くし、彼の公私ともにパートナーの小山明子は中学生のとき母親を亡くしている。だから、「ほんとうは離婚したいけど子供のためにしない」と言う人がいると不愉快で、機嫌が悪い時だとムッときてしまうそうだ。
 そして、死別により片親で育つ人はいくらでもいるし、死別でも離婚でも不仲な両親で家庭内が険悪だったり喧嘩ばかりだったりするよりは、まだ片親のほうが良いのに、それを子供のために離婚しないと言う人は、踏み切れない言い訳に利用してするから卑怯だし、なにより子供が可哀そうで、また片親で育った人にも失礼だ、と。

 よく、家庭裁判所の参与をしている人が証言するけれど、暴力、不倫、借財、生活苦、性格の不一致、性生活の不一致、などのよくある離婚事由が全部か、それに近いくらい揃っているなら、離婚することが多い。しかし一つや二つではなかなか離婚しないものだ。なのに、子供のために離婚しないと言うのはおかしい。
 それに、子供のためだと思っているなら、少なくとも子供に向かっては言わないものだ。子供が傷つくぐらい、相当なバカでも解ることなのだから。
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 また、子供のために離婚しないと言うのは収入とか世間体とかの事情から女性のほうがよく言うことであるが、それなら金や世間の眼について、いかに重要であるかを子どもに説くか、そうでなければ子供の前では一切言わないかだ。
 けれど、貧困で生活苦だし、すでに世間から笑い者になっている、というのにまだ子供のためだと、子供が傷つくのに言うのは、実は子供より夫を愛しているからで、あるいは夫とは無関係に子供が嫌いとか可愛くないとかであるものだ。

 よく、子供のために離婚しないと母親が言っているのを子供は真に受けていたけれど、その両親を良く知っている人たちは、「そんなことないでしょう、あんなに夫婦円満じゃない」と言い、それで子供も気づいたということが、ある。
 さらに、弁護士が離婚で相談を受けると、実は不満があるだけで本音では別れたくないというのが、女性に多いという現実がある。

 こういう女性を観察すると、程度の差こそあれ、やはり子供より夫を愛しているか、子供が可愛くないか、である。



by ruhiginoue | 2019-02-24 06:25 | 司法 | Trackback | Comments(0)
 ビートたけし「酒は、少しなら良いんです」
 ビートきよし「適量なら、って言われるよね」
 ビートたけし「実際に私は、少し酒を飲むと手の震えが止まるんです」
 ビートきよし「そりゃアル中だよ!」

 という漫才があったけれど、ところが酒は適量など関係なく身体に悪いことが医学的に判明している。まあ、当然のことだろう。

 それでも飲みたがる人たちがいるけれど、その中には身体が温まるとかリラックスするとかだけではなく、頭が冴えると言う人たちがいて、普通は脳がアルコールによって麻痺するからなんとなく良い気分になるという仕組みなのに、その逆とはどういうことか。
 これは、一緒に食べず酒だけ飲んでいる人がなるそうだ。空きっ腹に酒を飲むと胃腸に悪いものだが、それだけでなく、飲酒時に炭水化物を取らない生活を長く続けていたら脳の代謝回路が変化してしまい、アルコールでないと脳が働かなくなる体質になってしまうらしい。アルコールは身体が早く温まるが、これと同じでないと脳が活動しなくなる。そうした医学的知見があるということ。

 だから、普通は真面目な話をする時に飲酒など以ての外なのに、やたらと「一杯やりながら」を要求する長老衆がいるわけだ。
 かつて、飲酒して職場にきた裁判官が、これを問題にされると「ほろ酔い加減の方が頭が冴えて良い判決文が書ける」と言ってまた問題になったことがあるけれど、これもその一つだろう。
 その裁判官は、問題になってから新聞の取材に対して、「今日も出かける前にコップ一杯か二杯飲んできたが、この程度で飲んだうちには入らない」と言っていたから、この人も酒だけ飲むことを毎日繰り返して、脳がそうなっていたのではないか。

 しかし、飲み方によっては、より悪いことがあるけれど、そもそも飲むこと自体が身体に悪いということだ。
 また、前にも述べたことがあるけれど、酒は身体に悪いだけじゃなく、飲酒は悪い人のすることだ。その証拠にショッカーの幹部たちはアジトで謀議しながらワインを飲んでるけど、それに対してライダーは飲酒運転してはいけないから、おやっさんの店でコーヒーを飲んでいる。
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by ruhiginoue | 2019-02-23 12:36 | 雑感 | Trackback | Comments(2)
 「消費税増税」という言い方が、よく使われるが、言葉としてぎこちないうえ意味的に不適切である。
 
 もともと他にも「賞を受けた」というのを「〇〇賞受賞」ということがよくあり、「後で悔いる」のを「後で後悔する」とか「害を被った」なのに「被害を被った」と言ったり書いたりすることも横行している。

 しかし、「消費税増税」は単に重複しているというだけでは済まない。

 まず、「増税」の反対は「減税」であるが、消費税の場合に言われているのは「消費税が高すぎて消費が冷え込み経済に悪影響しているから減らすべきだ」という主張であり、このさい「消費税減税」をすべきとは言わず「消費税率を下げる」べきだと経済学者や議員らは言っている。
 これは、国の税収が充分だから税金を減らそうではなく、消費の促進が目的なのだから、「減税」ではないということだ。
 
 この反対に、「消費税率を上げる」という場合、そうすることによって全体的に税金を増やすという意味なら、これを縮めて「消費税増税」と表現することも不可能ではないが、現実は違い、消費税を導入しても、その後で税率を上げても、税収が増えたとはなっていないのだ。なぜなら他で減税しているからだ。
 だから、あくまで消費税の掛け率を上げるのだから、これを縮めて書くなら「増消費税」というのが自然だろう。
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 そして、なぜこの言葉の不適切が問題なのか。
 政権与党である自民党は大企業から政治献金をもらっていて、その見返りに政府は法人税を少なくしてやり、その穴埋めに、高齢化社会に備えた福祉財源のはずの消費税を充てている、というとんでもないことをしてるのだが、それを「消費税増税」なんて言っていたら税収が増えていると錯覚して解らなくなる。
 これだから、いけないのだけれど、野党とその所属議員までが、よく「消費税増税」と言ったり書いたりしているので、何をやっているのかなと思ってしまう。



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by ruhiginoue | 2019-02-22 18:31 | 政治 | Trackback | Comments(4)
 トランプ合州国大統領が、ノーベル平和賞の推薦を日本から受けたと発言したことについて、最初は韓国からの発言を取り違えたのかと思われていたが、そうではなく実際に日本からの推薦があったと判明した。

 これについて国会で、不適切な推薦ではないかと野党議員から質問された安倍総理は、同盟国を批判するべきではないとか、政権を取りたければアメリカに媚びるべきだとか、なんとも情けない答弁をしたので、批判が起きている。
 その批判には、日米軍事同盟ばかりで他の世界を見ないことは危険だというものがある。この指摘はもっともであるが、しかし、その同盟を特に重視するという考えもある。

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 だから、ここで問題なのはむしろ、トランプさんが永久に大統領でいることはないし、米国内にもトランプ大統領に反感を持つ人はたくさんいて、その中には政治的な影響力をもつ人たちも多い、ということだ。
 つまり、日米関係を最重要視するにしても、トランプさんにゴマをすったからと日米関係に貢献するとは限らないのだ。

 そんなことも安倍総理には解らないのだろうか。おそらく、なにも考えずひたすら媚びればいいと思いこんでいるのだろう。
 だいたい、東条英機ら死刑になった人達がいる一方で、A級戦犯から総理大臣になって、敵国だったアメリカに媚び、安保反対運動を武力弾圧しようとしたら警察や自衛隊の上層部が抵抗したので右翼をけしかけたけど、それも反発されてダメだからヤクザを使った、なんていう祖父の岸信介を尊敬していると言う安倍信三だから当然だろう。

 ただし、安倍総理が本気で御機嫌とりゴマスリすべきと思っているなら、それを正直に言えばいいけれど、しかし国会で大臣として答弁するのだから、言葉は正確でないといけない。
 そう安倍総理が言うなら、この内容から「同盟国」ではなく、アメリカのことは「宗主国」と言うべきで、日本のことは「従属国」と言わなければ、語彙的に不正確である。




by ruhiginoue | 2019-02-21 17:13 | 政治 | Trackback | Comments(1)
 映画評論家の町山智浩さんは、いちおうリベラルな立ち位置から政治的な発言をしているが、あまりの政治的オンチなので、よくTwitterでツッコミ入れられていて、反論不能しかも批判された趣旨すら理解できないことが、しばしばである。

 例えば、前にこんなことがあった。政治が悪くても統治されて秩序があるだけマシで、そのことは内戦だった時のシリアなど無秩序状態の悲惨さを見れば明らかであるということに対し、彼の反論とは、だから秩序を優先したアサド大統領が悪いというものだった。反論の内容も変だが、それ以前に彼は論題を理解できていない。

 こんな調子だから、彼は日本共産党に対して「労働党」と名を変えれば印象が良くなって支持が大幅に拡大すること確実だとツイートして、これに対し、北朝鮮の政権与党と同じにして何が印象向上なのか、かつて共産党を出た人たちが作って労働党と名乗った団体が実際にあるけど全く支持されなかった、などとツッコまれていた。

 こんな間抜けなことを、彼は善意で言っているから痛々しい。自由党の小沢一郎代表など弱小党に転落した保守派が、共産党の票だけ欲しくて、野党として一緒にやりたいからなどと言っているのは、身勝手ということで「ふざけんな」だが、こうした小沢式の悪意とは違い、町山智浩さんのような無知に基づく善意は、ただの迷惑というだけでない深刻さがある。

 そもそも、共産党の党員と支持者たちが同党を支持しているのは、その政策に賛同していることだけでなく、体制側の弾圧と庶民の偏見の双方と、長年にわたり闘ってきたことに共感しているからだ。それゆえ少数派でもあるし、信用されてもいる。
 なのに、上辺の印象だけで俄かに支持が急増するなんて考えることができてしまうのは、政治に無知であるうえ、社会とか生活とかの感覚を持っていないからだ。

 こうなると、この先いくら勉強しても、かなり厳しいというより殆ど無理だろう。
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by ruhiginoue | 2019-02-20 12:30 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 平成も終わるが、昭和の終わり近くに天皇の戦争責任を追及する男を追った記録映画『ゆきゆきて神軍』が87年に公開された。海外の映画祭で受賞したあと、国内では政治的な問題からミニシアターでの単館上映となり、そこから次第に上映館が増えて大いに話題となった。

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 この映画の中に、戦争体験をもつ主人公が、軍隊時代の知人を訪ねる場面がある。病気で手術し入院しているということで見舞いに行くと、寝ている病人に対して主人公は、そのようにつらい思いをしているのは「天罰」だと言う。戦争を知っている者が戦争責任を追及しないから罰が当たったと言うことだ。
 そう言われたほうは怒ったが、言ったほうも後に同じことを他で言われてしまう。この映画とは別の後日談で、映画が話題になって注目されたらスター気取りで戦争責任の追及をしなくなり、それをとがめられると、病気になって身体が思うようでなかったから仕方ないと弁解する。だから、なんで病気になったのかと問い詰められてしまう。

 これは、過酷な体験が元になっていて、それと社会との関わりが問題なので厳しい言葉も出たということだが、そうではなく普段から、病気で苦しむ人に対して「罰が当たった」と言う人がいて、その是非が議論される。
 このうち、宗教の勧誘が目的などの他意がある場合は論外だが、そうではなく病人になった人の言動が良くなかった場合、だから罰が当たって病人になったのだと、言って良いものだろうか。

 やはり、病気で苦しむことは不幸なのだから、そこに追い打ちをかけることは慎むべきだろう。いくらその人は普段からの行いに難があったとしても、だから罰が当たったと言うのはこじつけであるから、どんなに言いたくなっても言ってはいけない。
 また、あきらかに不摂生で病気になったのなら、それは因果関係があるけれど「自業自得」ということであって、これと「罰が当たった」というのは異なる。「罰が当たった」という宗教的な発想の「因果応報」とは、物的な説明ができる原因と結果の「因果関係」ではないからだ。

 なら、「罰が当たった」と言っていい場合は存在するのだろうか。するとしたら、こじつけではない直接的な関連が具体的にあって、それが物的に説明できる原因と結果ではなく、しかも道徳的・倫理的な観点から非がある場合だろう。

 例えば、自分の高校のある同級生は、同じクラスに胃腸の弱い人がいて腹痛や下痢に見舞われやすく悩んでいるのを「うんこ臭い奴だ」などと面と向かって言いながら侮辱と嘲笑をしていたが、そのあと手前がもっと深刻な病気になって下痢が止まらなくなり、入院して食事ができず点滴しながらガリガリに痩せていた。
 こうなると、上記の条件がそろっているから「罰が当たった」と言ってもいいだろう。


 

by ruhiginoue | 2019-02-19 12:21 | 映画 | Trackback | Comments(1)