井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue
 発売当初は変な味だとか言われて、マンガ『美味しんぼ』でもこき下ろされていた、スーパードライというのが今では定着していて、今日も飲食店で飲んでいる人をみかけたが、あれはビールだと思うから不味いのであって、食事するときの飲み物なのだと思えば料理によっては合うと言う人がいる。

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 このスーパードライの宣伝に出ていた「国際ジャーナリスト落合信彦」というのは何なのかとも言われたものだが、これについても、あれは到底ジャーナリストなんてものではないデタラメばかり言ったり書いたりしているという指摘とともに、落合信彦をデタラメというのはプロレスに八百長試合というようなもので、そうだと思っていながら面白がるものだから、真面目に考えてはいけないという指摘もあった。
 つまりスーパードライの宣伝には適材だったということだろうか。

 また、あの当時、朝日新聞の本多勝一記者は、この宣伝の落合信彦という人が何なのかとは別に、ジャーナリストに国際も国内も無いと指摘していた。ただ、本多勝一氏とは朝日新聞の同僚で対談もしている伊藤千尋記者は、外国語が得意でよく海外取材に行くためか「国際ジャーナリスト」と呼ばれたことがある。
 そうなると、本多勝一氏のように国際も国内も両方というほうが珍しいのだろうか。そんなことはないだろう。

 ここでもう一つ疑問なのが「戦場ジャーナリスト」と自称している人たちのことだ。
 そもそも、ジャーナリストに分野などあまり意味が無いというだけでなく、命の危険があるのは戦争の取材だけではない。国の内外問わず、暴力団や権力など人間が危ないことと共に、災害や元々過酷な環境や野生動物など自然が対象でも命がけということが色々とある。
 これは実際に日本人の記者とカメラマンで、写真を撮っていたら銃弾に当たってしまい死んだ人だけでなく、被写体が怒ってしまい襲われて死んだ人は、相手が人間と動物の両方の場合があった。

 それなのに、「戦場ジャーナリスト」とか「戦場カメラマン」などと自称している人達がいるから、なにやらことさら危険な取材をしていることをウリにしているような感じがして、これを恰好つけていて生意気だと思った人達が、政府の言い訳「自己責任論」に便乗して、勝手に危険なところに行って商売してるだけじゃないかと非難するのだろう。
 しょせんその程度のこと。

 だから、あくまで問題は取材とか記事とかの中身であるはずなのに、どうでもいいことで騒いでいる人達が多すぎる、というわけだ。



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# by ruhiginoue | 2018-11-05 17:21 | 国際 | Trackback | Comments(2)
 Twitterで記者会見をみていたら、あの安田純平氏は、自分の為に尽力してくれた人と、自分が心配かけた人に、お礼とお詫びを言い頭を下げた。これは当たり前だ。

 だけど、それ以外の関係ない人たちが、彼は皆に迷惑をかけたのだから謝るべきだと言っている。
 これはネット上で喚く人たちだけでなく、現実社会でも主流派ではないかと思えるくらいだ。

 ここには、日本政府が身代金を払ったので国民の税金がよけいに使われた、などの誤解も見受けられるが、そんなのは論外である。

 それとは違い、とにかく騒ぎになったから、ということである。非や責任の有無ではない。だから、誰かに対してではなく、皆に謝れ、となるのだ。

 このようなことは、日本によくあるというより日本では普通だろう。ほかにも色々とある。
 例えば、病院や医師の過ちで患者が死んだりすると、病院の関係者が記者会見して、やはり最後は立ち上がりカメラに向かい身を90度に屈して詫びて見せるが、そのあと患者や遺族に訴えられると居直って、一切責任は無いと主張する。あのとき詫びたのは、あくまで世間に対して、お騒がせしてすみませんという意味だからだ。

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 また、被害者である患者や遺族も、泣き寝入りしないと世間から白い目で見られる。これは、裁判で勝訴した、医師や病院が非や責任を認めた、主張が正しいと証明された、という結果でも同じだ。
 どちらが正しいかなんて関係なく、波風を立て平穏を乱したことを世間から責められているのだ。

 これは実に日本的である。
 安田純平氏のことに限らず、医療でも他の問題でも同じで、日本では物事の中身ではなく、何か騒ぎになった波風を立てた平穏を乱したからケシカランということになるのだ。

 この日本的な発想は、おそらく大昔に聖徳太子が説いていた「和」の精神なのだろう。
 なんと、これが日本の民主主義の基であると、もと弁護士の大臣も務めた国会議員が国会で演説していた。つい先日のことである。
 それだけ根強いということだ。日本人の骨の髄までしみ込んでDNAにも組み込まれいるとしか思えないほどだから、これに疑義を差し挟むと「反日」ということになるのだろう。




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# by ruhiginoue | 2018-11-04 15:35 | 社会 | Trackback | Comments(4)
 シリアで拘束された日本人で、殺害された湯川遥菜という人は、フェイスブックに載せた写真が命取りになったらしい。
 それは、田母神俊雄という人と一緒に撮った写真である。

 この田母神俊雄という人は、海外でも知る人ぞ知るで、日本人を拘束したイスラム国と名乗りダーイシュなどと呼ばれている勢力からも知られていたことが確認されている。
 では、田母神俊雄という人はどんな人物であると認識されていたのか。

 これは周知のとおり、田母神俊雄という人は航空自衛隊の頂点にいたけれど、政治的な発言が原因で辞めさせられた。この発言とは、日本が過去に起こした戦争を正当化するものだったので問題になったのだった。
 その後は政治活動を始め、自衛隊を防衛だけでなく攻撃的にすべきとか核武装すべきとか超タカ派の主張をしていた。

 ここまでが、外国でも知られている田母神俊雄なる人物である。
 その後、選挙に立候補したが、支持者から集めた資金を使い込んだとか、買収をして逮捕されたとか、結構お粗末であったが、これは日本だとだいたい知られているけれど、外国ではほとんど知られていない。だから、田母神俊雄とは超タカ派の危険人物である、という認識が外国では専らということだ。

 そして、湯川さんがシリアでダーイシュに捕まったさい、どんな日本人かと調べるには世界中で接続できるインターネットがもっとも便利であるから、それで彼のフェイスブックを閲覧したところ田母神さんと一緒に撮った写真が掲載されていた。
 これについて田母神さんは、選挙に立候補したとき色々な人たち大勢と記念撮影したからいちいち憶えておらず、湯川氏のことも記憶にないと言っていて、それはそうだろうけれど、そんなことまでダーイシュはわからない。あの田母神俊雄なんて人と関係があるのか、ということになってしまったようだ。

 そのうえ、彼は銃器マニアだったから、外国へ行ったら銃を持ったり撃ったりできるのではしゃいでいて、その様子を撮影したものまで掲載していた。日本国内だったら、ありゃただの軍事オタクですよと言えばわかるが、緊張感の強い紛争地域で戦っている急進派勢力には通用しない。これはやばい日本人だということで殺してしまえと、捕まった当初から言われていたらしい。

 こういうことがあるので、インターネット上で自分について何を掲載しているか、外国に行くさいは見直したほうがいいかもしれない。
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# by ruhiginoue | 2018-11-03 16:50 | 国際 | Trackback | Comments(0)
 日本でいう『ドッキリカメラ』という騙し隠し撮りのテレビ番組は外国でもやっているが、だいたいは笑いを取るものだけど、ところが、かつてアメリカのテレビ番組で、悪ふざけが結果として社会派となったのか元々ヤラセなのか、コンビニ店員がイスラム教徒の恰好をしていて、これに星条旗のTシャツを着た若造の客がケチをつけ、このどちらもテレビ局による「仕込み」という、きわどいネタをやっていた。

 ここで星条旗Tシャツの若造が「イスラム教徒から買うなんて不愉快だ」と文句を言うと、たまたま昼飯を買いに来た制服の軍人が「黙って買い物をしろ。どうしても文句があるなら他の店に行け」と注意した。
 「俺には買い物をする権利がある」
 「ああ、君には買い物をする権利がある。同時に、この店員には信教の自由がある」
 「あんた軍人だろう。イスラム教徒と戦うのが仕事だろう」 
 「いや、私の仕事は全ての国民の自由と権利を守ることだ」
 これに他の客たちが頷く。
 そこへテレビのスタッフが現れ、実は二人とも番組で仕込んだと告白し、「なーんだ」と笑う軍人。
 「今のあなたの発言と態度は立派です」
 「いや、私は当たり前のことを言っただけだ」
 
 この番組がヤラセか否かとか、日本の自衛官と警察官ならどうだったとか、そういうことは別にして、最近コンビニに行くと、外国人の店員をよく見かける。少し前まで目立っていた主婦やフリーターや学生に対して、外国人の割合が増えていることだけは確かだ。
 これには多少子高齢化も一因であろうが、コンビニ店の経営事情もあるはずだ。

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 今年の春に、中央労働委員会で傍聴した話をした。これを読んでない方と読んだけど忘れた方は下のリンクを参照のこと。
 そこで証言したコンビニ店のフランチャイズオーナー店長は、ついに廃業してしまった。彼は、経営が苦しいためバイトを雇わず、自ら働き尽くめとなり、それがキツすぎて遂に店をやめてしまったと言う。
 この店長は、本社や一部の委員から意地悪そうに、他の店は経営できているのに、お宅はなぜできないのかと言われたら「ブラック労働のバイトを雇うのが嫌だったから」と答えていたのだった。
 ということで、外国人店員が目立つのと関係ありそうではないか。






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# by ruhiginoue | 2018-11-02 17:33 | 社会 | Trackback | Comments(0)
 自民党に政治献金をくれる大企業へ見返りとして法人税を減らしてやり、その穴埋めに福祉の財源にするための消費税の収入のほとんどを使ってきたから、福祉は悪くなる一方である。

 そしてまた消費税率を上げる。これに協力する公明党は、その代わりプレミアム商品券を発行しようと言い出した。これでは政策として筋が通っていないから「福祉の公明党」はバカなことをしているという批判が出ている。


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 しかし、こんなことを公明党がしているのは、決して公明党がバカなのではなく、公明党を支持している人たちの多くが、政策の中身がどうかではなく、何かもらえるようにしてくれるというだけで喜ぶからだ。
 それで、前の地域振興券に続いてまた商品券と言い出したのだろう。

 よく、困っている人達のための福祉政策が提案されても、これに公明党は積極的でなかったり、時には共産党が賛成したというだけで反対していたりもするのに、結局は自民党も法案に賛成したなどで制度ができるということがある。
 ところが、この恩恵を受けて欲しい社会階層の人達は、せっかく作られた制度の利用を勧められても、そういう層の人達ゆえ、その多くは理解できず、そこへ公明党は出てきて代わりに手続きをしてやり、すると制度を理解できない人たちは公明党のおかげと言って喜ぶから、こうして結果だけ掻っ攫うことができる。

 だから公明党は汚いとか言って共産党は批判するけれど、そういうことで公明党を支持する人が多いのは現実なのだ。ここに公明党の支持母体の創価学会は目を付けて「折伏」や投票の呼びかけをする。

 これと違い、ずっと数は少ない「幸福の科学」の場合、公称信者数は1100万人だが実際には13万人強くらいしか信者はおらず、その程度の信者数の割には資金が潤沢そうで、これは教団内に優秀なビジネスコンサルタントチームを抱えていて、信者の事業を成功させることで献金を増やしているということらしい。ここが、信者が店で買い物してくれるから得だと言うなど庶民的な創価学会とは違っている。

 もともと「幸福の科学」の開祖で代表の大川隆法は、東大で政治学を専攻し、卒業したら上級公務員試験と司法試験を受けてどちらも落ちたので商社に就職したという経歴だから、宗教はビジネスと政治のネタにすぎないのだろう。
 また「オウム真理教」の開祖・麻原彰晃も、通っていた予備校で妻になる女性と出逢っているが、予備校に通ったのは東大受験のためで、将来は政治家になりたいとか、大臣になるには政権与党でないといけないので自民党に入るとか、周囲に言っていたそうだ。

 あの映画『人間革命』でも、教育家として運動していた牧口常三郎の一番弟子である戸田城聖は、元は学校の教師であったが事業を起こし出版や金融の経営をしていて、そのまた弟子の池田大作は社員だったが、事業が経営破綻してしまったので活動を宗教に絞ったことが描かれている。

 こういう宗教の実態を知ると、その政治経済の活動は本末転倒というのではなく、もともとそっちが本旨だったのではないかと思えてくる。
 とにかく日本の宗教は現世利益である。信者の階層が異なるだけだ。





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# by ruhiginoue | 2018-11-01 16:04 | 社会 | Trackback | Comments(3)

極楽浄土と人間革命

 浄土真宗の僧侶が、極楽浄土について経典に書いてあるけれど信じられないと言う人について、来年の月日が来年のカレンダーに書いてあるけど来年があることを信じられないのだろうかと言っていた。
 もちろん、来年は死んでしまえば来ないし、極楽浄土は死んだらの話だ。また、去年から今年までが有って、それを今生きている人はみんな知っているのだから、それで来年のカレンダーは来年の月日が有ることを前提としているが、それと違い、過去に死んだ人は数えきれないほどいるけれど、極楽浄土に行った人の証言は存在しない。
 その坊さんとしては、自分が極楽浄土に行ったら、ぜひその実在を語りたいそうだが、それは無理だろう。死んでから、成仏できない人や地獄に墜ちた人は極楽浄土について証言できないし、そんな亡者や亡霊になった人と違って極楽浄土に行った人だったら、そんな居心地が良いところからこの世にわざわざ戻って来て証言するわけがない。

 その話から思い出したが、『人間革命』という映画で、丹波哲郎ふんする戸田城聖という人が、極楽浄土の存在なんて信じられないという人たちに対し、もし存在するとしても自分だったら退屈してしまう、と言う場面がある。それは酒や女の楽しみが無いからで、私だけじゃなく君なんかもっとだろう、と言って笑わせる。
 そして、もともと仏教はそんな単純な教義ではないのだが、大衆には難しいだろうからと、死んでから極楽浄土に行けるというような布教の仕方をしてきたのだと、戸田城聖は指摘する。
 そしてそこから、生活が辛くても我慢すればいいとか、政治が悪くても文句を言うなとか、そのように宗教が堕落してしまったのであり、それではいけないと説くのが日蓮宗であった。

 この映画は、小さいころに学会員の人からチケットをもらって映画館で観た。あれはいちおう東宝特撮映画なので、タダで観れて有難かったが、どうも丹波哲郎があの調子で説教しながら関連するイメージ映像が重なる演出は、主演だけでなく監督も同じというのもあって『ノストラダムスの大予言』と印象が変わらなかった。どうも、両方観た人たちはみんなそう感じたらしい。
 このチケットをくれた人は「お布施」のつもりでたくさんのチケットを買ったので、あげるということだった。だから大ヒットして当然であり、不景気な七十年代の映画界の事情を感じさせることだった。


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 それはともかく、この映画の中心は、まず丹波哲郎ふんする戸田城聖が、出版社を経営していた時に宗教弾圧で逮捕され、屈せず耐え続けてからやっと釈放されると経営者の不在で事業は無茶苦茶になっていて、それを頑張って立て直すというもの。『続人間革命』では、若い社員がたいへんな意欲で、これがのちの池田大作だが、雑誌を刷新し若くして編集長になるということだから、まるで後の鹿砦社と同じ図式である。

 しかし、この映画と今の創価学会を比べたら、どうか。

 映画の最初のほうで、戸田城聖が列車に乗っていて明治神宮前を通ると、乗客たちが起立し、制服の軍人らは神社に向かって最敬礼するが、戸田城聖だけは敢然と無視して背を向けたまま座っている。これがなぜかは続けて描かれる。
 創価学会の創立者である牧口常三郎は、社会改革のため法華経の教えを用いるべしと唱え、これに戸田城聖は心服していた。だが、そこへ宗教弾圧があり、戦争に反対しないよう国策に従うと誓約せよ、伊勢神宮に参拝せよ、などと迫られて、牧口常三郎は拒否した。
 このため牧口常三郎は逮捕され、老齢のうえに栄養失調が加わって獄死してしまった。このとき戸田城聖も逮捕されて取調べを受けていたのだ。

 ところが、この創価学会が支持母体の公明党は、共謀罪に賛成するなど自民党に協力してきた。

 こうしたことが続いて、とうとう沖縄県知事選挙では、長年の創価学会員たちは造反したということだ。
 この映画を観れば、それで当たり前だと解る。


 




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# by ruhiginoue | 2018-10-31 19:53 | 映画 | Trackback | Comments(0)
 はっきり言って「自己責任」ということ自体は何も悪くない。政府が危険だと注意しているのに、なにかわけがあって、あるいはただのバカだから、そこに行って最悪は死ぬとしても、そうするのは勝手なのだから、それは自己責任である。

 ただし、前のイラクと今回のシリアで日本人が捕えられたり殺害されたりしたことで、日本政府または在野だが日本政府の側に立って「自己責任」と言うと、それでは済まない。
 なぜなら、日本人が危険なのは日本政府が原因を作っていたからだ。

 まずイラクでは、アメリカによって国土が破壊され国民が殺害されたことで怒り狂った人たちが、この武力攻撃を日本政府は支持したから、日本人に対しても敵意を抱いていた。
 だから犯人たちは、殺害した日本人の遺体に星条旗を添えて、アメリカに媚びる日本人を殺してやったというメッセージを発信していた。そして他にも捕えられた日本人がいたが、この人は反米活動が原因で日本国内で逮捕歴があり、その延長でイラクを訪問していて、そんな人であると解ったことが釈放された一因であった。

 このように、イラクで日本人が危険な目に遭うのは日本政府の対米従属のせいだから、日本政府が行くなと言ったのに従わなかったから自己責任だと言っても、政府の責任は逃れられない。だから日本政府は批判をされていたのだ。大手マスコミがちゃんと報じないから知らない人も多いが。
 しかも、その時の小泉純一郎総理大臣は、後から、原発は通産省に騙されていたと言うけど、劣化ウラン弾の汚染が深刻なイラクについては、アメリカ国内でも問題になっている「大量破壊兵器の嘘」について、「見つからなかったのは無かった証明ではない」というひどすぎる屁理屈を言いっぱなしで、武力攻撃支持は反省しないどころか撤回していない。
 さすがは、日本の一般市民を標的に爆撃して大勢殺害したルメイ大将に勲章を授けた防衛庁長官の七光り息子である。経済の分野でも、日本の富をアメリカの企業に渡すことで地位を保っていたことは周知のとおり。
 さらにその息子も、沖縄に何度も行って「安室奈美恵さん」などと無関係な演説をしながら、沖縄の美しい海を破壊して米軍基地を建設させようするのだから、代々の家業が売国というべき恥ずべき小泉家である。

 またシリアの件では、拘束された人が万一に備えて高額な掛け捨て身代金保険に加入していて、人質の釈放を交渉していたのに、安部総理が日本人を拘束している勢力と「戦う」諸国に総額で二億ドル位の支援を約束すると発言してしまう。これを日本政府は後になってから人道支援のつもりで言ったと弁解していたが、イスラエル国旗の前に立ち、戦う諸国を支援すると言う様子がテレビで世界各地に放送されたのだから、これを見せられた側がどう反応するか。
 そして捕えられている日本人は殺されてしまったのだ。
 
 こういうことがあったのだ。それに、そもそも自己責任とは、あくまで当人の選択権にかかる言葉であって、日本政府がその政策について言い逃れするための言葉ではないのだ。
 これを踏まえていない人たちが、安田純平という人は勝手に行ったとか、そうじゃない仕事で行ったのだとか、外れたところで議論する自己責任論争をしているのだ。


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# by ruhiginoue | 2018-10-30 12:36 | 社会 | Trackback | Comments(1)
 もと政治家でタレント弁護士の橋下徹という人が、安田純平という人について、ある指摘をしていて、それは要するに「結果オーライ論」というものだ。これでいいのかは別にして、そういう現実があることは認識しておく必要があるだろう。

 あの安田純平という人が危険を承知のうえで内戦下にわざわざ出かけて行ったのは、それによって命がけの取材をしてきたということで話題になり、記事や映像がテレビ局などに売れるからだ。
 つまり彼には功名心と功利心があったということだ。そして、こういう俗な意味の成功をしていれば、政府の忠告に逆らったなど途中経過で問題があったとしても、最後は称賛すなわち「おわり良ければ全て良し」の「結果オーライ」となるはずだ。

 だが、今回のように拘束されて人質になったのでは、失敗して成果なしだから途中の努力も無駄とみなされる。そして、政府の忠告は正しかったのに従わないから、国民みんなに心配をかけたと非難されてしまう。

 なので、安田純平という人は称賛ではなく非難をされて当然である、というのが、橋下徹の結果オーライ論である。かなり勝手に要約させてもらったが、趣旨はこのとおりのはずだ。

 これでいいのかという疑問が沸いて当然ではあるが、こうした現実が存在するのは確かである。橋下徹という人は出自などから苦労して来て、のし上がるためなりふり構わずの人らしいから、どうしても現実主義者になって、そこから嫌なこと露骨なことを言うのだろうが、その現実とは確かに存在するから無視してもいられない。

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# by ruhiginoue | 2018-10-29 11:50 | 社会 | Trackback | Comments(3)

危ない親戚という現実

 かつて、現在の世田谷区の保坂区長が国会議員だった時、ある集会に来て、地元だったので行って話を聴いたことがある。一緒にその配偶者の女性も来ていて、彼女とも会話させて頂いた。
 そのさい福祉の話で保坂議員は、よく独居老人が生活保護を受けていて、それが生活保護を受けている人達の中で割合が非常に多いという指摘をしていた。これは、頼れる家族がいないうえ年金がもらえない人が少なくないためだ、ということだった。

 この背景に年金制度の不備があるけど、それでも昔から「老後の備え」とよく言うように、引退後のことなどは自ら考えて対応しておくものだったから、それなのに生活保護に頼らざるを得なくなる年寄りは、若い頃に無計画で場当たり的とか刹那的とかいう生活だったのだろうと思われてしまう。
 そして自業自得などと嘲笑されたり、そんな人を助ける福祉は税金の無駄づかいと非難されたりする。

 もちろん、一部にはそういう人もいるが、その一方ひたすら働いて遊びもしなかった真面目な人が、悪い人から財産を騙し取られたり強奪されたりの結果だったりもする。認知症や老齢による判断力低下に付け込まれ、振り込め詐欺に遭ってしまったり、言われるまま契約したらインチキだったとか極端なハイリスクだったとかで財産を失うということがあるのだ。
 だから、一概に自業自得とか言っては気の毒だし、社会的に対策を講じる必要がある。

 そこでもう一つの現実を述べておかなければならない。いちおうあった財産を騙し取られたことが原因で貧困に陥った人にとっての加害者とは、詐欺師や悪徳業者の他に、親戚にやられたというのが結構多いのだ。親族なので資産について知っていることがあるうえ、親族なのだからまさかと思っていて、しかも普通なら犯罪になるところだけど身内なので法的な手が入りにくい、ということも加わって、えげつないことをされてしまうのだ。
 また年金のことでも、受け取ったものを横取りされることがあるけれど、手続きをしておくからと預かった掛け金を納めず着服され続けて受け取れないことがある。

 これは親子兄弟姉妹の間にもあることだが、それより少し離れているくらいの、微妙な距離の親族が最も悪辣なものだ。具体的には、親よりも親の兄弟姉妹およびその配偶者と子供、子供や兄弟姉妹よりもその配偶者およびその子供、というくらいの間隔が危ない。

 こういうことは言いにくいことだが、しかし親族などを美化しないで現実を認識して対策を講じないといけない。社会全体の問題であるのだから。
 
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# by ruhiginoue | 2018-10-28 12:20 | 社会 | Trackback | Comments(2)
 シリア内戦について、大手マスコミはろくな報道もしていないくせに、そこで隙間産業か下請けのようになっているフリーランスの人達をダシにして、いかにジャーナリズムが大切かと説いているのを見せられると反吐が出そうであるが、それ以上に酷いのは日本政府である。

 周知のとおり前にシリアで殺された日本人が二人いた。湯川遥菜氏と後藤健二氏である。
 このうち先に捕まって殺された湯川氏は、捕まえた側も最初から殺すつもりだったらしい。それについて潜入したスパイからの証言があったそうだし、取り囲まれた湯川氏が「テメエ何しに来やがった」みたいなことを言われながら袋叩きというか足蹴というかの状態が録画されていた。

 この湯川氏はもともとミリタリーマニアで、民間軍事会社を設立して武器まで含めた物資の調達をする事業を展開しようとしていた。そしてシリア内戦をビジネスチャンスだと捉えてウエッブサイトでも公言していた。これでは反感を持たれて当然だった。
 あの田母神俊雄氏と一緒に撮った写真をウエッブサイト上に掲載していたので、友達なのかとマスコミが尋ねると田母神氏は知らないと言った。選挙に立候補したとき色々な人達と記念写真を撮ったから、いちいち憶えていないと言うのは当然だが、それしても無関係を強調する態度が露骨なので、湯川氏の事業について関係があると思われることを避けたのではないかと指摘されていた。

 しかし後藤氏はジャーナリストであり、取材してテレビ局に売っていたからシリアの内戦も商売のネタではあるが、戦争の犠牲になる子供を取材して世間に訴えていたから、そこは湯川氏と大違いであり、反感を持たれることはないはずだった。
 また、危険は承知の上で、何かあったさいの準備をしていて、外国の会社の高額な掛け捨て身代金保険に入ってもいた。

 だから交渉して解決の可能性はあったのに、安倍総理がぶち壊したのだ。イスラムの急進派と戦うために周辺諸国に支援をいたしますなんて言ったから、これに刺激された連中に殺されてしまったわけだ。
 これについて後から日本政府は、あれは人道支援の意味だったと言い訳したけど、安倍総理はイスラエルの国旗の前に立ち演説しており、その姿が世界中に中継されたのだから、見せられたほうは穏やかでいられないに決まっている。

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 そして今回の安田純平という人だが、カタール政府が三億円を支払った代わりに釈放されたらしく、同国としては外交上の思惑があってのことだと推測されている。
 つまり、その身代金を日本政府は払ってないから、日本は何も迷惑してない。何か迷惑したなら、しかし彼の仕事は立派とか言う意味あるけど、そうじゃないから褒めることない。

 むしろ問題は、本当は何もしてないのに、解放されたのは安倍総理のおかげと嘘の報道するNHKだろう。
 もともと安部総理は、自分の息がかかった人たちをNHKに送り込む工作をしていて、あの百田尚樹が経営委員になったことまであるのだから、むしろ当然の不正だ。
 これに受信料を払うなんてまさに「泥棒に追い銭」だが、こうした嘘のため、政府が努力したかのように誤解した人たちが間違った非難をしているのだろう。

 まったく、マスコミもマスコミなら政府も政府である。





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# by ruhiginoue | 2018-10-27 11:45 | 国際 | Trackback | Comments(4)