井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで。下記の拙書を購入でご支援をいただけたら助かります。


by ruhiginoue

年賀状は自然消滅する

 すでに郵便は民営化してから値上がりばかりで、サービスは低下のしっぱなしである。そのうえ消費税であるから、前に買ったハガキは切手を貼らないと出せなくて、一円切手を買うことになる。近所の特定郵便局で「また前島さんのお世話になる」と言ったら、局員から「よく知ってますね」と言われたが、この「郵政の父」は草葉の陰で嘆いているだろう。
 
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 実は、前にここでヘイトスピーチに参加して楽しかったと言ってはばからない差別主義者の話をしたが、この人がヘイトスピーチのことを言っているのとは大違いの真面目な調子で、鉄道と郵政の民営化については、日本全国を均一料金で繋げる制度なのに破壊されてしまったから深刻な問題だと言っていたのだ。

 ところで年賀状は、そうした公益性の高い独立採算性の事業を維持する意義があったが、民営化で無意味になった。

 そういう問題とは別に、ある知り合いは言っていた。昔の友人が今も年賀状をくれるけれど、これが面倒を通り越して迷惑になってしまった。だから、もう無視してもいいだろうということだ。
 また、写真つき年賀状など「お前(カミさん)に似て不細工な子供で気の毒」と言いたくなるのを必死でこらえるのを新年早々したくない人もいるだろうが、これから多死社会になるのだから毎年のように親戚のうち誰かが亡くなる家が多くなるので、いずれ年賀状は自然消滅するはずだと指摘されている。

 なので、今年もよろしく程度の挨拶はSNSで充分である。




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# by ruhiginoue | 2018-12-18 12:35 | 経済 | Trackback | Comments(0)
 今年は猛暑であったが、夏はもちろん秋になっても冬になってもまだ暑くて、12月というのに半袖で歩いている人がいるほどで、アイスクリームがよく売れたとか、鍋料理の店が書き入れ時なのに客が来ないと困っているとか、これというのも南方からの暖かい空気が高気圧によって進路を変えて日本列島に流れ込んだからだと報じられている。

 それで連想したのだが、冬なのにやけに暑いという映画があったけれど、あれは何だっけかと思い、その劇中で平田昭彦が言っていたことも思い出し、そしたら怪獣が次々と出て来たことも思い出し、「そうだわかったぞ『三大怪獣地球最大の決戦』(1964年)というキングギドラのデビュー作だ」ということに。

 その後の映画『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968年)の敵役怪獣の名は一般公募し、考えた小学生に懸賞の望遠鏡など豪華賞品が贈呈されたということだったが、後で監督が、あの名はもともと決まっていて、宣伝のため公募のふりして表彰式はヤラセと暴露したのを思い出した。

 これを思い出したのは、新駅名「高輪ゲートウエイ」によって。候補の中で投票の結果下位だったのに、なぜか決まって「デキレ」だと非難が上がっているから。

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 しかし、この新駅名が好評ならいいが、投票数が少ないだけに不評で「何だコリャ」「DQNネーム」と非難が上がっている。

 それでまた思い出したけど、かつて「たまプラーザ・キャンパス」に通学するのに、みんな失笑や苦笑をしていたことだ。「プラザ」ではなく「プラーザ」だから可笑しいというわけで、カタカナは不評につながりやすい。

 それでも「たまぷら」と略称ができて解決した。「高輪ゲートウエイ」は、良い略称ができるだろうか。


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# by ruhiginoue | 2018-12-17 12:40 | 社会 | Trackback | Comments(5)
 水道法改正で、企業に任せたら利益追求ばかりになると言って危惧する人がいるけど、それどころか、過疎化してる田舎の水道を構う酔狂な会社があるか、儲からないに決まっているのに、という指摘がされている。

 この、儲からないけれど公益性から引き受ける企業というのを、あのヤマト運輸が豪語していたのだ。
 かつて小泉内閣の時、郵政民営化について『ニュースステーション』にヤマト運輸の社長が出て言っていた。この放送の録画は持っている。実はこの時インタビューで自分も録画出演していたから。
 
 この『ニュースステーション』という番組はヤマト運輸がスポンサーである。その立場を悪用して経営者がしゃしゃり出るなんてとんでもないことであるが、それは別問題である。
 ここで同社長は久米宏を相手に「民営化すると利益が出ないことはやらなくなると言われるが、公的機関と違って最初は信頼されていない民間企業が、儲からなくてもやることで信頼されるようになるから商売が成り立つのだ」などと説いていた。
 これは屁理屈だと見た当時は感じ、その後は、社長がヤマト運輸の実態とは大違いの大法螺を吹いていた、という結果になる。

 あの、アマゾンの配達を引き受けての混乱は有名だが、客を切って大幅値上げせざるを得ないとか、ヤマト運輸は行き詰まっている。また、ずいぶん前からサービス残業もひどく、これはスポンサーだからマスコミは報じなくて『赤旗』が叩いたということがあるし、そしたら次は従業員が足りないとか言い出したり、この会社はかつて勢いがあったけど将来性はいかがかということになっている。儲かってないどころか2017年は128億円の赤字とのこと。

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 これについて経済評論家たちの分析は、ヤマトと佐川の双璧どちらもやっている部分では業績がほぼ同じなのに、ヤマトはDM便に足を引っ張られているということだ。これは同社が郵政と張り合ってきたために、どうしてもこだわっていた部分だ。

 おそらくヤマトとしては「企業は営利ばかり追求するのではなく公益性を考えるべきで、それによって信頼される」という理想を真面目にぶちあげたのだろう。それで公営より民営だと言うため社長が大見得切ってしまい、しかし現実はそう甘くなかった、ということになったのだ。利益しか考えないことで何かと言われる佐川との差が出た。

 つまり、企業が行政の肩代わりなど土台無理であり、ヤマト運輸を見れば良心的なつもりでもダメだから、これが外資のように現地社会など知ったことではないという連中の手に渡ったら、もう言うまでもない。それが水道民営化である。




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# by ruhiginoue | 2018-12-16 12:30 | 経済 | Trackback | Comments(0)
 語尾に「知らんけど」って付ける言い方があり、これは関西だと色々な使われ方とニュアンスがあるらしいけど、多くの場合、自分の発言に自信がないとか責任を持ちたくないとかの意図で使用するものらしい。

 ということは、最後に「知らんけど」と言い添えるのは、一昔前に流行った「語尾上げ」みたいなものだろうか。自信や確証がないので「どうかな?」の意味でいちいち質問のように語尾上げするのが流行って、いつもユーモアの宣伝をする『通販生活』のテレビCMがネタにしていた。

 しかし、この「いちいち語尾上げ」も情けないけれど、これに比べて「知らんけど」の方は「自分ではわからないから責任もてないが、周りはそう言ってるから合わせておいたほうがいいかもしれないぞ」という、実に悪い意味で日本的である。

 ところで、「師走」とか「クリスマス」の季節だが、基督教などで説教や祈りの最後に言い添えたり唱和したりの「アーメン」とはヘブライ語で「そのとおり」「そうありたい」などの意味で、これは仏教の「ナームー」も同じ意味である。
 ということは、労働運動の決起集会で組合執行部の方針案に「異議なし!」と気勢を上げるのと同じである。
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 これらも「知らんけど」を言い添えるといいかもしれない。

 「聖書によれば、イエス様はこう仰いました…知らんけど」

 「経典によれば、お釈迦様はこう仰いました…知らんけど」

 「生活防衛のために大幅賃上げ勝ち取とろう…知らんけど」





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# by ruhiginoue | 2018-12-15 12:30 | 社会 | Trackback | Comments(3)
 野党が「牛歩」で抵抗したPKO法案を推進した小沢一郎は、その後すぐ自民党を出て言った。この離党は、党内の主導権争いに敗れたからで、それを政治改革のためだと強弁した。
 これについて、かつて田中角栄を追及した立花隆は、田中の子分だった小沢が今「政治改革」と言い出したことで朝日新聞からコメントを求められると、かつて自民党の中枢で自らが行ってきたことを批判して見せるなんて「ちゃんちゃらおかしい」と厳しく批判したのだった。

 このPKO法は「日本は金だけ出して血を流さない」と国際的に批判されたからだという嘘に基づいていた。実は、国際社会で日本が金を出したことを知らない人が多い。莫大な戦費をアメリカに要求された日本は増税して出したのだが、これを知るとアメリカ人の多くが、それなら問題ないと言っていたことが、後から報道されていた。
 だいたい、欧米の利権のためにする戦争で「血を流さない」なら結構なことであるはずだ。しかし、小沢一郎は違った。自衛のためではなく利権のために外国に戦争しに行き血を流すのが「普通の国」であり、日本もそうなるべきだと主張した。

 また、湾岸戦争の費用を要求された日本が増税してまで130億ドルを出したのは、小沢一郎が出そうと言ったからだ。他の自民党議員は、最初さすがに額が大きすぎると言ったのに、それを小沢一郎はふりきった。
 そして、当初の予想より戦争が早く終わり、余った分はアメリカが日本の経済を考慮してキックバックしたはずだが、これについて石原慎太郎は、日本のマスコミがだらしないので、どうなったのか追及しないと批判していた。
 そしたら小沢一郎は新党を結成し、どこから資金が出たのか、などと石原慎太郎が横領を仄めかした。

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 さらに小沢一郎は、その新党が破綻したあと、また希望の党騒動があり、さすがに懲りたのかと思ったら、そうではないようで今度は橋下徹との提携を模索しているようだ。
 もともと自民党時代から小沢一郎と石原慎太郎は犬猿の仲で、同じ党に在籍していても険悪だったのだから、両方とも離党してからは、なおさらである。すると、小沢一郎は石原慎太郎と組んで失敗した橋下徹をスカウトしようということだ。
 これでは、やっぱりこの人、政策なんてどうでもいいのだなと納得させられる。

 しかし、この橋下徹との提携に期待する左派もいる。小沢一郎なんて橋下徹がちょうど合っているということではない。野党共闘のため共産党とも提携をはじめたから、それが気に入らないということだ。共産党が嫌いなので、橋下によって野党共闘が壊れればいいと思っているだけだ。まるで前原誠司と同じだ。
 こういう人たちは、これでよく自民党を批判できるものだ。まったく頭の構造が不可解である。





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# by ruhiginoue | 2018-12-14 17:30 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 国会でろくに審議もせず強行採決したことに対し、山本太郎議員が抵抗のため「牛歩」を実施したが、この方法が国会で一躍有名になったのは92年、自衛隊の海外派遣に反対する野党の抵抗であった。

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 このとき、テレビで筑紫哲也が、合法的議事妨害「フィリバスター」として名作映画『スミス都へ行く』を引き合いに出していた。
 この『スミス都へ行く』を、山本太郎議員と森裕子議員の抵抗は連想させる。






 しかし、あのとき対米従属の派兵を進めた中心人物とは、今ではその山本太郎議員らが属する自由党の小沢一郎代表である。そして抵抗する野党や批判するマスコミに対して、取り巻き立ちが「平和ボケ」などと罵声を浴びせ、その後は派遣された自衛官が死んだり日報隠しがあったり、という現実である。

 こうした国会での与党による横暴に対して、野党がだらしないと言う人がいるけれど、少数では仕方ないと言う反論がある。
 では、自民党の支持が乏しいのに国会で多数派となっいるのはなぜかというと、まず選挙制度のためで、また公明党が変節して連立していることもあり、こうなったのは、そもそもすべて小沢一郎が原因を作っていて、彼こそがA級戦犯である。
 いま野党が抗議している自民党の横暴は、もとはといえば小沢一郎が中心になってお膳立てしたのだったのだ。

 そして、山本太郎議員を党議拘束無しと誘い、小沢一郎代表は政党助成金が目当てではと勘繰られ、そしたら山本太郎議員が他の野党や無所属の人達と一緒に反対しているのに、その与党案に賛成したり、党名を自公と連立している時代の「自由」に戻したり、ということをしているから、不信感が拭えないのだ。当たり前だろう。




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# by ruhiginoue | 2018-12-13 08:23 | 政治 | Trackback | Comments(3)
 先月26日、神戸市は経済観光局の男性事務職員(63)を懲戒免職処分にしたと発表した。「高校卒」までを受験資格とする市職員の採用試験を、大学卒業の経歴を伏せたまま受験して採用されていたのが判明したからだとのこと。密告によって発覚したらしい。

 この報道について堀江貴文(ホリエモン)が、「あほくさ」と言っていたが、公的機関は社会政策の一環として様々な条件の人達に職を提供するため「〇卒以上の人」ではなく「〇卒の人」「〇卒までの人」という採用をするから、高卒までの人を募集しているのに大卒の人が高卒だと嘘をついて応募してはいけない。ちゃんと理由があるうえでのことだ。

 また、ある雑誌が、なぜ学歴があるのに無いことにしたがる人がいるのかという話題のなかで、民間企業も、大学に敢えて進学せず社会に出たと言う高卒は採用してくれる一方、卒業した大学が「Fラン」だと「バカ」「努力しない人」と看做され相手にしてもらえないから、そんな人たちは大学に進学したことを大いに後悔している、という証言を載せていた。
 そして、採用してくれる会社とは「学歴不問」「意欲次第」を謳う所で、そういうのは「ブラック企業」の体質を持つ所なのが相場とのことだ。

 そう言われてみれば、前に如何わしいセールスに来た人の出た大学がほぼFランで、一緒に来た人は早稲田大学卒だと言うので驚いたけれど実は「早稲田にして早稲田に非ず」「所沢体育大学」と皮肉られる学部にスポーツ推薦で入ったけどケガで活躍できず、このため、いちおう大卒というだけだった。
 この早稲田卒の人はFラン卒の人より遥かにバカだった。

 あと、高校の同級生でFラン大に入った人は、六年も通って卒業せず中退し、就職する時は高卒だということにしておいて、結婚披露宴での紹介では大卒ということにしていた。それができる人にとっては好都合かもしれない。
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# by ruhiginoue | 2018-12-12 17:27 | 社会 | Trackback | Comments(3)
 あの片山さつき議員は、前の秘書が忘れていて業務引継ぎができていなかったなど、お粗末な言い訳をしながら、収支の訂正を何度も繰り返して、ついに600万円にもなったと報じられた。

 この人は生活保護叩きで知名度を上げたが、その内容とは、今の日本は生活に困窮する人などほとんどいないとか、不正受給している人たちのために必要な人がもらえなくなるとか、荒唐無稽なうえ自らの発言に整合性が無いという、これまたお粗末なものであった。


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 この生活保護費不正受給とは、前に統計がされたもので、判明したものは全体の0.5パーセントくらいで、見つからないものとか暴力団がらみで役人が見て見ぬふりしているものなども加えると2パーセント以上かもしれないとかいわれるが、どうであれ数値的には少なく、不正のために予算が足りなくなるというようなことは到底ない。
 しかもその8割近く77.9%は、高校生の子供がバイトしてもらった給与などについて、そこまで申告が必要だと知らなかった悪意のないことで、しかもその金額は平均で年間たった38万7千円であった。
 この15倍の額を、片山議員は訂正した。それもバレたからと訂正を繰り返したのだ。

 こんな片山議員が、なんで辞めないで済むのかと不可解がる人もいる。
 しかし、もともと日本では、エライ人ほど責任が重いという常識が通用せず、逆に無責任で居直る特権があるとされ、社会的に弱い立場の人とくに貧しい人とか組織に属してない人とかは、どうでもいいような些細なことでも咎められたり責められたりするものだ。

 これは政治だけでない。司法の場でも、気に入らない患者のカルテにある個人情報をインターネットに漏洩させる嫌がらせをした医師が、医者はエライからとか、国立大学に勤務してるとか、そういうことでお咎めなしになったりする。これは、弁護士でもマスコミ人でも、政府の御用だからと、違法行為があっても見逃される。

 もともと日本では、知識や見識があり人格も優れた人が偉いのではなく、人を踏みつけにしてのし上がることしか考えてない人がエライとされている。
 つまり実力主義ではないからだ。
 それで一時は隆盛したけどメッキが剥げて衰退してきているのだ。



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# by ruhiginoue | 2018-12-11 17:36 | 政治 | Trackback | Comments(6)
 もともと幻冬舎の見城徹社長は、ベテランの著名な作家に対してさえ、例えば最近の新潮社のようなことをする出版社を批判すると、モノカキ風情が生意気みたいな発言をする人であり、それもそのはず百田尚樹の本をベストセラーにしてしまえるのだから、本は書き手ではなく売り手だということで、美術の世界で画家より画商が威張っているのと同じ発想をして当然だろう。

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 そして幻冬舎は『殉愛』の内容と訴訟沙汰で恥をかいているはずだが、それでも同じ著者の本を出し、この内容がデタラメだとか盗用だとか批判されていて、これでは会社がどうかしていると言われても仕方ないという指摘がある。
 しかし、老獪で百戦錬磨の社長が「確信犯」でないとは考えられない。それに、賠償金を払っても売上利益の方が多ければ成功したと考える出版社長や編集者がいるもので、スポーツなら日大アメラグの監督のように反則やラフプレーでも勝てばいいと信じていて、これを恥とは思わないから次も不当なことを平気でやる、という人が幅を利かせているのは出版業界も同じである。

 ほかの同業でも例えば、あの花田紀凱歌編集長は、古巣の文芸春秋社にいた当時から、そのやり方が社内で問題になっても「成功した者を成功できない者が批判している」と言っていたことが週刊誌で報じられたが、その後の身の振り方をみれば「なるほど」である。

 つまり、スポーツマンがフェアプレーと思ったら大間違いなのと同じで、出版業界が文化事業だと思っても大間違いなのだ。



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# by ruhiginoue | 2018-12-10 18:31 | 社会 | Trackback | Comments(3)
 そもそも利益を上げないと事業を継続できない経営体である民間企業が、これまで税金をつぎ込んで維持してきた事業を引き受ければ、料金が高くなったり品質が低下したりが当たり前である。これはすでに鉄道や郵便で証明されている。なのに、もっとうまくいかない水道まで。

 ほんとうに民間企業にやらせて大丈夫なら、警察や自衛隊も民営化すればいいのだ。SF映画『ロボコップ』みたいに。
 あの映画も、漫画みたいな活劇と見せかけて、大企業が好き勝手にやったら社会がどうなってしまうかという風刺だった。
 近未来、国家財政の危機から公的機関が次々と民営化され、軍隊や警察まで民間企業に丸投げ。企業利益優先のため劣悪な条件で働かされる警官たちはストライキし、その間に犯罪が激発。
 しかし、それは下町のことであって、セレブな人たちの住む高級住宅地や六本木ヒルズのようなビルは租界のような別世界。そこでも利益と権力争いのため足の引っ張り合いがあり、時には殺しまで。

 その続編では、社会が大混乱でも悪徳企業家たちは逃げ延び、これに「悔しい」という婦人警官に対してロボコップが言う。

 「耐えろ!しょせん我々は人間だ」

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 まったく仰る通りである。

 そのセリフで締めくくり、エンドタイトルはこの音楽。
 レナード=ローゼンマンといえば『エデンの東』が有名だが、もともと彼はシェーンベルクの系統の前衛派だからSFも多い。
 「♪ロボコップ~ロボコップ~」の合唱が入るのが面白い。彼の前のSF『スタートレック4』に、ちょっと似ているかも。







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# by ruhiginoue | 2018-12-09 10:00 | 映画 | Trackback | Comments(2)