井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue

風邪で喉が痛いとき

 今日は、暑いのにキンモクセイが香るから、芳香剤かと錯覚してしまった。小さい子供が、本物のキンモクセイに「トイレの匂いだ」と言ったりするが、こう暑いと秋になった気がしないので、そこへキンモクセイの香りがすると人口の匂いかと一緒は思ってしまう。
 また、秋に暑いと風邪をひくことがある。汗をかいたあと急に冷えるからだろう。
 
 さて、高校生の時、口を動かしていたのを教師に見咎められ、授業中に飲食はダメだと言われ、飲食ではなく舐めていると言ったら、飴もダメと言われ、のど飴がダメなら喋るのがつらいので当てないでくださいと言ったら、では前に出て黒板に書けと意地悪されてしまったのを思い出した。これが数学の∫だったから面倒だった。まあ、大学で情報科学に使えたから、やっておいてよかったが。

 そして先日、たかがのど飴を舐めるという害のない行為で議会が8時間も延長したため、海外から批判的に報じられていた。いったい日本人は何を考えているのかと。
 そういえば、プロ野球でアメリカからジャイアンツに来たクロマティ選手(現在はアメリカのローカルラジオの人気DJ)は、よくガムを噛みながら打席に立ち、ヒットで出塁したり点が入ったりするとベース上でガッツポーズしながらフーセンを膨らませていたが、これは不謹慎であり、相撲を見習えという的外れな投書が朝日新聞に掲載されていことを思い出した。

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 この議会でのど飴が問題になったとき、野党からも飴はいけないという人たちが出て、共産党の議員まで不真面目だと非難したので、なんか変だと言われている。
 かつて、職場の忘年会で上司に勧められた酒を風邪だからと断ったら労組から除名された女性の問題で、企業批判をウリにする佐高信は、それは日立の労組だからだと指摘したが、しかし筑紫哲也は、この会社が九州にある日立系であり、セクハラなど女性が渦中の人になると九州ばかりだと指摘し、自分も九州の出身だが男尊女卑で有名だと言った。
 つまり、この議会も九州で、のど飴は女性議員のことだから、党派とは関係なく土地柄に原因があるのではないか。男性だったら、赤ん坊を抱いて議会に来たりしなければ、のど飴で文句を言われてなかったと思う。

 ところで、喉が痛くでポピドンヨードうがい薬を使用してもダメだったけれど、ある医師が、表面ではなく内部を温めれば、風邪のウイルスは熱に弱いから、喉もムズムズしなくなると言ったので、唐辛子を入れた風呂に入ってみたら、一発で喉がよくなった。
 

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# by ruhiginoue | 2018-10-06 19:04 | 体操 | Trackback | Comments(3)
 日本政府が、韓国主催の国際観艦式に海上自衛隊の派遣を中止する方針とのこと。韓国側が自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求めてたのに、日本側が拒否したかららしい。

 そのさいの日本政府の言い分とは「自衛艦旗の掲揚は自衛隊法などの国内法令で義務づけられている。国連海洋法条約上も、国の軍隊に所属する船舶の国籍を示す『外部標識』に該当する」(岩屋毅防衛相)、「海上自衛官にとって自衛艦旗は誇りだ。降ろしていくことは絶対にない河野克俊統合幕僚長」、つまり日本国内の事情である。

 これに対し韓国では「侵略、軍国主義の象徴」などの批判がマスコミや歴史家から多く出ていて、海自が旭日旗を自衛艦旗にしていることへの反発は強い。

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 これが完全に過去のことなら「いつまでもこだわってんじゃねえよ」と言うことができるけど、今の日本はどうか。平和憲法を否定して教育勅語を復活させようと大臣たちが公言し、韓国が北側と緊張緩和への努力をしてアメリカにも協力を求めて前向きになってもらえそうだと頑張っているのに、そこへ水を差すような挑発的な発言を政府がくりかえしているのだから、そこで海上自衛隊が旭日旗を掲げてやってくるなんて、とんでもないとケチをつけられても仕方ないだろう。

 かつて、一緒にバイトしていた韓国人留学生に、そこの社長が「韓国は昔のことに拘ってるからダメなんだ」と言った。最近の調査で、ネトウヨは中小企業や商店の経営者が多いと判明したことが報道され、これに納得する人が多いけれど、それはこういうことがよくあるからだろう。
 すると韓国人留学生は「私もそう思った。だから日本と仲良くなろうとして来た。なのに日本人から差別されてばかりだ。下宿を探していても、不動産屋に、不動産屋がよくても大家に、『チョーセンジンなんてお断りだ』と何回言われたことか」と反論し、すると社長は黙ってしまった。

 この海上自衛隊の態度で思い出したのは、少林寺拳法がロゴを卍から拳に変えたことだ。「少林寺拳法」は「少林拳」とは別である。それで道衣などに付けているロゴは寺を表す卍であった。これが外国でナチのマークに似てると言われた。
 もちろん卍は地図で寺の記号として使われていて悪い意味はなく、ナチのハーケンクロイツとは似ているだけで同じではない。そう反論はできる。それでも、不安や不快感を受ける人がそれ相当にいることも事実である。
 そこで、我を張るよりも他人に配慮するのが大人の態度だと判断し、武道の精神からロゴを変えたのだ。

 ところが日本政府と海上自衛隊は...ということだ。





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# by ruhiginoue | 2018-10-05 17:29 | 国際 | Trackback | Comments(9)
 矢作俊彦+大友克洋『気分はもう戦争』に、こんな場面があった。中国に行って、時代に取り残された山賊の老人から日本人である証明に教育勅語を暗唱しろと言われた国士舘高校中退の自称右翼は困ってしまう。
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 それで、かつて大友克洋のマンガの真似をして自称右翼に言ったことがある。明治神宮のパンフで憶えてしまったから先に暗唱してみせて「さあ、あなたの番ですよ」と言ったら退散しやがった。

 この話をここで昨年したのは、稲田防衛大臣が教育勅語を肯定する発言をしたからだった。果たして教育勅語を暗唱できるだろうか、と。

 まったく、大臣として発言するなら、その仕事としてのことだから、個人的な話をするべきではない。なのに今度は柴山昌彦文科相の発言である。就任早々に「教育勅語に普遍性」があるとして道徳に使用を否定しなかった。「普遍性」なら『毛沢東語録』にも『我が闘争』にも、なんだってだいたいは在るものだ。そんなことも柴山昌彦文科相は解らない。
 そもそも道徳とは自分で考えるもので、上から強制するのでは規範であって道徳ではないのだが、それを柴山昌彦文科相は解っていないから、教育勅語を道徳に使えると言う。道徳の意味を知らない人が文科相になってしまったのだ。

 また、柴山文科相は不祥事の文科省について対策として「省内ですれ違った際にはあいさつを」と言う。これには失笑を禁じ得ない。子供が自殺した学校で、よく教師たちが職員会議で対応策を討議し、その結果とは学校で挨拶しようというのが相場だから、先生たちが何時間もかけて議論しておいてその程度のことしか思いつかないのかと呆れられてきた。これをなんと学校の元締めである文科相と文科相がやろうと言う。

 あまりのお粗末に、柴山昌彦文科相はこれでも東大法学部卒の弁護士だったのかと言われてるけど、受験勉強ばっかりで自分の頭で考えてこなかった人がにわか語りするからだろう。道徳を教科にして採点するのも同じ。自分の頭で考えることを否定するからだ。つまり柴山昌彦文科相自身が我が国の教育行政の犠牲者なのだ。

 それにマスコミも問題である。かつて教育勅語は国会で失効・排除の決議がされているけれど、それを否定する決議を国会に出すよう内閣に提案した或いは提案する予定なのかと記者はツッコミ入れるべきだし、そうまでして教育勅語を肯定するならこの場で暗唱してみせろと要求するべきだ。
 なのに、「野党が批判している」なんていう情けない報道である。教育行政の犠牲者は大手マスコミに多いのだろう。




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# by ruhiginoue | 2018-10-04 11:38 | 政治 | Trackback | Comments(6)
 アメリカではなくフランスの核実験で現れる奇妙なゴジラとか、核とアメリカが宇宙人の侵略から地球を救うとか、悪い意味での商業主義に迎合してハリウッドに渡りSF映画でヒットを飛ばしたローランド=エメリッヒ監督(同性愛者でLGBT支援活動家としても有名)が、まだ変節する前ドイツで作った映画の一つに『スペースノア』がある。
 この映画は、映画製作当時からすると近未来(今では過去)の設定で、気象操作するための人工衛星に不可解な指示があり、ほんらいの災害や農業の対策ではなく、石油資源のために戦争するアメリカ軍を助けるのが目的だった、という真相を知ってしまった乗組員は驚くが、そのときすでに地上では、人工衛星の事故で乗組員が死亡したという報道があらかじめ流されていて、そうとは知らずに帰還しようとする乗組員の悲劇、という話である。

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 この映画のような陰謀が現在の日本で行われていると説いているのが植草一秀もと教授である。先日の沖縄県知事選挙は、台風の接近が予報されたので期日前投票が非常に多かったけれど、そのうえで投票の前日には暴風雨となって低投票率となり、これで組織票が有利となるから、季節外れの台風は「人工地震」と同様に「気象操作」による可能性があるとblogで述べていた。

 かつて松川事件や三鷹事件の当時は、「列車が転覆した」「きっと犯人は共産党だ」、「また列車が転覆した」「共産党に決まっている」、「台風が接近している」「共産党の仕業だ」という皮肉のギャグがあったけれど、この逆SFバージョンが植草一秀氏の説く沖縄知事選挙陰謀気象操作台風だ。

 もちろん、陰謀や不正それ自体は世の常だから存在しないわけがない。
 ただし、例えば人工地震だって理論的には可能だが、では実際に起こされたとしたら具体的にはどうかというのが問題になり、どこの断層にどう仕組んだのか、核爆発させたなら放射能の検出など証拠は出てきたのか、そして実施されたなら実行者は誰か、どこからどうやって核が持ち込まれたのか、それこそクランシーやフォーサイスのポリティカルサスペンス小説に描かれているとおり実行にはさまざまな困難があるので問題になる、という話の展開をしていく。
 これが無ければ最初の疑問のきっかけだけで話は終了である。

 その点で、植草一秀氏の話は、このたびの選挙で話題とするには中身が無い。野党が支持する候補者が過去最高の得票で当選していることはあくまで結果であるけれど、結果として成功したかは別にして、そもそも選挙のために不正をするなら他にいくらでも確実な方法があるはずだから、なのに根拠が薄弱なまま陰謀論に言及することは不適切である。
 このため、もともと植草一秀氏はきわめて頭脳明晰で知られている人だけど、どこか壊れてしまったのではないかと、彼のblogを読んだ人たちから言われている。

 これはおそらく、陰謀の臭いがする事件で彼が無実を訴えながら裁判で負けてばかりだったことが原因だろう。
 もちろん裁判だって不正はある。これは昨日ここで述べたとおりだ。
 しかし、それはひとくくりにせず個別に具体的な問題としなければならないものだ。そして裁判で勝ったり負けたりしている中で、勝てるはずなのに負けたことがあった場合は、あれは八百長だったと確信できる。
 ところが、負けた体験しかないと、なにもかも不正や陰謀だと片っ端から信じ込むようになってしまうものだ。


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# by ruhiginoue | 2018-10-03 15:48 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
 この写真は、米山隆一新潟県知がTwitterなどに使用していた選挙演説中の写真である。

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 同氏は、辞職してからTwitterをやめていたが、驚いたことがあるので、その報告のために再開したとtweetしていた。
 それは、松井大阪府知事に名誉毀損で訴えられていたところ一審で敗訴したことだ。それで判決に不服どころか驚き、控訴すると述べた。
 
 その訴訟とは、髪の毛の色が生まれつき真っ黒でなかった女の子が毛染めを学校から強制されるという、まさに本末転倒の事態となって騒がれたことについて、大阪の学校で起こったことだから松井府知事に責任があると考えた米山もと知事は、それをSNSで批判したところ、松井府知事から名誉毀損で訴えられた、という件だ。
 この訴えに対して米山元知事は、公人に対してその立場に関係する事実に基づいて論評したのだから名誉毀損になるはずがないと抗弁していた。ところが一審判決は、松井府知事が独裁者であると印象づけるものだから名誉毀損になるということだった。
 これは、弁護士資格を持つ米山もと知事でなくても驚くはずだ。法的見地からありえない。

 ただし、特に名誉毀損の訴訟では、多くの裁判官が、内容で判断するのではなく当事者の地位で勝敗を決めているのが現実である。そのため事実も法律も無視し、屁理屈の水準にすら遥かに及びない判決になる。
 実際に、原発事故への対応について、安倍総理がSNSで嘘を発信して菅もと総理をデマで貶めたため訴訟になったが、荒唐無稽な判決によって安倍総理が勝訴したうえ、勝ったから正しいと嘘の上塗りを安倍総理は発信していた。
 このように、総理大臣でも、現か元かで判決が決まる。これが知事でも同じことが起きたのだ。

 これだから、名誉毀損の訴訟だと法廷で堂々と「政治的配慮をヨロシク」とやっているのが日常茶飯事である。このblogでも過去に紹介したとおり、名誉毀損で訴えた相手にこれといった地位が無いと勝訴しているのに、そうでないと逆になるという体験をしている。
 なかでも特にひどかったのが、防衛医大の代理人をしていた銀座ファースト法律事務所のホームページに虚偽を記載されたため、同事務所長の田中清弁護士(東京弁護士会)を名誉毀損で訴えたさいのことだ。すると同弁護士はまともに抗弁せず、自分が元高裁判事だとか退官後も政府筋の仕事を請け負っていると強調した。すると判決は「訴えられた後からホームページを書き替えているので違法ではない」などという非常識な判決であった。
 そのうえ、匿名掲示板などに「銀座ファースト法律事務所は勝訴した」という「事実」とともに、そこへ嘘と差別を付け加える陰湿な嫌がらせ書き込みが何者かによって実行されるようになった。

 もちろん名誉毀損に限ったことでない。刑事裁判でも、同じ医師がどちらも専門的見地から鑑定したのに、検察側だと採用されて被告人側だと無視されてばかりだ。これに怒っている医師のインタビューがテレビに取り上げられたこともある。
 このように日本の司法は完全に狂っているのだ。





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# by ruhiginoue | 2018-10-02 16:09 | 司法 | Trackback | Comments(0)
 沖縄県知事選挙は、期日前投票が多く、期日の投票率は低かった。台風の接近が影響したこともあるだろうし、組織的な期日前投票の強制もあったからだろう。

 結果は、周知のとおり玉城デニー氏の圧勝で、得票は39万票を超え、翁長前知事36万票を3万票以上も上積みし、過去最高の得票だった。組織的に動員して、期日前投票のために送迎バスまで出して、企業に働きかけて期日前投票の報告書まで提出させ、投票の秘密を侵害していると問題になり、しかも東京中央政権が推す候補者の名を書いた投票用紙の写真を撮らせていると言われていたほどで、その他にもデマ撒き散らしたりと、そうした卑劣さが逆効果となったらしく自民党らは完敗であった。

 しかし、金と組織とデマは凄まじく、これによって普通ならあきめてしまうところだった。
 やはり「勝つ方法は、あきらめないこと」であった。今年、辺野古に行ったとき、そう書いてある看板や幕を各地で見た。それが執念深いとかではなく陽気であった。これを地元の人たちと会って話して感じた。沖縄の人たちの明るさが、この勝利をもたらしたのだろう。
 これはすでに誌上で述べていたことだが、一つ実証されたわけで、ほんとうによかったと思う。



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# by ruhiginoue | 2018-10-01 15:50 | 政治 | Trackback | Comments(8)
 『新潮45』の編集長は、前に『ムー』の編集部にいたから、ネトウヨ路線はあくまで会社の指示であって編集長の意思ではなかったはずだという人たちがいるけれど、実際に社内でどうなっていたかは外部からだと不明だが、そもそもオカルトとか心霊とかいうものは保守や極右との親和性が高いものだ。他にも『たま』とか『メビウス』など同種の雑誌があって『ムー』より極右路線だった。

 それにしても、心霊というものが日本は特にひどい。前に、テレビで丹波哲郎が霊能者を紹介する番組があったけれど、そこで彼が対談した女性の霊能者は、岸総理に相談されて大丈夫だと押したことを誇っていた。それで自信をもった岸総理は安保を強行して死傷者まで出した。
 また、同番組では、癌など難病は悪霊の仕業なので追い払って治せるという霊能者を紹介し、それ以来、その霊能者が主催している団体には問い合わせが殺到して、相談の予約をしても一か月以上待たされるほどになった。最初は料金など取らないと公言してたのに、会の規模が大きくなると巨大な建物を建設して維持費がかかったりするようになって、高額な相談料を取るようになった。それで「除霊」「浄霊」「心霊(神霊)治療」したのに治らず死亡する人が出て、騙された詐欺に遭ったという人たちの「被害者の会」までできる始末。
 これらの「霊能者」たちは皆、私生活で不幸に見舞われていて、天罰だと言われたものだ。そうでなくても、心霊により災いを除くことを説いていたけれど、自らはダメだったことが証明されたことだけは確かだ。

 それに、心霊という考え方からしても、日本の霊能者は不純な発想ばかりしている。
 その「被害者の会」までできた団体の会長は、人に恨みや呪いをかけると、相手の霊的な力の方が強い場合は負けて自分が災いを受けてしまうと説き、実際に彼が呪った相手は災難に見舞われ、逆に彼を呪った者は呪いの念が跳ね返されて災難に見舞われたという話をすることで、自分は強いからいいが、お前たちはやめておけという説教をしていた。
 しかし、心霊で世界的に最も有名なシルバーバーチというアメリカ先住民の口を借りたという教えでは、憎しみや呪いの想いを人に向けていると、自らの霊格が低下して低級霊と波長が合ってしまい、自分が不幸や災難に見舞われるというものだ。これなら、勝てばいいが負けたらやばいからやめておけというのと違って、自らを向上させないといけないという健全な発想だ。
 ただ、どちらにしても、「人を呪わば穴二つ」という戒めとして言うなら、まだ仕方ないとも言える。

 ところが、戒めだから仕方ないでは済まないのが、歌手で自称霊能者の美輪明宏である。彼は、人に優しくすれば木霊のように自分にも跳ね返ってきて優しくしてもらえると説いていた。これもシルバーバーチでは違い、人に優しくすれば、自分が向上するということだ。「情けは人の為ならず」という諺も、人に情けをかけると人格が向上するという意味において自分の為になると解釈できるが、そうではなく見返りが期待できるので情けをかけるというのでは発想が卑しい。
 これは、世間一般の感覚に照らしても、同じだろう。

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 このように、日本の心霊というものは自らの向上という発想ではなく、力関係と損得勘定が混じったものである。もともと日本では、子供のしつけでも倫理ではなく「先生に言いつけますよ」「お巡りさんが来ますよ」であるから、当然だろう。だから道徳を教科にして評価をつけたりするのだ。
 これだから、美輪明宏も親しくしていた三島由紀夫に「二・二六事件の将校の霊が背後にいるのが見える」と言って、あの狂気の行動をけしかけたし、長崎出身の被爆者だからと戦争は批判しても、他のことでは、社会の秩序を乱す者は未成年者であっても権力によって殺して見せしめにしろと言うなどファシストむき出しである。これと同じことは、先の「被害者の会」ができた団体の「霊能者」も説いていた。

 こうしてみると、『ムー』から来た編集長が『新潮45』で極右的かつナチズム的な差別を煽動したとしても、もともと親和性があるのだから別段不自然なことではない。その原因は、自らの向上という発想を欠いた日本文化の貧困であり、これには絶望するしかない。







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# by ruhiginoue | 2018-09-30 13:34 | 政治 | Trackback | Comments(4)

台風と埼玉

 「この程度では大したことないよ」というのが地方によって異なり、代表的なのは以下の通りである。
 北海道「この程度の雪では大したことない」、沖縄「この程度の台風」、東京「この程度の混雑」、島根「この程度の過疎」、大阪「この程度の差別」、福岡「この程度の銃撃」。

 今、台風で大変なことになっているが、雨ならともかく暴風だと外出は命懸けだ。特に沖縄の台風は他の日本と違う。これで選挙を実施するというのは理解できない。これまで対策をしてこなかったことも不可解だ。

 前に述べたとおり、台風の季節になると必ず思い出すことがある。中学で、あのときも暴風雨により登下校が大変だった。学校から家が遠い人たちは、親の自家用車で近所の同級生も誘いあわせて一緒に登校した。近い人は徒歩で登校し、ズブ濡れになっていた。
 ところが、登校すると、先生たちが「今日はこの天候なので臨時休校にするから帰りなさい」と言って、また暴風雨の中に放り出された。冷えて風邪ひいた生徒はもちろんいるし、突風で傘の骨が折れるなど危険もいっぱいだった。

 そして帰宅して二時間くらいしたら、雨風がやんでしまった。これなら学校にいてやり過ごしたほうが安全だった。そもそも、暴風雨は早朝からだったので、臨時休校なら電話で対応を話し合い、朝決めて登校前に各家庭に連絡すべきだろう。何のために緊急電話連絡網があるのか。先生たちが緊急電話連絡網を使うのは、自分が言い忘れたとか、ただの気まぐれで「明日の授業で使用するからこの教材を持ってくるように」と言うような内容を通知するため。そして、たまたま生徒本人ではなく弟とかお婆ちゃんなどの家族が電話に出て伝えるのを忘れた場合は、「ちゃんと連絡した。だから忘れ物をしたのはお前の責任だ」などと言って、げんこつや教科書の角で生徒の頭を叩いた。
 おそらく先生たちは、マイカー登校しているから雨風が気にならなかったのだろう。富裕な大学生の通学みたいにして、社会人になっても学生気分が抜けていないようだった。そして学校の敷地が駐車場となっていた。もっといろいろな種目の部活がしたいけど場所が足りないとか、自転車置き場が足りないから自転車通学禁止とか、その一方でのことだ。

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 これは、田舎だったからだろうと思った。東京など都会ではあり得ないことだ。
 ところが、田舎に分類される地方の人に話すと、そんなことは無かったという返事が多い。教師をしている人など、そんなことでは田舎だって大問題になると言っていた。
 それで、そんなバカなことを教師がして、生徒や保護者から顰蹙を買っても平気でいるのはどこかと問われて埼玉だと答えると「それは田舎だからではなく埼玉だからだろう。あそこはダサイタマと言われているけれど、田舎であることとは無関係に民度が低いから、都市化・市街化が進んでも変わらないだろう」と言われた。

 まあ当たっているような気がする。





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# by ruhiginoue | 2018-09-29 17:45 | 雑感 | Trackback | Comments(3)
 沖縄でも、ネトウヨ的になる若者がかなりいるそうだ。
 ほんとうは観光が好調だから、妨げとなっている米軍基地が無くなってくれたら、もっと発展するということが指摘されているのに、いまだに基地があるおかげで潤うと信じたまま。現実は、基地により出来るのは低賃金労働の雇用くらいだとか、ろくに保障なんてないとか、そういうことに思いを至らせない。
 さらに、米軍基地がないと中国が攻めてくるというデマを信じている人も、決して少なくないし、新聞は偏っているから読まないとか言う。その報道を不都合に思っている勢力が流布した中傷を鵜呑みにしているからで、自分の判断ではなく、そもそも新聞をまるで読んだことがないら、どんな内容かも知らない。
 これは、その背後(せいご?w)に沖縄の貧困があるからだと指摘されている。沖縄では経済的に無理だからと大学進学を諦める人が多い。沖縄の所得が全国で最低ということは昔からである。ある友達が、自衛隊に勤務する家族の仕事の関係で沖縄に赴任し、家族でしばらく住んでいた。その時の話で、沖縄は貧富の差が激しく、日本の他の地方では信じられないような本当つまらない窃盗があると言っていた。

 もちろん、沖縄の場合は基地問題があるから特に言われていることで、田舎に行けば、全国どこでもそうだ。子供のころ、東京から地方それもかなり田舎に行って、しばらく住んだ時期がある。はっきり言って自分の親はかなり所得が低かったけれど、それでもうちはまだマシだと思う人がたくさんいた。
 そして、田舎に行けば行くほど、こんなものを盗むのかと驚くことが多くあった。そして、やはり当時は今は昔となった冷戦時代であるから、同級生など「アメリカのご機嫌を損ねたら危ないでしょう。ソ連が攻めてくるんでしょう」と言い、そういう宣伝がされているけれど現実はどうなのかという話題にもっていこうとしても「政治には関心がないの」と拒絶する。

 とにかく、田舎で貧困は、若者も老人と同じになって、考えることを厭い、ひたすら流されようとするのだ。


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# by ruhiginoue | 2018-09-28 20:01 | 社会 | Trackback | Comments(0)
 あの杉田水脈議員による差別発言は、国会議員によるものだからこそ問題になったのだが、そこを新潮社は、国会議員に味方するなら大丈夫だろうと履き違えて炎上商法をして失敗したのだろう、という指摘とともに、ヘイト記事やヘイト本で商売しようとしても、そんなにうまくはいかないことが証明された、という指摘も出ている。

 つい去年にも、日新報道という出版社が、経営不振からヘイト路線になったあげく倒産している。日新報道は東京都港区にあり、1967に設立され、昨年7月18日、東京地裁より破産手続きの開始決定を受け、ちょうど50年で廃業したことになる。ネットで拾った情報だが、帝国データバンクによると、2002年4月期には約1億500万円の売上を計上。しかし16年4月期は約4500万円にまで急減していた。

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 ちょうどそのころ、日新報道に経営難がらみで金銭トラブルがあった。そして金銭をめぐる不正の疑惑が持ち上がったのだ。この不正を疑われた者は、同社の正社員ではないが同社の事業の関係者であり、同社の事業がらみで不正を疑われた。
 すると、この不正を疑われた者は、これはデマだと言った。そのうえ、「井上靜が捏造して流布したデマ」だと公言した。もちろんウソである。疑惑は実在しており、これを日新報道の社員も認めていた。
 それにしても、なんで「井上のデマ」だと思ったのか。あまりにデマだと執拗に繰り返すので、静観しながら様子を見て機会を捉えて裁判に訴えたところ、実は精神病による妄想であった。それで慰謝料を払うなどしてきた。

 ところが、この裁判の件で、日新報道の社員から逆恨みされてしまった。裁判で日新報道の社名を出したから迷惑だと言う。
 しかし、そもそも、日新報道の社員でないとはいえ事業で関係している者について、日新報道との事業がらみで、金銭トラブルおよび不正の疑惑が持ち上がった、ということが発端である。
 そして、その日新報道の社員に、後になってからその疑惑について話を聞いていたが、それが逆に井上の方から話したことに取り違えられ、そこへ問題のその人の精神病が加わり、デマなどと喚かれたのだ。これが真実である。

 つまり、原因はすべて日新報道の側にあり、こちらはとんだ巻き添えであった。だから裁判にしたのだし、あらかじめ日新報道の側には裁判にせざるを得ないと通告していて、その社員も了承していたはずだ。ところが、裁判の中で日新報道の社名が出たことが嫌だと、その社員は怒る。何を言っているのか。裁判になれば、原因からして社名が出ないわけにはいかない。
 おそらく日新報道としては、裁判に社名が出ると会社の経営に何か影響すると危惧したのだろう。訴訟の内容からして影響など現実的には考えられないが、経営危機のためnervousとか神経質とかいう状態だったと容易に想像できる。

 やはり「貧すれば鈍する」というのは悲しいものである。新潮社は会社全体ではなく『新潮45』だけのことであるが、日新報道は無様すぎた。
 もう日新報道は倒産したので、このことを遠慮なく言えるようになった。また、いくらデマだとか騒いでも、出るところに出れは証拠がものをいうのだ。 

 

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# by ruhiginoue | 2018-09-27 16:38 | 経済 | Trackback | Comments(0)